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黒猫に変化する謎の美青年×召喚された勇者の、異世界ケモ耳ラブ!
成瀬かの先生の作風にみずかねりょう先生の挿絵、
最高です♡
前作にもチラッと出てきた楓の双子の兄、響のお話。
楓のあとで響も召喚されておりました。
響は響で思うところがあり、楓に対して過保護になっていたんですね。
黒猫ちゃんの正体はまさかの魔族の皇子!
クロムからの熱い気持ちを受けいれた響。
本来の魔物の姿になった響のツノを“思わせぶりに”なであげ「クロムのアレみたいだな」
なんてこと言うんだ響よw
双子だから同じ顔なんだけど、楓のウブさと対照的でおもしろかったです。
痛くなく、本来はかっこい系のクロムがニャンニャン甘えちゃうのがかわいいお話です♡
なるほど!続きがあっての楓編だったのかな?
楓編では説明が足りなかった部分を補えました。
響編では楓の一ヶ月後に響が勇者召喚されて、なんと楓と同じ異世界に来てしまいます。
響はイヤーカフで言葉が通じて、王や使用人や武官など気が休まる時はなかったですが、くろにゃんと名付けた黒猫が癒やしてくれます。
毎日会いに来てくれたり、魔術書を持ってきてくれたり。
なんか響の方は待遇良くない?と思っていたら、こちらも危険で。
くろにゃんがなんと猫耳尻尾の黒髪の青年で、響を助けてくれます。
クロムという名前のようで、響に甘えたり嫉妬して抱きしめて担いでさらったり、いいですね!
双子は異世界で再会できます。
やっと響の影でなくなった楓、いきいきして堂々として伴侶もみつけていて。
響の焼きもちも面白かったですがクロムの嫉妬が萌えました。
響なりに楓に罪悪感があり守ってきたつもりだったんですね。それが楓にとってどれだけ心を折ったかやっと反省して。
女神にも事実を知らせて平和になるかな?
響編も盛り沢山でした。
クロムが本来の姿だと性格や態度がどうなるのか知りたかったです。
響の言ったことを覚えていて指輪や姿や、健気ですね!
なんと言えば良いのだ?このスッキリしない感じ。
スッキリとわかった事は、親が変って事。
だから、双子の間にあるわだかまりみたいなものは、ちゃんと言葉にすれば良かったのでは?
せっかく異世界に来たのだから、お互いへの想いみたいなのを理解し合っとけばいいのに。と、思った。
せっかく魔族の皇子と恋仲 (古臭 笑)になったんだからそっちの国の食文化?笑 を知りたかった?というか、くろにゃん要素が無くなったクロムそのものとのその後はどんなんだろう。
うーん、完結したのか。
まぁ、仕方ない。めでたしであろうから。
読んでよかったー。これほんとは『黒獅子パパの恋つがい』と上下巻(前後編)でちょうどいいのではないかな、というくらい伏線回収の一作でした。
ただ雰囲気は、こちらは『獣の理』がお好きな方におすすめ。それでたぶん前述の本編は『僕の悪魔-ディアブロ-』が好きな方に。
ルビー文庫にラブ増量なのでファンタジーが割りを食っていますが、通して読むととくに、ディテールが知りたくなります。だって世界はやっと広がり始めたところなんですよー。まだまだ描かれないエピソードがあるはず。続くならきっとこんなふうに、と楽しい想像をしながら、うつくしいイラストを眺めました。
「黒獅子パパの恋つがい」の続編という事で、とても楽しみに読みました。
うーん私的には前回の方が萌えました。クロムが殆ど黒猫の姿で、響との会話か中盤まで無かったからかもしれません。
響は最初から人族の勇者として登場していて、周りは信用ならない人物ばかりなので、ずっと緊張感を強いられていたので、今作はラブ度がかなり少ないです。
前作の伏線を回収しつつあの長さで終わったのは見事でした。ただまだ魔族の世界には到着していないし、そこで響がどう暮らして行くのかも分からないまま終わったのが残念でした。
獣人と魔族の友誼はどうなったとか、人族は本当に女神との約束を守ったのか、響はずっと異世界に留まったのか続編を希望します。