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表題作ラスト・オメガバース

犬飼 領,α,生命保険会社専務
綾瀬 勇太郎,Ω,ゲイAV男優

その他の収録作品

  • その後(描き下ろし)

あらすじ

人類最後のαとΩ
[この恋は運命?それとも本能?]

α・Ωという性が絶滅して100年―――。
すでにαやΩは、教科書で習うだけの存在になっていた。
そんなβだけになった世界で、突然変異で生まれたΩ・綾瀬と、同じく突然変異のα・犬飼は運命的にめぐり逢ってしまう…。

そうとは知らず惹かれあい、これまで感じたことがないほど犬飼に激しく欲情する綾瀬。
けれど、初めて身体を繋げようとした夜、“それ”は起こって―――!?

この身体を支配する感情は、「恋」なのか「本能」なのか…?

ままならぬ性欲と純真な恋が絡み合う、ドラマティック・ラブ!

描き下ろし収録

作品情報

作品名
ラスト・オメガバース
著者
晴川シンタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801968349
3

(72)

(9)

萌々

(14)

(26)

中立

(14)

趣味じゃない

(9)

レビュー数
11
得点
193
評価数
72
平均
3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数11

設定に粗はあるものの……

シンタ先生の描くオメガバースということで、連載時より拝読しておりました。

オメガバースが衰退した時代という、珍しい設定。
それが故なのでしょうか、設定に粗が目立ちます。
例えば、薬のこと。
地球上からαやΩが消えたのに、何故 抑制剤が製造されているのか。
本当にこの2人がα・Ωの最後の1人なのか……
(作中では曖昧な表現がなされており、「他にもα・Ωがいてもおかしくないのでは??」と思いました)

しかしながら、先生の画力に魅せられ てしまうことも事実です。
特に犬飼が回復してからのSEXシーンの2人の表情からは、互いに求め合い、惹かれ合う様子が伝わってきます。

総合評価で「萌×2寄りの神」としました。

2

好きな気持ちを信じていいのか

人類最後かもしれないアルファとオメガの出会い。
アルファとオメガの気持ちは、本能なのか本心なのかという問題がありますね。
心で好きなのか、本能で好きなのか。
私としては、どちらでもいいのではないかと思います。
きっかけは何であれ、今相手を好きならば、その気持ちを大切にしたらいいのに。

このふたりの出会いは確かにオメガバース性が引き合わせたのか知れないけど、今は相手のことが好きなんだからいいんじゃないかと思うんですけどね。

現在の人類では絶滅したと思われている、アルファとオメガの研究が行われているなんて驚きでした。人間は絶滅しようとしている種族を守りたいという本能があるようです。
なんだかんだで、主人公の犬飼は子供を作る能力が下がってしまうんですけど、これは良かったのか、どうなのか、悩むところですね。
本人が喜んでいるのなら、いいのでしょうか。

運命に抗おうとする恋愛。
今まで孤独な気持ちを抱えていた二人が幸せになればいいなと思いました。

1

オメガバース初心者としてレビューします

オメガバースはずっと避けてきましたが、晴川シンタ先生が大好きで、手を伸ばしました。

他の方のレビューを見ていると、
オメガバースをよく分かっていない自分だからこそ
萌2と高め評価なのかなと思いました。

世界観に関して無知な自分でも、
やはり薬やラストについてはちょっとモヤるところはありました。
でも、自分的には醍醐味と考える、”αだから、Ωだからという葛藤”は
きちんと表現されていたと思います。
エロも晴川シンタ先生らしい感じで好みでした。


つきましては、『お前の前で泣くもんか』を始めとした
晴川シンタ先生の作品が好きで、
オメガバースに詳しくない という方には、おすすめです。

7

ハピエンでよかった

せぱ恋で萌えたのでこちらも~~~~っと読みました♥
ドラマティックな表紙!高まる期待感♪(*^^*)

…………んん?
人類最後のΩとαの設定に引かれたのに
けっこう普通のオメガバ作品で拍子抜けしちゃいました。
辛口でゴメンなさい。

ちょっとだけネタバレをすると…………
βだけになった世界で出会った二人が本能か恋かと思い悩み、
すれ違い、最後に結ばれるストーリーです。
更にネタバレですが、子どもは生まずに終わります……
えっ?!人類最後のΩなのに?って思った人いません?
私はそこが残念でした。

セリフもよくあるオメガバ作品と同じ印象だけど
晴川先生の綺麗な絵で最後まで楽しめました♥

2

全体的にフワッとしてる

人類最後のαとΩー。
と、α性やΩ性が100年前に絶滅した世界で、唯一存在するαとΩの二人が主役となるお話です。

個人的にオメガバースが大好きでして、もう「人類最後のαとΩ」ってだけで、なんてロマンチックなの!とうっとりしちゃうんですよね。
が、期待値が高すぎたせいか、なんかイマイチ乗り切れず・・・。

何だろう。
全体的に、フワッとしてるんですよね。
こう、設定が雑。
そして、二人の苦悩なんかがどシリアスに描かれてるんですけど、それが暴走気味。
私は置いてけぼり状態なので、共感も萌えも少ないのです。
う~ん・・・。
ストーリーなんかはすごくロマンチックで、目の付け所が素晴らしいと思うんですけど。


ザックリした内容です。
100年前にαやΩが絶滅し、βのみが存在する世界。

そんな中、突然変異でΩとして生まれてしまった青年・綾瀬が主人公。
高い抑制剤を購入するため、ゲイ向けAVのネコ男優をしてるんですね。
で、普通の恋をしてみたいと願う彼の前に現れた、強く心を惹かれる男性・犬飼。
彼もまた、突然変異で生まれたαでー・・・と言うものです。

こちら、萌え処ですが、激しく惹かれ合う二人の「恋」か「本能」かという苦悩になると思います。
二人が二人とも強く惹き付けられ、会えば相手を求めずにはいられないんですよね。
しかし、それはαとΩであるが故の本能でしか無いのかー。
悩み迷いながらも懸命に自身の気持ちと向き合う二人には、心を打たれます。
あと、犬飼の綾瀬に対する、深い愛情にもグッとくるものがある。

ただ、こちら、設定が雑なんですよね。
えーと、すでにΩが存在しない世界で、何で抑制剤だけは存在するのか?
最初は闇ブローカーみたいのが居るんかなぁと思ってましたが、どうも妹から(購入して)貰ってるみたいなんですよね。
じゃあ、何故必死で薬代を稼いでいるのか。
妹は製薬会社(研究所)勤務とは言え、どこから手に入れてくるのか。
そもそも、妹が兄の為にと開発したΩをβ化する薬。
会社に隠れて、そんなすごい薬って作れるものなん?

あとですね、綾瀬への愛を証明する為、犬飼はこの薬を飲んで昏倒します。
βになっても、君への想いは変わらない的に。
ここでのオチが、良く分からない。
結局はαのまま生殖能力のみ無くなっちゃうって、最悪のパターンの気がするよ。
ここは、βになったけどやっぱり気持ちは変わらないか、αのままだけど、あるがまま受け入れようでしょ!
二人の間に可愛い子供が出来て、幸せなラストでしょ!!
いや、単に私の好みだけど。

う~ん・・・。
なんか、なんか、二人の苦悩なんかが上滑りしてて、面白い設定だし感動的なお話なのに、乗り切れないんですよ。
でも、設定自体は斬新だし、とても素敵なラストなので「萌」で。

10

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