獣人王のお手つきが身ごもりまして

juujinou no otetsuki ga migomorimashite

獣人王のお手つきが身ごもりまして
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
79
評価数
23
平均
3.6 / 5
神率
21.7%
著者
稲月しん 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
柳ゆと 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥657(税抜)  
ISBN
9784576191546

あらすじ

恋愛結婚、そして家族に憧れを抱く城の従僕・ロイ。だが舞踏会の夜、獣人の国の王・ゼクシリアに見初められて一夜を共にしたことから…。
書き下ろし後日談&描き下ろしイラスト増量で、大人気電子限定作品☆文庫化!

表題作獣人王のお手つきが身ごもりまして

ゼクシリア、番を探す獣人国デルバイア国王30
ロイ、シャウゼ王の王城務め従僕17

その他の収録作品

  • 獣人王のお子様が生まれまして
  • あとがき

レビュー投稿数4

逃げられて追いかけて捕まえて。

 まずは電子のみでの発売のこちらの本。
ちるちるでの高評価を見て、もう何度電子デビューしちゃおうかと思ったことか。
でもきっと紙でも出るはず、と待っていてよかった。

 攻め様は獣人国の国王であり狼の獣人ゼクシリア。
20歳の時、番である7歳のロイを見つけてしまい、見失ってからは探し続けていて、今回妃探しと称して訪れた城でロイを見つけ出す。

 受け様のロイは家族に憧れを抱いていて、運よくお城での仕事に就けるも、あまり要領のいいタイプではない模様。
ゼクシリアの為の舞踏会では扉を開ける、という仕事の最中にロイの気配に気付いてやってきたゼクシリアに、「お前を妃に」と指差されてそのまま部屋へと連れて行かれてしまう。

 ゼクシリアは、「愛している」と何度もはっきり伝えているし、甘くあまーく接しているのに、身分の差もあって、ロイは゛お妃ごっこ゛だと頑なに思い込んでいるので、少しもロイに真実の想いだと伝わっていない、というね…。
 このすれ違いっぷりがとても面白かったです。
ゼクシリアの真意が伝わらなさすぎて、思い込みがあるとここまで違う方向に受け取るのか、ロイ。
3日の滞在期間のみのお妃ごっこだと思い込んでるから、本気にしないように、と頑張って解釈するのが、なるほどそうきたか、と苦笑しかなかった。


 こちら受け攻め両視点なので、ゼクシリアのうかれっぷりもかわいかったです。
浮かれすぎてて、「愛してる」は言っても、「ついて来て欲しい」とは言ってないから、一度は手に入れたと思ったのに逃げられる。
 次に抱きしめた時は、慌てすぎて狼から人間になる時に服を構築し忘れて、素っ裸で抱きしめてしまい、ロイの母親に「変態」と殴られてまたしても逃げられる。
 
 やっと落ち着いた状況で話し合う時も、「手か足か目か…好きなのを選んでくれ」とか、ゼクシリアってば言葉が足りな過ぎだよー。
お互いに愛してるが伝わって、あーやっとだよ、と思ったのも束の間、すぐに退位とか言い出してロイを慌てさせちゃって、この辺のやり取りも楽しくて大好きです。

 

 子供が生まれた後の後日談も、ゼクシリアと息子でのロイの取り合いが微笑ましくて最後まで楽しく読めました。

3

思い込みは危険です

今回は番を探す獣人国の国王と結婚宛を探す城の従僕のお話です。

天涯孤独の受様が攻様の後継問題に巻込まれながらも幸せを掴むにまでと
子供が生まれてからの2人の後日談を収録。

受様の両親は薬師です。研究心が強く、いい薬があると聞けばどこにでも
行くために、受様は7才の時に王都で商人をしている叔父に預けられます。
叔父には子供がおらず甘やかされて育ちますが、仲の良かった両親が近く
にいない寂しさを拭えず、結婚に強いあこがれを抱いていました。

さして成績もよくなかった受様は、進学せずに運よく城の従僕となります
が、要領のよくない受様には重要な業務は回ってきません。しかもずっと
城で働く覚悟のない者は20才前後で結婚退職することを迫られるのです。

勤め始めて3年、残り時間は3年を切り、受様に持ちかけられる縁談も多く
なりますが、女性を食べさせる経済力や甲斐性のない受様の相手は男性
ばかりです。出来れば好きな相手と結婚したいと思い、告白されて付き
合ったこともありますが、受様が恋をできず結局は振られていました。

そんな時、城で働く女中に結婚相手の理想だと大国デルバイア国王の精緻
な肖像画を見せられます。この姿絵をみた人は皆が国王に恋をすると評判
らしく、受様も肖像画に感じた事の無いほど胸が騒ぎます。この国王こそ
今回の攻様です♪

攻様の国デルバイアは大陸一の勢力を誇る国です。獣の魂を持ち、人間姿
の他に獣の姿ももつ獣人の国でもあります。女中によると獣性は家系によ
り、一族の血を保つために同族か、確実に一族の子を産む人間を伴侶に
するのだそう。

その為か攻様は妃探しで諸国を回っていて、近くこの国にも来るらしいの
です。きっと盛大な舞踏会があるからひとめでもお姿を見られればいいと
溜息をつく女中に受様も深く頷きます。

攻様の訪問が正式発表されると、王都に外が集まり、大きな市がたちます。
攻様の姿絵も人気で、受様は銀細工のペンダントに仕掛けられた精密な姿
絵を手に入れました。微笑む攻様を見るたびに受様は心が浮き立つように
なります。

そしてとうとう攻様が来訪し、国中の女性が集まり舞踏会が開かれる日と
なります。当日受様は会場へ続くの扉を通路側に開く係となり、攻様を
見る機会には恵まれそうにありません。

がっかりする受様に、扉に立つ警備兵は軽口で「攻様ならこれと指さし
たら断るヤツなどいない」と揶揄しますが、「では指さしてみるか?」
と近くから声がかかります。

受様を指さし、警備兵を真っ青にさせた人物は、2人が話していた攻様
その人だったのです!! しかも攻様は受様に「見つけた。もう逃がさない」
「お前は私のものだ」と言ってそのまま貪られてしまうのです!!

獣王のお手付きとなった受様に待ち受ける未来とは!?

本作の初出は電子媒体のシャレードパール文庫ですが、今回は後日談番外
を追加して紙版のシャレード文庫としてお目見えしまです。

獣人と人間という種族の違いを絡めながら、思い込みと勘違いですれ違う
2人の恋を両視点で描いたドタバタラブコメディになります♪

攻様は狼の獣人ですが、獣人にとって自分の伴侶となる番は何よりも大切
な存在です。雌雄関係なく本能が指し示すその相手と出会ってしまったら、
どんな獣人でも抗えません。しかし人間の本能は獣人ほどではないのです。

実は攻様は王太子たった20歳の頃、諸国を回った際に7才の受様を見かけ、
受様が自分の番だと確信します。そこで受様の両親に結婚の申込をしたの
ですが、幼い息子への求婚は2人にとって怪しすぎ、親子はその地を去って
しまうのです。

以来受様を探し続けた攻様は、見つけた受様を妃にして連れ帰る事をもう
決定事項として振舞いますが、浮かれ切っていて受様には何も告げないの
で、受様は自分達の関係を攻様の気まぐれ、お情けで抱いてもらったのだ
と思い込むのですよ。

そんな2人の最初のズレが、徐々に大きなすれ違いとなっていき、受様は
攻様に捨てられたと思い込んで城を出てしまいます。叔父には王である
攻様から逃れるなら受様の両親のいる国に向かうへと助言します。

そうして受様は海路で両親の元を目指し、攻様は必死に受様の足跡を追い
かけて、国をまたいでの逃走劇へと発展します。その間に受様の懐妊が
発覚したり、受様が叔父の元に預けられた真相が明かされたり、受様が
誘拐されたりと、ハラハラ&ドキドキが止まりません。

2人に可愛い仔狼が誕生するまでたいへん楽しく読ませて頂きました♪

獣人の攻様はわりと本能というか、自分の感覚に則って行動しているので、
人間である受様には攻様の言動の真意が全く伝わりません。その上、攻様
は言葉も足りなすぎて、受様は自分の思い込みにも気づかないので、さら
にややこしい展開を招くというドタバタな展開がすごく面白かったです。

両視点でそれぞれの考えや思いが読めるのも、さらに読者のワクワクを
増し増ししてくれた事は間違いないかな。

電子版は読んでいないので違いは判りませんが、文庫化にあたって後日談
が描き下ろされています。受様を巡る父と子の攻防が楽しいです。

今回は受様の妊娠・出産モノから小中大豆さん『狐宝 授かりました』を
ご紹介作とします。こちらは受様が攻様の力で妊娠しちゃいます。

3

すれ違いもほどほどが

ちょっと攻めと受けのすれ違いっぷりに疲れてしまいました。

電子の方には最高なレビューが多いのですが、わざとらし過ぎて途中飛ばしたくなりました。
クスッとなる前にどうしてもシラけ気味になります。

それから親の愛情よりも親がロイを危険な目に合わせたようにしか思えませんでした。
母親のキャラが最後まで好きになれなかったです。

ようやく再開してからの展開が良かったので、それが無かったら中立になったと思います。

産まれてからのゼクシリアと子供のやりとりが1番面白かったです。

4

わんわんの番

タイトルが気になっていて、ようやく手に取ってみました。可愛いし面白かったけど、王道かなと思ったので萌にしました。なりふり構わない王様が好きだわ。本編240Pほど+後日談24Pほど+あとがき。もふ好きな方は良いかもです。

シャウゼ王国の王都で、王城に勤めているロイ。そんなに頭が良い訳ではないので、雑用が多く、とても女性を食べさせていくだけの甲斐性はなさそう。男性の比率が多いこの国では、男性が嫁に行くことも珍しくないので、20歳ぐらいまでには結婚退職をとなるのですが、まだ誰にも恋したことがなく、戸惑っています。そんなある日、一番の勢力を誇るデルバイア王国国王がお妃探しにこの国にくると聞いて・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受け両親(薬師)+叔父、ガスタ(攻めの国の将軍)、ラグラ(侍従)、その他諸々。ガスタが面白そうだったんだけどな。もう一押し。

++好きだったところ

強いから王様になるという仕組み。だから攻めは王様として優れているか?というと、そうではない気がします。全ては番である受けの為!素晴らしい。王妃になれないと言われると、「退位の準備する」には大笑いしましたよ。国王様、そんなあっさり国民見捨てないでよ。

それだけ番の存在が大切だということで、最初っから最後まで一ミリもぶれずに、受けを溺愛しています。ちょっと言葉が足りない故に、受けがさっさと城から出て行って、ついでに海の向こうの国まで、親を訪ねて行ってしまうなんてすれ違ってしまったものですから、まあ大変。必死に追いかける追いかける。なりふり構わず追いかけてもらえるなんて、幸せですよね・・・

受けはぽややん天使ちゃんという印象。小さい頃大好きだったわんわん(=攻め)に愛され、子供も産まれて幸せいっぱい!というハッピーなお話でした。受けに一癖か二癖あれば、ちょっと違った印象のお話になったのかも。あと叔父さんが将軍と知り合っていたのとか魔術使いそうな件ってスピンオフにならないのでしょうか?そっちは癖ありそうだったので、楽しくなりそうな気配なのにな。

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