電子限定おまけ付き
部長や部員たちのリア充アレルギーがすごい共感できる。榎木の卑屈さもわかる。
学校一のイケメン坊主、白滝。誰も寄せ付けないオーラを出して高慢な態度で。
でも新しい扉を開きたかったんだよね!
優しい榎木と仲良くなって、毎日が楽しくて。
白滝の家族をバラバラにしたくない努力が、肩を痛めて野球ができなくなり、親も結局離婚して姉弟もバラバラになってしまって。
諦めてしまった白滝。新しいことをしてまた失敗するのが怖くて。
でも榎木はどんな白滝もすごい、カッコいいって。何にも無駄じゃないって受け止めてくれて。
部長も榎木を…。踏み出せなかった部長に対して白滝は榎木にぶつかっていって。
本当に憎たらしい生き物だよ、リア充というやつは
なんかガンダムに出てきそうな言い回しですね!
意外とスキンシップは榎木がピシっとしてて。
でもとうとう…。榎木の努力の方向が!
野獣と羊ですね。でも羊は野獣とのエッチしか知らないから、これからも♡
体格差がかわいいカップルのお話でした。硬派な攻めとピュアな受け、ライバルも「いいやつじゃん」となる、悪い人が出てこなくて安心して読み終われました。中盤以降に、攻めのバックボーンがちゃんと見えてきて、序盤の思わせ振りな描写がクリアになるのが読み物としてよかったです。受けが眼鏡をはずすと美少年!というのはベタですけど面白いですね。表紙の時点で美少年なのはわかっていつつもいいギャップでした。部活の仲間含めてみんなかわいい作品です。
将来有望な野球少年だったが肩を故障したことで
野球を辞めてしまった白滝と
電子技術部でリア充とは無縁の榎木のお話。
本来ならばまるで接点がないであろうふたり。
榎木が新入部員を募るビラを
ぶちまけてよかったなあ…
と、読み終えてからしみじみ思いました。
榎木に心を開いてからの白滝の表情が
かなりの萌えポイント。
仏頂面で「フーン」なんて言ってたのに…!
榎木の純粋さはすごいってことだな、と。
オタクで全然顔が見えないのに
眼鏡を外すと実は顔がいいっていう
お決まりのパターンも気にならないほどに
甘酸っぱい青春を楽しませてもらいました。
新しい世界が見えた
ってか
世界が新しくなったみたいだ
このシーンが好きです。
こんな風に白滝を思わせた榎木もすごいし
素直に口に出して表現した白滝もすごい。
本当に良い作品でした。
湯煎さん三冊目!
やはり光の受けは不動!v
今回も真反対の二人の凸凹コンビではありましたが、
全く違うパターンで、
三度きゅんきゅんさせられましたv
榎木くんはきらきらまっすぐ、
白滝くんは眉間にシワよりの挫折経験者。
そんな二人がどんなふうに重なって距離を縮めていくのか、
その過程が優しく丁寧に描かれていて、
どきどきしつつ違和感なく読破!
榎木くんの嫌味のない素直さに、
白滝くんならずとも惹かれるはず!
そしてゆっくりと解れていく白滝くんの変化に、
良かったねと作中のミミ子さんの気分に!
読後感の良さは相変わらずで、
やはり私は湯煎さんの作風は好きなんなんだなと実感。
気になるのは青葱部長と湯豆腐先輩v
……ねぇ、気になりますよねv
今作も、私的には文句なく「神」評価であります!
初々しくてかわいい、高校生の初恋話。
昨年出た本だけど、積んで埋めていたわけじゃない。
このカバーイラストの雰囲気だと、多分、絶対好きなタイプの作品っぽいのに、なんで去年見落としてたんだろうって不思議に思うくらい、かわいくて、よかった。
外見や、人の噂に惑わされて、住む世界が違うって思い込んでいたような相手と、それでも素直な心で、ゆっくりと近付いていく。
いろいろ考えちゃうことはあっても、それでも好きになっていくのは止められない。
最近、あんまりBL読めてなかったけど、こんなかわいいお話読むと、やっぱりBLいいなって、癒される。