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愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~

aimitsumusubi~omega no ou to dekiai kishi no amai konninn~

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表題作愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~

クロヴィス・ミュー・ミュー家の次男、近衛騎士を率いる団長・28歳
ノア・アメロンシエ,アメロンシエ国のオメガの王

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

オメガの蜜はアルファの好物ですよ

──どうぞ、俺のせいにしてください。
オメガの王・ノアの番候補として、
幼い頃の苦い思い出がある
近衛騎士・クロヴィスが選ばれてきた。
ノアは発情期の、義務的な相手としてだけ
彼を扱おうとするも、クロヴィスに触れられた途端に
初めての発情期を迎え、誘い蜜を溢れさせてしまう。
それからもクロヴィスは善き王であろうとするノアを
献身的に、甘やかすように仕えてきて……。
純情エロティックオメガバース

作品情報

作品名
愛蜜結び~オメガの王と溺愛騎士の甘い婚姻~
著者
葵居ゆゆ 
イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
ISBN
9784773063264
4

(55)

(22)

萌々

(22)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
219
評価数
55
平均
4 / 5
神率
40%

レビュー投稿数15

最高が詰まってた

ぐわ〜〜〜全シーンに鳩尾がジリジリする程ツボで萌えました。

葵居ゆゆさんは「愛傷コレクション」がレジェンドで好きなのですが、個人的にはそこに並ぶ作品に出会えずでした。今回は「愛傷」と同じく挿絵はyocoさんで期待して購入しましたが、期待以上でした!甘々敬語攻めと意地っ張り受けが糖度MAX!
タイトルからしてオメガバ・溺愛(大好きだけど題名にあるのは苦手…笑)・騎士・婚と昨今アリガチな単語オンパレードですが、あまあま溺愛好きの多くの人よどうか手に取って…

超我慢づよいスパダリ攻めクロヴィスの優し〜〜い言葉責めと夜のご指南
普段はシュッとして毅然と振舞い、ほんのり香りを漂わせる受けノア
知識はあるけど実地は無知だからデロデロになるノア(初夜のあと独りで少し泣く…)
でも理性をかき集めて強がるノアとヤレヤレって感じのクロヴィス
普段の頑張りを認めてナデナデする両者
最高でしかないです。

性的弱者であるΩで現王になったノア。Ωだからと揶揄され心配され、それを覆すべく日々気を張り努力を怠らない姿、クロヴィスと剣の鍛錬を積む様子は男らしい。とにかく頑固で強がりなノアが、クロヴィスの言葉に動かされて人を見る目が変わり、自分が大切にされ認められているのだと感じられて良かった。それが理想像で良いのかと、王として張り詰めるノアを嗜めるクロヴィスの問いも良くて。
10歳のお披露目で失敗したと影で泣く真っ直ぐなところ、クロヴィスに褒められ絆されそうになる素直さが可愛い〜
オメガバに慣れ親しむ前に読みたかったと思うほど、発情期による身体の変化やそれに戸惑うのも最高でした。先走りを誘い蜜といい、感じやすく濡れやすいノアが、強がりでαにナメられたくないから意固地になるのを、とにかく優しく触れて、褒めて安心させ、包みこんで愛すクロヴィスが甘〜〜〜い。キスや体位、言葉や音もかなり丁寧に描かれててはわわわわでした。

王族らしくない言葉遣いだったり、αの牽制やルールが気になりますが、どのシーンも甘さと焦ったさにジリジリモダモダしながら楽しめました。久々に読み終わるのが惜しいと思った作品で、神評価です。

12

純な国王と百戦錬磨な騎士の純愛物語

可愛い純愛。国王のノアはオメガと言う事で家臣に侮られないように頑張ってるのが痛々しい。伴侶候補として現れたアルファのクロヴィスはノアが憧れるものを持っていてコンプレックスを刺激されるのか当たりがきつい。でも真摯なクロヴィスに少しずつ心を許していくノア。恋におちるノアは頑なさも取れて可愛かった。けどクロヴィスの言葉を誤解し、彼と離れようとするノア。彼なりの誠意だけどクロヴィスとちゃんと話してほしかった。家臣の不正が発覚し、最善の道を模索する中で救ったのはクロヴィス。誤解がとけて本当に想いが通じた時は感動。愛蜜結びってタイトルが、このお話に素晴らしく合っていて納得。yoco先生の描く2人がすごく素敵でした✧*。

9

言いたいことはみんなクロヴィスが言ってくれた。

はぁ〜。良かったです。読みながら泣いて泣いて。
ノア、良かったね!!クロヴィス偉い!

もう言いたいことはみんなクロヴィスが言ってくれた。
ノアがオメガだと両親から残念がられ、家臣達からは侮られていると思いこんで。オメガオメガオメガって痛々しかったです。

そんなノアに読者の言いたいことをクロヴィスが全部言ってくれて。

クロヴィスはオメガじゃなく逆境を強く前を向いて全力で歩くノアを愛したんだよね。
クロヴィスのおかげで世界の、身の周りのすべてが正しく明るく見えましたね。

中盤からは、ノア!違う違うそうじゃない!な誤解からのすれ違いでまた泣けて泣けて。

クロヴィスでないならもう…とノアが無茶をして。ハラハラしましたよ。

オメガバースでさらに独特な言葉使いで。でも素敵な設定でした。

王様がオメガで臣下がアルファ。クロヴィスのなんという懐の深さ、情の細やかさ。発情中でさえも自分をコントロールしてノアのために…。

良かったです!イラストもとっても素敵でした。

5

意地っ張りなオメガ王

絵師買い。
綺麗な挿絵の「大人の絵本」といった感じのBLファンタジーだった。
読みながら脳内に沸くイメージが、挿絵で数倍の広がりを持ち、感動する。綺麗。
読後幸福感に満ちた。電子版で読んだけど、紙本を買いたい。

オメガの王・ノアの番候補になった近衛騎士・クロヴィス
クロヴィスとノアは8年前に庭で出会っていて、
ノアにとってはクロヴィスに泣いているところを観られた苦い思い出、
でもクロヴィスにとっては、運命の出会い、一目ぼれだった。
クロヴィスは善き王であろうとするノアを献身的に、甘やかすように仕える。

でもノアは、過保護な環境で育った耳年寄りで、習った事も一部だけ
自分の今の状況が分からないし、Ωの特性を認めない意地っ張り。
発情中でも無理をしてピンチを招いても、常にクロヴィスが守っている。

意地っ張りなノアが、自分のありのままに気付いて真の番になるまでのお話。
クロヴィスは、男前の漢。
羨ましいくらい、ノアは恵まれている。

3

二回目に読むと受けの可愛さが増した。

他の世継ぎが出来ず仕方なく王座についたΩの王ノアと、その夫候補となるべく騎士になったαのクロヴィスのお話。
Ωのノアはむやみに発情する事を怖れて、人との交流が極端に制限されて育った事と、オメガだからと馬鹿にされたくない、立派な王として振る舞わなければならないという気持ちに囚われています。それゆえ、言葉がトゲトゲしかったり、ツンツンした態度を取ったりと。読んでいる最初の頃は、子供っぽい考えや言動が目立ちました。
婚約者候補になったクロヴィスに対しても、冷たくて、、子種をもらう為の道具扱い。しかし、クロヴィスはどんな言葉を投げかけられても、怒る事なく、ノアに対しての忠誠心が変わらないで(二人の年齢差は10歳位の設定ですが)常に余裕でノアの辛辣な態度にも優しく対応します。更にはノアの気持ちに寄り添おうとしているのが、クロヴィスは大人だなぁと、、気持ちに余裕がある大人って凄い!って感じでした。
特に、発情してしまったノアを鎮める為に、初めてする時、ノアの手をあえて縛って失礼な態度で事に及んで、、クロヴィスはノアを大切に可愛がりたい気持ちが強いのに、もし、夫候補としてノアが自分を気に入らないなら、今後ノアが自分を断りやすい理由を与えてあげるという、そんな気配りまでしていたのは、なかなか出来ないんじゃない?って思いました。まあ、それでもクロヴィスはノアから断られないという自信みたいな物はあったんだと思いますが…

誇り高くあろうと、他者の言いなりになりたくないノアですが、そんなノアにクロヴィスが惹かれたのには理由があります。ここは読んで確認して欲しいです。ノアの良いところを認めて、更には、ノアがクロヴィスと行動を共にする様になると、人間的にも、善き王としても心の成長が見られます。
一回目に読んだ時はノアのツンツンした性格が気になって彼をあまり可愛いとは思えなかったですが、ノアの性格やクロヴィスの徹底した溺愛ぶり(絶対に怒ったり喧嘩したりしない安心感)を知ってから二回目に読み返してみたら、ノアがツンツンしてるのも可愛いくて、クロヴィスはこんな気持ちでノアを可愛いんだろうなぁ、なんて感じる事ができたし、それに対してふんわり優しく受け止めてくれるクロヴィスの対応に萌えが増しました。クロヴィスの溺愛も本当に凄いです。


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