インモラル・バディ~刹那の恋人~

immoral buddy

インモラル・バディ~刹那の恋人~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%
著者
真宮藍璃 

作家さんの新作発表
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イラスト
鳥海よう子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
価格
¥649(税抜)  
ISBN
9784775529195

あらすじ

こうした場で私を階級で呼ぶのは、
できればやめてもらってもいいだろうか?
今は仕事の場ではないし、人は裸になれば対等だろう?

警察署の刑事課から警視庁公安部に異動したばかりの新米捜査員の真木は、警察庁警備局のキャリア官僚である久慈と秘密の関係を結んでいる。

三年前、真木の恋人が謎の死を遂げた。
その真相を知るために、真木は久慈に抱かれているのだ。

久慈の策にはめられて始まった関係とはいえ、抱き合えば普通に快感を覚えるし、繰り返される濃密な行為に我を忘れて溺れてしまうこともあり──。

表題作インモラル・バディ~刹那の恋人~

久慈幸四郎、警視庁警備局のキャリア官僚
真木聡史、警察庁公安課に異動した新米捜査官

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

危うい関係に萌えまくり~!

恋人の死の真相を追い続ける公安捜査員と、協力の見返りに身体の関係を求めるキャリア官僚。
スリルあり、サスペンスあり、エロありと言った、シリアスでちょっぴりほろ苦い警察ものでした。

で、事件の真相だったりと、警察サスペンスものとしてもかなり面白いんですけど、人間ドラマとしても面白くて。
作者さんも書かれてますが、主人公である新米捜査員に、未亡人感があるんですよね。
亡くなった恋人を思い続ける事で、彼の時間は止まってしまって的な。
あと、一度ならず(テロで家族を亡くしています)失う怖さを知っている為、臆病でもあって。
今作で一番萌えたのが、そんな主人公の時間が動き出す事なんですよね。
少しほろ苦くもあるけど、生きて行くってこういう事だと思う。
ちなみに、攻めの方もなかなかのキャラでしたよ。
食わせ者なんだか、情が深いのか、はたまたただのスケベなのか。
いや、全ての気がするな。


ザックリした内容です。
三年前に謎の死を遂げた恋人。
その真相を探る為、一人でずっと追い続けているのが、公安に異動になったばかりの新米捜査官・真木。
彼は協力の見返りに、キャリア官僚で上司でもある久慈と、身体の関係を結んでいるんですね。
しかし、彼と抱き合い、濃密な時間を与えられ続けるうちに、いつしか「身体だけのドライな関係」とは割りきれなくなってしまいー・・・と言うものです。

こちら、キモとなるのが、真木の亡くなった恋人・狩野になると思うんですけど。
二人は卑劣な爆破テロ事件の遺族会で知り合い、警察官である狩野に憧れ、真木も警察官の道を選んだ。
やがて恋人同士になったものの、海難事故で狩野が亡くなってしまう。
しかし、死の直前に狩野から不審な電話をもらった真木だけは、あれが事故では無く、何か事件に巻き込まれたんだと確信を持つ。
そこで、一人地道に、個人で死の真相を探り続け・・・と言った感じで。

で、ここから、その事件を追う中で、危険な所を居合わせた久慈から助けられる事になる真木。
久慈に自分の目的を語って直談判した所、彼の下で独自に働く部下となるようスカウトされる。
更に、その見返りとして、身体の関係を求められ・・・と言う流れ。

こちら、事件部分もかなり面白いんですよね。
狩野が最後に残した言葉が「スカルピオーン」になるのですが、元々は共産国で誕生した秘密組織で、現在は勢力を拡大してテロ等を行う武装集団なんですね。
公安の捜査官であった狩野。
彼の死に、この「スカルピオーン」がどう関わってくるのか。
また、日本に寄港するカジノ客船シーノート。
実は、スカルピオーン幹部の所有であるこの豪華客船内で、何が行われるのか。
そして、捜査を進める中で拉致された真木が知る、思いがけない真相ー。
少し苦く、悲しい結末ではあるものの、なかなか練られた面白いものだと思うんですけど。

また、二人のラブ部分。
えーと、見返りに身体を!と、これだけだと痛々しい印象なんですよね。
が、実際には、かなり甘め。
久慈ですが、紳士的で穏やかでと、決して真木を傷つける事は行わないのです。
いや、食わせ者と言った印象はチラッと受けたりするものの、もうひたすら甘く濃厚に真木を抱く。
そして、チラリと「生きる事もセックスも楽しんでほしい」的な、深い思いを感じさせるセリフをもらす。
そう、ただのエロ上司では無い!

真木がですね、久慈とのそんなエッチを続けるうちに、徐々に徐々に変化してゆくのに萌えちゃって。
身体と心は繋がっていて、抱かれ続けるうちに、気持ちまで引きずられてしまうのか?
いや、久慈のセックスは根底に真木への愛があるからこそ、気持ちも変化して行くんだろうと。
レーベルがレーベル、設定が設定なので、かなりエロ濃厚なのです。
ただ、それがエロいだけなのでは無く、まさに「愛する」行為だと言う所が素敵だと思って。


それと、繰り返しになりますが、事件の真相が思いがけないものになります。(黒幕自体は逃げおおせと、グレーな終わり方です)
なんとも悲しくもあって。
これを乗り越えるでも忘れるでも無く、寄り添い続けていくような真木の行動に、これまた素敵だと思いましたよ。
あと、オチで分かる、久慈の真意。
いや、食わせものではあるけど、同時に情も深いですよね。
いい男だと思う。
ただ、何のかんの言ったって「見返りに身体」に関しては、完全にスケベ心から来てると思うけど。

若干、真木が久慈に惹かれるのが早すぎて、微妙に薄情に感じちゃう部分もあるんですけど。
切り替えが早いな!的に。
いや、気持ちの変化等は丁寧に綴られてるんですけど、個人的な好みとして、もっと亡き恋人への想いや罪悪感で迷って欲しい的に。
まぁ、でも、生きてゆくってこういう事だよね。
変わらないものは存在しない。
だからこそ、一瞬一瞬を大切にしなきゃ。

と、なんだか感慨深い気持ちにもなっちゃう作品でした。

最後になっちゃいましたが、こちら「ダブル・バディ~愛欲の絆~」のスピンオフになります。
単品で問題無く読めます。
既読の方は三人がちょこっとだけ登場するので、そちらもお楽しみに。
三人で同じボディソープの匂いをさせてエレベーターに乗り込んできて、一体部屋で何をやってたんでしょうね?

6

秘密の関係から発展する恋

私は警察ものが好きなんだと思います。
無意識のうちに選んで読んでいることが多く、
それはラブストーリーの他に〝事件を追う〟という
もう一つの要素を楽しめるから。
そして、共闘というシチュエーションに激しく萌えるからです!

本作は、事故で亡くなった恋人の調査をするうち、
念願の公安刑事となり、事件の真相に迫っていくというもの。   

主人公・真木と元恋人・狩野は同じテロで親族を亡くした者同士で、悲しみを共有するうち恋人同士になりました。
そして現在は、上司の久慈と「刹那の恋人」と呼ばれる身体だけの関係を続けています。

秀麗な容姿でジェントルな久慈に惹かれていく真木……
真木は根が真面目で臆病なところがあり、
久慈に本気になったら捨てられるーーと思い、
気持ちにブレーキをかけています。
こちらとしては、久慈は真木に夢中にみえるのですが^^;

真木のことを「かわいい」という久慈ですが、
それ以上の感情をあらわにしないーー
そこが遊びと本気のボーダーラインだと感じる真木は、
久慈と距離をおいたりなんかします。
そのことが逆に二人の気持ちを昂らせ、
結果的に想いを伝え合うのですが、
ここからいよいよ事件が動きますーー…⁉︎

亡くなったと思っていた狩野が生きており、
憎むべきテロリストになって真木の前に現れるのです‼︎
連れ去られた真木と、徐々に明らかにされていく事故の真相……

真木は、狩野は、そして久慈は……
三つ巴の攻防に目が離せません!
そして、事件の結末はあっけなく訪れーー

私には狩野がどうしてそこまでしてテロリストになったのか理解できませんでした。
テロで妹を亡くし、老いた両親を残してまでやることなのかと、憤りを感じました。
だけど、狩野の真木への想いは本物だったと思います。
テロリスト集団のリーダーを捉えることも出来ませんでしたが、
世界中を敵に回したテロリストにはいつか鉄槌が下るだろう……という結末には納得できました。

久慈と真木が公私共に本物のバディになれたことは嬉しく、
読み終わったそばから続きが読みたくなります!

Hは濃厚エロエロで、警視庁本庁の給湯室やホテルの窓際など、
見られそうなシチュエーションにドキドキ♡
意外と久慈さんが助平オヤジだなと思いました( ̄▽ ̄)





1

当たり

表紙買い。カッコいいと思い、ふっと買ってしまいました。よく調べたら、エロエロでした。キライではありませんが、ちょっと苦手、あまり読まないです。
仕事とHのギャップに萌えました。読んでいる方も気持ちが良くなってしまいました。Hの濃厚さに飽きませんでした。本気で愛しあっているんだなと思いました。綺麗なエロエロでした。当たりでした。

0

個人的な嗜好に対する愛の所為で目が曇りました

すみません。
まず最初に謝っておきます。
私はある特殊(?)な嗜好があるんです。
いや、私だけではなくて多分一定の数でこの嗜好がある方はいると思うのですけれど。
ただ私の場合、異様に好きなのです……『トンチキ』と呼ばれるお話が。
それも『シリアスの仮面をかぶっている』ものほど、大好物なのです。

このお話では公安のキャリア官僚、それも「将来は警視総監になるのではないか」と言われるほどの切れ者である久慈が、職場の給湯室で、あるいは真木が監視の任務を行っている最中に『いたしてしまう』というシーンが出てきます。
前者のシーンを読んだ時に「これは!」と思っちゃったんです。
職場でやっちゃう公安!それも未来の警視総監!
ひょっとしてとんでもない金鉱を見つけちゃったんじゃないだろか?!
このまま、その在り得ないほどのパワーを、銀河の彼方までぶっ飛ばしてくれるんじゃなかろうか?!

……うーん。ちょっと違ったみたいなんですよね。
自爆しました。
勝手に盛り上がっちゃった私が圧倒的に悪いんですけれども。

シリアスなお話として振り返れば「ちょっとばかり公安もテロリストも、仕事(テロを『仕事』と言うのも変ですが)への向き合い方が甘すぎやしませんか」と思うんですね。
それと、どっちの立場の人たちも、真木に対して喋り過ぎなんじゃなかろうか?
「いや、それ喋っちゃダメだろう」と何度も思っちゃったので。

自分の信条を貫くためには恋は二の次。
でも、1人の人間として恋を捨てたくない。
この相反する感情の間で揺れ動くのとかは大好きなんですけれど、その辺はあっさりしているんですよねぇ……

『トンチキ愛』による思い込みの所為もあって、どうも乗り切れないまま読み終わってしまいました。

1

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