狂おしく愛を求めるトライアングル・オメガバース、ついに最終巻!

エリートΩは夜に溺れて Last night

elite omega wa yoru ni oborete

エリートΩは夜に溺れて Last night
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×27
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
86
評価数
22
平均
4 / 5
神率
40.9%
著者
篁アンナ 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
価格
¥780(税抜)  
ISBN
9784040657202

あらすじ

今までに感じたことのない強い発情が訪れ、理性を失ってしまう雪代。
柊も雪代から放たれる強いフェロモンに理性が飛びそうになるも、何とか耐えようしていた。

2人を救おうと部屋に駆けつけた藤だったが、柊は雪代のうなじを噛んでしまい――…!

理性と本能に揺れるオメガバース・オフィスラブ、
ついに完結!

表題作エリートΩは夜に溺れて Last night

五月女藤(β)会社員・五月女グループ三男
雪代環(Ω・28歳)統括部長

同時収録作品エリートΩは夜に溺れて Last night

柊桜花(α)副社長
雪代環(Ω)統括部長

その他の収録作品

  • After story(描き下ろし)
  • 「ドラマCD内容紹介」(描き下ろし)
  • エリートΩの世界 Q&A Ⅰ- II

レビュー投稿数4

良かったです!!

α.β×Ωのトライアングルオメガバース、完結巻です!

βの藤がたどり着いたところで待っていたのは発情した雪代と、その運命の番である柊。3Pに突入するも、雪代のヒートに当てられた柊はうなじを噛んでしまい…!!という風に物語は進んでいきます。

私はどちらかというと藤派でしたのでこの展開には「まじか……」とかなりのショックを受けていたのですが、結果的には番が成立せず、雪代は藤と過ごすことになり、運命に流されず好きな人と一緒になるというハッピーエンドだったので良かったです。

ただ、柊も本気で雪代のことを想っており、雪代の気持ちを尊重するために身を引いたので、どこかで良い人と巡り合い幸せになってほしいなぁと思います。

後半、結構早足で話が展開し、特に五月女家のいざこざの辺りは台詞も多く、「番成立してなくて良かったね〜!」というテンションを引きずったまま読むと情報処理が追いつかなくなりますが、藤は家族に認められ、柊も家族を再建し、新しい生活を送れることになったので、理想的な形で終わったのではないかと思います。

私事ではありますが、初めて購入した商業BLがこちらの作品で思い入れが強かったので特装版を購入しました。CDも大ボリュームで、嫉妬する雪代が可愛かったです。最高でした!

既に書いてる方もいらっしゃいますが私もデルフィが好きなので是非柊とのスピンオフを出していただきたいです。

2

β×Ω≠運命

よかった!
ハッピーエンド万歳‼︎

〝運命の番〟と〝好きな人〟との狭間で揺れるΩ……
ようやく、この葛藤に終止符が打たれます!


発情した雪代と理性が飛びそうな柊。
そして、雪代を助けようと走る藤。
この3人がどうなるのか……というところでしたが、
藤が駆けつけるともう雪代に理性はなく、
柊を求めて乱れる姿が⁉︎

柊に誘導され、そのまま3Pに突入しますが、
藤の呼びかけに意識を取り戻す雪代。
しかし、強いフェロモンに当てられた柊は、
雪代を噛んでしまい……


雪代は藤のことがずっと好きでした。
だけど、Ωの人生に藤を巻き込みたくない雪代は、
藤を諦めて運命に身を任せることにしたのです。

正直、3P展開はいただけませんでしたが、
雪代と藤の告白にはグッときました。
もっと早く何とかならなかったのかという気もしましたが……

しかし、βではΩの発情を抑えることはでないので、
まさかこのまま柊と番に⁉︎と心配しましたが、
結果的に柊は雪代を番にはしませんでした。
ここは本当にホッとしたし、
初めて柊をいい奴だと思いました^^;

藤を不幸にしても側にいたいと願う雪代と、
たとえ離れ離れになっても雪代だけを想い続けるという藤。
2人の愛の大きさを感じました。

Ωとしての人生、βとしての人生……それぞれを受け入れ、
なおも共に生きようとする2人の気持ちに胸が熱くなります。

柊家族にも新たな希望が生まれ、藤も思い切った行動に出ます。
皆が新たな人生を歩き出す終盤の流れは、
とても素晴らしかったです。

五月女ファミリーも藤を認めていて、
とてもいい家族じゃないか!と思いましたし、
柊の秘書・デルフィも素敵でしたね^^

ラストの、『運命が勝手に決めた番と出会うことより、
自分が好きになった相手に好きになってもらう事の方がよっぽど尊い奇跡だと思う』という雪代の言葉……

最高に胸アツでした(´ω`)

ただ、ちょっとセリフが多過ぎたのと、
若干の駆け足感はありました。
でも、それを差し引いても素晴らしい完結編だったと思います。

優しくて誠実な藤と運命に抗う強い雪代だから、
この先もずっと一緒にいられるんだろうと思いました。

とにかく、ハッピーエンドで本当に良かった!
篁先生、素敵なラストをありがとうございました‼︎

5

甘々の大団円

『エリートΩは夜に溺れて side α』→『エリートΩは夜に溺れて side β』に続く3巻目にして完結編。タイトルが『Last night』というのがなんともおしゃれです。

Ωであることを隠し自身の努力でαにも間違えられるほどの結果を出し続けてきたΩの雪代。
雪代の苦悩と孤独に、高校生のころから寄り添いずっと支え続けてきたβの藤。
大企業の副社長で、雪代の運命の番である柊。

雪代は運命の番である柊を選ぶのか、それとも愛している藤を選ぶのか―。

Ωという性に振り回されてきた雪代。
の姿が「side α」で描かれていますが、βである藤にも、そして何でも持っているスパダリ・柊にも、それぞれ家族との軋轢や葛藤を抱えていて、シリーズ通して非常に読みごたえのある作品でした。単純に雪代を奪い合う、という展開ではなく、家族愛とか、人を愛するということの奥深さがきちんと描かれています。

雪代が主役のお話…、かと思いつついましたが、この作品の主役は藤ではなかろうか。オメガバースものではα×Ωがメインになりがちでどうしてもβは脇役になることが多い気がしていますが、『エリートΩは~』はβの存在が大きく描かれるという斬新なストーリーだったように思います。

柊にしろ、藤にしろ、雪代を愛する想いは本物で、それ故に彼らが雪代に向ける行動が非常に男前でした。自分の愛情を雪代に押し付けることなく、雪代のために自分に何ができるのか。そんな彼らの深い愛情にぐっと萌えが滾る。

が、攻めさん二人が男前だったがゆえに、雪代の魅力が若干薄れてしまった感も。「side α」で非常に男前(精神的に)な男性として描かれてましたが、そのイメージが巻数を追うごとに薄れていってしまったのが残念と言えば残念でした。

さらに言うと、藤、柊の2人がそれぞれ自分の家族と和解するシーンがありますが、そこが若干駆け足というかご都合主義な感じがしてしまったのも否めない。

個人的に、柊の部下であるデルフィがすごく好きで、彼メインのスピンオフを描いてほしいな。傷心中の柊とラブラブなお話なんてどうでしょう、篁先生。

1

幸せになることを諦めない!それぞれの選択とは。

一読して、ダメだこりゃ。と、放置してたんですが、改めて。一巻から通して読み直してみれば、やはり評価は上がります。
前巻「side Ω」で見通せた様に。予定調和なラストであると言わずにはいられません。確かに運命に抗う、所謂「愛は勝つ」エンドにそりゃなりますよね。と、何だか天邪鬼になってしまう。柊にはデルフィー当てがっときゃいいっしょ。と、言わんばかり。
さらにさらに。運命に抗えないんだから仕方ないとは言え、あの清廉な雪代が「孕ませて…」なんて言うのをみた日にゃ目も当てられません‼︎ いくらヒートで正気を失っているとはいえ、普段使わない言葉を吐くかね?この時、意外にも朦朧としながらも理性が勝っていたのは柊の方で。彼は救けに駆けつけた藤を煽って、とうとう3Pに及ぶのですが。それもこれも愛する雪代を守らんが為。ヒートを起こして治らない雪代の身体を想っての事だったんですよね。そうまでして、雪代への愛をある意味全うする柊。彼はその目で確かめたかった。愛情が、運命に勝つことを。それはすなわち、自分の恋が叶わないということ。
「俺は噛まない。君だけは絶対に。」
こんなに哀しい愛があっただろうか。

自分たちの恋だけに必死だった様に見えていた雪代と藤でしたけれど、柊やその母エリカさん達の登場で、少しずつ少しずつ自分を受け入れ、成長を遂げるというサイドストーリーにもなっていて。特に後半は怒涛の様に藤が成長して行きます。彼は優秀なα一族に生まれたβで、子供の頃から優秀な兄達に勝てないと卑下していた。けれどそんな家族に疎まれていた訳では無く、ちゃんと愛されていたんですよね。父の言葉を聞こうともせずに心を閉ざしていたのは自分自身。藤のお父さんがいい。息子達の良いところをそれぞれに認めていて。優秀な兄達に張り合う必要など無い、と言っていて。藤の優しさと誠実さをそれこそ早くから認めていたんですよね。双子の兄達もこの末っ子に甘い。桔梗と菫なんていう女性みたいに花の名前を冠した美形の兄達のスピンオフが読んでみたいです。双子なのに性格も雰囲気も違う彼等。リーダーシップを執る桔梗。冷静で参謀役の菫。彼等にも是非運命の番いに出逢って欲しい‼︎

「幸せになることを諦める人じゃないから」
Ωという運命にあらがい、エリートであり続けて強く生きてきた雪代の生き方を尊重して離れる柊。そんな強い人だからこそ、困難でも共に生きると誓った藤。
「自分が好きになった人が自分を好きになってくれることの方が、よっぽど尊い奇跡だと思う。」などなど。陳腐かもしれない、当たり前かもしれないストレートな台詞がバンバン続くラスト周辺の数ページもジワリ来ます。

皆んな 柊 × デルフィー を推してるっぽいけど。そんなご都合主義はわたし的にはノーかな。
篁先生のインタビューによると、デルフィーは「強い忠誠心があり、敬愛はしているが恋愛感情はありません。」と書いていて、ちょっとホッとしていて。本編中の過去編、幼ない桜花さまを託されたデルフィーは結構年上の筈。もちろん「歳の差なんてBL」が数あるのは承知の上ですけども。願わくば、柊にはαの優秀なお嬢様と結婚していて欲しい。おめでたい席で実の父親より号泣する育ての父デルフィーを見てみたい。「ああ、あんなにも小さくお可愛いかった桜花さまがご立派になられて…。」とか言って、盛大に泣いてて欲しい。

本作だけ読むよりも。ちょっと大変かもだけど、是非最初から一気読みして頂きたい。おさらい読みすると、ラストへ向けての小さなヒントや彼等の成長へのきざしがそこかしこに散りばめられていることが分かるので。シリーズ全体を通した評価にさせて頂きます。

2

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