パピレス限定特別版
豹頭の王様×叔父のDVに苦しむ孤児のお話。
オレンジの爽やかな香り漂う、ほろ苦くも濃密に甘い溺愛シンデレラストーリー
愛され慣れないツンデレ受を、包み込むように慈しむ攻に胸キュン息遣いが伝わる激エロ濡れ場にも悶える良作❤️
2人が両想いになるだけでなく、皆に祝福されながら結婚&出産まで描かれる!幸せの大盤振る舞い❤️
情景描写は目の前にその景色が広がるように五感が錯覚するほどリアルながら、ロマンチック
濡れ場の、いやらしいのに汚さが無く、情熱と透明感溢れる印象に感動。文章の繊細な美しさに震える!!✨
貴族や王族な高貴な血筋は豹頭という世界観です。
父親の顔をすらずに生きてきたリノ。
母はリノの父親を最後まで恋しく思いながら病で亡くなり、いつかお金を貯めて会いに行くのがリノの夢。
市場でオレンジや手作りマーマレードを売るリノを見初めた王様マウリシオは、マーマレード大好きで民思いの立派な王様です。
そしてとても美しく手触りよさそうなカッコいい豹です。
一目惚れした王様は会うたびに甘い言葉を囁く口説上手に思わず羨ましくなります。
貧しい生活の中別れた恋人のことばかり思っていた母親にも、金の無心をするばかりの養父(母の従兄弟)にも可愛がられた記憶のないリノなので、家族の情も恋愛感情も知らずにむしろ愛を疑い恐れているのです。
いつか好きになった人に去られたらどうしていいかわからなくなるから人を好きになりたくないというところがかわいくてかわいそうで…
マウリシオの側近が忠誠心はあっても非道で差別的思考が気に入らなかったけれど、きっちり追っ払ってくれてスーパーダーリン素敵とほれぼれ。
双子ちゃんが可愛くて、これからも平和でいい国になるんだろうなと思えるようなハッピーな結末に満足です。
カリフ王国という架空の国で繰り広げられる、
溺愛系ファンタジーラブロマンスです♡
まさに溺愛という名に恥じないほど、
付け入る隙がない攻めの溺愛っぷりです。
受けの生育環境が良くなかったり二人を邪魔する者がいたり、
多少の困難はあるものの、
全体的には甘くロマンチックな雰囲気でいっぱいです^^
黒豹の頭を持つマウリシオは、新しく即位したカリフの王です。
母親を亡くし、養父に育てられる貧しく優しいリノと出会い、
リノはマウリシオが王だとは知らないまま交流していきます。
リノの夢は本当の父親に会いに学園都市に行くこと。
そんな時、リノは養父によって売春させられる事になりーー…!
養父がクソです(`・д・´)
売春だけはしないよう言われてきたリノは、
それが養父のささやかな愛情によるものだと思っていました。
しかし、それは処女であるリノを金持ちに高く売るため!
コレ、とても許せないし悲しい事実でした……
そんなリノを見受けし、王宮に呼んだのがマウリシオです。
マウリシオの愛情表現が、まぁストーレート♡
リノに求婚し、愛情を出し惜しみすることなくガンガンアピールします。
マウリシオに惹かれながらも愛することに慣れておらず、
立場的に引目を感じるリノは素直にその愛情を受け取ることができずーーという展開です。
「君の青い目だって、白い浜辺から見る夏の海みたいで…とても美しい」
「私に愛を恵んではくれないか?」
マウリシオが吟遊詩人みたいにキザな台詞をたくさん言います!
私はもともとキザ攻めが大好きなので、
マウリシオの歯が浮くような台詞は大好きでした^^
決して押し付けがましくなくて、常にリノを敬い、
自分を謙るような言い回しにはとても好感が持てました。
後宮の女性たちにやっかまれようが、
副官に陥れられそうになろうが、
終始マウリシオはリノに尽くして守り抜きます。
このブレない愛に堪らなくキュンキュンします(*/□\*)
リノの父母の話も切ないけど愛を感じましたーー…
裏表紙がネタバレになっていると思うのですが、
結ばれた二人に双子が生まれハッピーエンドです。
それほど大きな問題が起こるわけではないのですが、
人目を忍んで街歩きする二人には『ローマの休日』を感じ、
とてもロマンチックなラブストーリーになっています。
マーマレードだけでなく様々な料理が登場し、
それも異国の雰囲気が溢れていて楽しかったです^^
マウリシオに会うまで自慰もした事がない性に疎いリノが、
マウリシオによって開発され自ら求めるようになる様は、
とても淫らで可愛かった(´>///<`)
獣人+シンデレラストーリーになります。
もともと、不憫な受けがスパダリにこれでもかと溺愛されるお話が大好きですが、今作はとにかく優しいのです。
受けがその出生から、愛にかなり臆病なんですよね。
で、そんな受けを、深い愛情と大きな器で見守り、全てを受け止める攻め!
甘いよ~!
もうひたすら甘いよ!!
こう、臆病すぎる受けが苦手な方にはオススメしかねますが、甘い溺愛もので幸福感を味わいたい方にはオススメ。
ちなみに、時々びっくりするほど痛かったりシリアスだったりするお話を書かれる葵居先生ですが、今回は延々と優しいのでご安心を。
最初に少し、受けが不憫なだけだから。
ザックリした内容です。
大陸の玄関口である港街ラナスルで、観光客相手の商売をするリノ。
シスリア帝国の貴族の証・黒豹頭であるマウリシオと知り合い、街案内をする事になるんですね。
やがて、彼との時間に安らぎを覚えるように。
そんな中、養父に売春をさせられそうになると、助けてくれるマウリシオ。
なんと彼は、シスリア帝国の王でー・・・と言うものです。
まずこちら、主人公となるリノですが、結構な不憫受けになります。
娼婦の母親は亡くなり、親戚である養父は暴力をふるうロクデナシ。
その為、観光客相手に果物や手作りのマーマレードを売る商売をしながら、お金を貯めていつしか実の父親に会いに行く事を希望としている。
こう、強がりで健気で意地っ張りな受けなんですよね。
で、そんな彼と偶然知り合い、溺愛するようになるのが、攻めのマウリシオ。
こう、真摯で誠実で包容力のある、ひたすらスパダリになります。
こちら、しつこいですが、とにかくマウリシオが甘いし格好いいんですよ。
二人の出会い時から丁寧に綴られますが、最初こそマウリシオは身分を隠しと、お忍びの貴族風にリノの前に現れます。
リノの案内で街を歩くのですが、共に食事をし、下町を巡りと、優しい時間を過ごす。
リノは観光客相手に、ズルい商売なんかをやってるんですよね。
いやそれも、売ったオレンジの中に手に入りやすい苦いオレンジを一つ忍ばせる程度の可愛いものなんですけど。
ただ、その事に罪悪感なんかも覚えていて、オレンジとマーマレードを買っただけで金貨を5枚も寄越す世間知らずなマウリシオに、結局は金貨を返そうとする。
終始リノ視点で進みますが、マウリシオがリノのそんな所に惹かれてゆくのが、読者には良く分かるように書かれていまして。
また、豹頭の貴族達は、得体が知れない上に犯されれば男でも妊娠させられると、平民の間で恐れられている。
しかし、穏やかな物腰で紳士的な態度、更に甘いもの好きと妙な愛嬌で持って、リノは豹頭であるにも関わらず、マウリシオに惹かれて行く。
えーと、読んでてどこかローマの休日を思い浮かべちゃう、ロマンチックな展開なんですよね。
もうひたすら甘々~!と。
で、ここから、養父に売春をさせられそうになるリノ。
どうせ売春をさせられるなら、家を出て身を売りながら父親の国に向かう事を決意する。
すると、王宮から迎えが来て・・・と言う流れ。
これ、ここで二人は結ばれて甘々展開かと思いきや、実はここからが、ジレジレ恋愛本番と言った所。
王宮に連れてこられたリノですが、マウリシオに真摯に口説かれるものの、決して彼の気持ちを受け入れようとしません。
で、そんなリノに、200日の時間を欲しい。
リノに好きになってもらえるよう、努力する機会を与えて欲しいと甘く掻き口説くマウリシオ!
で、宣言どおり、甘く優しい態度でひたすらリノを包み込む!!
もう、めちゃくちゃ甘いんですよね。
溺愛攻めには堪らないんですよね。
う~ん・・・。
これ、リノですが、明らかにマウリシオに惹かれているんですよ。
惹かれているのに、頑なに自分の気持ちを認めようとしない理由ー。
娼婦である母親から生まれ、生まれる前から父親が居なかったリノ。
父親を恋しがる母親を見て育った彼は、愛し合っていても、いつしか愛は消えてしまうと不安なんですよね。
マウリシオを愛して寄り掛かる事を知ってしまえば、自分の足で立っている事が出来なくなってしまう・・・。
そう、めちゃくちゃ愛に臆病なんですよ。
延々と葛藤するんですよ。
まぁそんなワケで、臆病過ぎる受けが苦手な方は、ここらへんでイライラしそうな気もするんですけど。
ただ、この作品の真髄は、そんな愛に臆病な受けが、攻めの深い愛情により、幸せを掴む所にあると思うんですよね。
怖くても、愛を信じる事を始める所にあると思うんですよね。
そう、ただただ甘いだけのお話では無く、とても深くて優しいお話でもあるんですよ。
リノのルーツを辿るエピソードなんかも語られますが、父親と母親の真実を知り、彼が初めて涙をこぼすのにもグッと来ちゃって。
もう、すごくいい話ですよ。
ちなみに、マウリシオが王なので、それなりにリノは危険な目にも遇います。
まぁ、マウリシオがスパダリなので、そこまでヒヤヒヤせずに読んでいられると思いますけど。
ついでに、エッチ時もマウリシオはひたすら甘い為、ロマンチックでうっとりしちゃうんですけど。
「愛してるから君が欲しい」とか「ひとつになるだけだ」とか、どんだけスパダリだよ!
と、そんな感じの、とにかく甘くて優しい素敵な作品でした。
裏表紙が最大のネタバレでした。
市場でオレンジを売っている孤児のリノ(受け)は貴族の男と思われる豹頭男・マウリシオ(攻め)の町案内をすることになります。
お互いなんとなく別れがたく数日一緒に町を案内したリノでしたが、初物として付加価値をつけて金持ちに高く売ろうと思っていた養父が売春をしたと勘違いし激怒、そのまま売られそうになったところをマウリシオに助けられます。
実は宗主国からきた新しい国王だったマウリシオはリノを養父からリノを買い後宮に入れるのです。
父を恋しがっていつも泣いていた母親を見ていたリノは両親が何故別れることになったのかがわからないこともあり、マウリシオの求婚を受け入れることができません。もし、別れることになったらと思うと怖くてたまらないのです。
後宮にはほかにも副官が集めてきた女性がいて、嫌味を言われたりしますが、マウリシオの愛情はリノにしか向いていないため、それほど居心地悪いということもなく、生まれて初めての平和な毎日を送れるようになります。
マウリシオはスパダリでした。
自分の気持ちを伝えつつもリノの気持ちも考えてくれるし、リノの心配事である両親のことも国王の力も使い解消してくれるし、ピンチの時は助けてくれるし、失うことを怖がるリノを宥める余裕もあるしと、もう満点でした。
この世界は豹頭の人間は男でも妊娠させることができます。
細かい説明がないので想像ですが、豹頭の人間と何度も交わり心と身体の準備が整うとオメガバースのオメガのようになるようです。
幸せな家族というものを知らなかったリノのことを気遣うマウリシオなのできっと子だくさんな幸せ家族になることでしょう。
異世界の話ですが、国の力関係とか地図的なものの説明その他が少ないのでその辺りがちょっと気になりましたが(マウリシオは宗主国の第3王子のようだくらいしかわからない)細かいことを気にせず、不幸な生い立ちの受けがスパダリの王様に溺愛される話という意味では十分楽しかったと思います。