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表題作ダブル・バディ~愛欲の絆~

八神恭介 衆議院議員 奥寺梓 警視庁警護課のSP
塚本真人 警視庁警備部警護課のSP

あらすじ

SPとして要人警護をする塚本は、かつて親友だった八神と二年ぶりに再会する。衆議院議員となった彼の警護を、後輩の奥寺とともに担当することになったのだ。二年前、友情を踏みにじるように、塚本をレイプして去った八神。それなのに、再会した途端、八神は塚本に快感を与えようと手を伸ばしてくる。それを奥寺に目撃されたことで、三人の関係は大きく変わっていき──。

作品情報

作品名
ダブル・バディ~愛欲の絆~
著者
真宮藍璃 
イラスト
鳥海よう子 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775526965
3.6

(5)

(1)

萌々

(2)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
17
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数1

不眠症への濃厚な荒療治

若手議員・八神とSP・奥寺の攻め二人に、八神の同級生で奥寺の先輩にあたる塚本が受けといった3Pカップル。
3Pものには何故だか好き嫌いが出てしまうが、この話はもやっ(-""-)っとは感じずにウホッ(*・∀・*)って萌える事ができた。
多分、今回はキャラ三人に関して引っかかる部分がなかったからだろうな…
特に奥寺には、裏表なく物怖じしないワンコ寄りで敏い性格に好感が持てたし、序盤からの印象が強かった。

SPなのに周囲の連携を考える前に単独行動で危険に飛び込んでしまう塚本の行動は、危なっかしさを感じるものだった。
八神の愛情に向き合おうともせずに内心を誤魔化そうとする塚本に、受けざまぁとまではいかなくとも少しお灸を据えてやってほしいな…とは思っていたが…

塚本には過去の交通事故で両親と従姉妹が死亡したのに自分だけが助かったというトラウマのせいで不眠症になり、SPの仕事にも支障が出ていたのだが、八神と奥寺の二人が意気投合してかなり濃厚な荒療治になったのは溜飲が下がる以上の萌えだった。
エロ描写に力が入っていた内容だけど、塚本のトラウマの元となった過去の死亡事故も、警視監だった彼の父親を潰したい陰謀が絡んでいたというサスペンス要素もある。
そこで、奥寺に押され気味だった印象のもう一人の攻め・八神の存在が際立ってくるようになっている。

三角関係ではあるが、攻め二人がお互いに嫉妬するってドロリとした感情もなかっらからこそ、潔くエロ特化を楽しめたのかな、とも感じたのだった。


4

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