金狼王の最愛オメガ

kinrouou no saiai omega

金狼王の最愛オメガ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

23

レビュー数
5
得点
60
評価数
20
平均
3.4 / 5
神率
30%
著者
エナリユウ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773060317

あらすじ

「運命の番」を探すため世界一周の旅に出たつもりが、たどり着いた先はまさかの異世界!? ベタ惚れ狼王×前向きオメガの甘々ラブ

表題作金狼王の最愛オメガ

メルヒオール・シーウェルトニア,28歳,シーウェルト王国の最後の王族である狼王,α
中紀里也,23歳,突然異世界トリップした日本人,Ω

その他の収録作品

  • 最愛の番について
  • あとがき

レビュー投稿数5

王様は可愛い

初読み作家さまでした。
yoco先生の美しくも可愛らしいカバー絵・異世界トリップ・言語不自由・溺愛!
と、ワクワクする設定ばかりだったので期待に胸を膨らませていたのですが、残念ながらあまりハマりきれず…期待が大き過ぎたのでしょうか。

初っ端から異世界へ飛ぶという勢いの良さは面白かったのですが、その後すぐの回想シーンのキリヤとキリヤの両親のやり取りで「あっ、ちょっと合わないかも」と思ってしまった。
かなり独特というか、考えも発言もぶっ飛んでいるのでついて行けなかったんですよね。
キリヤもキリヤで、無計画のまま「運命の番探しに行こ」くらいのテンションで仕事を辞めてしまっていますし…口調も性格もメルヒオールが言うほど「かわいい」とは感じられなかった。
言葉は通じていないものの、メルヒオールがとにかくキリヤを溺愛し「我が番はかわいい!」と、どれだけキリヤが愛らしいかを力説。
とても大切にされていますし、キリヤも運命の相手だ!と、メルヒオールを好ましく思っているのが分かるのですが…
受けも攻めも結構クセのあるキャラクターなので、どちらかが合わなければもしかしたら最後までお話に入り込めないのかもしれないな、と。
普段であれば、言語の違いによるすれ違いに萌えるはずなのに何故か萌えられず。
その後のお話で、両親から手紙の返事が届くくだりにも「???」となってしまったり。

キリヤが居る日本では、オメガ達は虐げられず逆に優遇され大切にされていたのと、召喚先のシーウェルト王国もオメガを大事にする国だった点は良いなと思いました。
運命だからか、なぜか分からないけど…と、ちょこちょことメルヒオールに近寄っては、ぴたっとくっ付きたがり、周りの人々にはがされるキリヤという流れも可愛らしかったです。
かなり大柄なメルヒオールがキリヤを盲目的な程に愛でる様子も良かったですし、言語変換によって今まで以上に言葉の発音が上手く出来ないキリヤにメルヒオールが1音ずつ真似させるシーンもすごく微笑ましかった。
良さを感じるシーンも多かっただけに、やはり何かが足りず萌えきれなかったのが非常に残念。
メルヒオールの孤独や、キリヤの葛藤がもう少し描かれていれば、また少し違った評価になったのかもしれません。
コミカル寄り過ぎてシリアスなシーンが活きなかった印象でした。

2

一目惚れ♡なのにすれ違うドタバタ劇

今回は最後の王族である狼王と突然異世界トリップした日本人のお話です。

運命の番を探していた受様が異界で獣人である攻様の番となるまでと
受様の妊娠後、出産後を描いた後日談を収録。

この世界には男女性のほかに第二の性としてアルファ、ベーダ、オメガから
なるバース性があります。最たる特徴は男女に関わらずアルファはペニスを
持ち、オメガも男女問わず妊娠できる点にあります。

IQや運動能力等様々なノア力に置いてアルファはベータやオメガよりも優れ、
アルファ人口の増減が国力を左右する度の影響力があります。しかしながら
アルファはオメガからしか生れません。

オメガはオメガから生まれる事が多いのですが、稀にバース性に関わらずに
生まれます。そして優れたアルファを産むオメガはアルファ以上に優遇され
ていました。

受様はオメガ夫婦の元に生まれた一粒種ですが、両親が複数のアルファ信奉
者を持つのに対して、美男子というよりは可愛い系男子な上に、頭もよくな
く気もきく子でもありません。

その上、10年前に見た運命の番のドラマにハマって以来、自分の相手も世界
でたった1人の特別な人じゃなきゃ嫌だと、ベータやアルファからの求婚を
突っぱね続けていたのです。

楽天家な両親は「受様なら運命の番なんて夢物語も実現させるかも」とか
「受様の可愛さなら運命の番がアマゾンの源流にいたとしても見つけてもら
えるかも」とか言いますが、今の缶詰工場での検品仕事では1人に立った5人
にしか会わずない生活で運命の番を待つのは現実的ではないかもしれません。

そこで受様は皇城を辞めて世界一周の旅に出る事にします。貧乏両行は覚悟
の上でしたが、母は困ったら頼れとくれたリッチな友人リストを選別にくれ
ますが、どういう助けなのかがかなり疑わしく(笑)

出発の朝、成田へと向かう電車に乗るために日暮里駅構内を歩いていた受様
は突然の眩暈に襲われます。しゃがみ込んで目を閉じ、息をついて瞼を開け
ると・・・

受様の目の前には白いローブをまとった老人、尻をついていた床は白い大理
石で、魔法陣のようなものがぐるりと受様を囲んでいました。そしてローブ
の老人が身を引くと、金の冠を頭上に載せた大柄な男性が現れます。この人
が今回の攻様ですね♪

受様はオメガ崇拝のおかしな宗教団体にさらわれたの? と思いますが、受様
の目の前にとまった攻様は整った顔立ちで金の瞳から放たれる眼光だけで
全てをひれふさせる王者の貫禄がありました。

何より受様は視線が合った瞬間、経験のないほど心臓が拍動し、汗が滲み、
頭がぼんやりします。受様は攻様がアルファ、しかも普通のアルファとは
何かが違うと感じます。

攻様は受様に手を差し出してきますが、攻様の言葉は受様が聞いた事の無い
言語でした。しかし、攻様に手を取られた受様は無性に攻様に飛びつきたく
てむずむずしてきて、唐突に攻様が自分の「運命の番だ」と気づきます。

攻様は本当に受様の「運命の番」なの!?

最後の王属である攻様が伴侶として異界から招いた受様と結ばれるまでの
ドタバタを描いたオメガバースであり、異世界トリップファンタジーです♪

異世界トリップで召喚される人はだいたい魔法で呼ばれるので、言語問題は
トリップで本人に能力がつくとか、相手側が事前対策がバツチリとかで、
ほぼほぼ障害にはならないのがお約束なのですが、本作ではしばらくの間、
言語問題は解消されず、そのために誤解やすれ違いが雪だるま的に膨らんで
いきます。

攻様の世界は獣人達の住む世界です。この世界にはそもそもオメガが少なく、
その上、攻様の国では王族はアルファの狼獣人のみと定められています。
前王の死後、王国には攻様以外の狼獣人はおらず、王族の血を絶やさない為
にと受様が召喚されたのです。

このように受様は攻様のために異世界から召喚された特別なオメガでしたが、
いかんせん言葉が全く通じないため、受様には自分がトリップした事と攻様が
自分の運命の番だという事以外は一切わかりません。

攻様は召喚された受様を一目で気に入り、お披露目の際には攻様の番となり
王妃となる受様を国の未来を照らす光だと言い、妃と視線を合わせる事すら
禁止ほどべた惚れなのですが、も言葉が通じない受様には全く理解されず、
受様は城の人達が誰も目も合わせてくれないとか思っちゃうのです(笑)

挙句にお披露目まで青酢消されていた初夜のお床でも言葉が通じないが故に
「拒否」されちゃって「失敗」しちゃうのですよ(爆笑)

受様視点と攻様視点が交錯して続くので、読者的にはそれぞれの言い分と
すれ違う理由が丸わかりで、この捩れと絡まりがどうやって解けていくのか
ワクワク&ドキドキ♪

攻様の側近である将軍やその妻、受様を拉致する攻様の伯父や前王の宰相等
登場人物も要所要所でいい味を出していて、たいへん楽しく読ませて頂きま
した (^O^)/

受様がボケボケすぎる感じではありますが、オメガバースはオメガが虐げら
れ足り、不幸だったりする事が多い中、本作の世界ではアルファにモテモテ
という設定なので、オメガバース初心者さんにも読みやすいと思います。

1

もふもふ王

表紙買い。エナリユウ先生が前作と全く異なる書きっぷりに感じられて、めっちゃびっくりしました。くすっと笑う所はあるしモフモフはあるし好きな箇所はあったものの、今一つしっくりシンクロできなかったので中立にしました。本編200P弱+後日談16P+14P+あとがき。前作お好きだった方は、一度試し読みされた方がよいかも。

アルファの父、オメガの母から産まれた紀里也(キリヤ)は日暮里駅で眩暈に見舞われたと思ったら、気がつけばどう見ても日暮里ではない所に。目の前にいる男は金髪ロン毛に金色の冠、金色のぶっとい尻尾に三角耳を持っていて・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ピノー(ヒト、受けの従者)、ジオ(攻めの侍従、柴犬系)、サイラス(豹の獣人、攻めの伯父)、プーニャ国国王(アルファ)、クラース将軍(ピノーの夫)、その他エライ人少々かな。

**より内容に触れる感想

異世界トリップしてアルファの獣人王様とラブラブになったというお話。

運命の番だったらしく、異世界トリップして出会った瞬間から受けは攻めの事が気になって気になってしょうがなく、ぴとっとくっつきたがるところはめちゃくちゃ可愛かったです。攻めも最初っから受けのことを「可愛い可愛い」といって溺愛モード全開で、なんだかんだ言って全体のテイストとしては甘いんだと思います。

受け視点、攻め視点と入れ替えて綴られているので、言語通じなくってめっちゃすれ違っている二人の気持ちがわかって良いのだと思うのですが、文章としては非常にライトで、そこが少し苦手だったのか?

王様が実は最後のアルファで他に家族がいなくて、オメガのキリヤが来なければ王家が滅んでいたかもしれないという、悲しめモードな設定なはずなのに、ライトなコメディよりに仕立てられたから、戸惑ったのか?

狼さんに変身して受けさんと寄り添って寝たり、耳ヘタレさせたりとモフモフ特有の可愛らしさはあるし、受けさんのことが好きで好きで堪らないという様子も良かったんですけど、どうにも盛り上がれず、何が自分に合わなかったのか今一つ掴みきれてなくて悔しい一冊でした。

3

笑った

異世界に召喚されたお話は最近多いです。でも何故か言葉が最初から通じるんですよね。

この作品は受けのキリヤが異世界に召喚されるのですが、言葉が通じなくて四苦八苦する姿が悲壮感を漂わせることなく、面白おかしく書かれているのです。

キリヤの名前が異世界では乾杯の意味だったり、相手を真似て行った行為で名前を勘違いされていました。面白がった相手に卑猥な言葉を教えられて、恥をかいて悔しい思いをしたりしてました。
異国に行った日本人が必ず一度はやられる悪戯でもあるので、こう来たかと作者様に感心してしまいました。

また攻めの王様のメルヒオール視点と交互で進むのでキリヤ視点の補足をしてくれています。とにかくこの王様はキリヤの事が大好きで可愛い可愛いって言ってます。

キリヤに言葉を教えようとしても才能が無いらしく、メルヒオールが頑張って覚えようとしてました。でも魔術師が調べて来たのが赤ちゃん言葉だったので、初夜で使ってしまいキリヤが一気に冷めてしまい失敗してました。笑

途中でキリヤは魔法水で獣人達が何を言ってるか理解出来る様になるのですが、余り賢く無いらしく政治的な難しい言葉は理解出来て居ませんでした。魔法水の効果は一方通行でキリヤが話す言葉は誰も理解出来ないままです。それ故に2人はすれ違ってしまい、キリヤは王家を恨むメルヒオールの叔父のサイラスに拐われてしまうのです。

拐われている途中でヒートが来たキリヤは熊の獣人に襲われて、メルヒオールと契らなかった事を後悔します。サイラスが囮になって逃げましたが熊に追いつかれたところにメルヒオールが現れてキリヤは助かります。

城で目覚めたキリヤはサイラスや熊の獣人達が捕まり厳罰に処される事を知ると、メルヒオールにサイラスが事件を起こした理由を話すのですが通じ無いのです。言えば言うほど言葉が理解出来ないのでメルヒオールは誤解して怒るのです。

焦るキリヤは部屋を飛び出して牢屋を探しますがもちろん簡単には見つかりません。そしてキリヤに卑猥な言葉を教えた領主の息子達を見つけて話しかけます。このやり取りがコントで笑えました。そこにメルヒオールが現れて皆逃げ去るのです。キリヤが何か伝えたい事があると気が付いたメルヒオールですが、やはり言葉が通じないのです。

そこへ先ほど逃げた者の父親の領主達が魔石を持って城にやって来たのです。息子達がキリヤに働いた無礼に対するお詫びの品でした。その魔石を使った魔法水で今度はメルヒオールがキリヤの言葉を理解出来るようになります。メルヒオールだけです。読んでいて翻訳コンニャク作ってよと思いました。笑

それでサイラスは城の塔で謹慎する減刑になりました。

お互いの言葉が分かる様になり「運命の番」だと理解して2人はようやく結ばれます。頸を噛む時は狼になってました。

後半の「最愛の番について」はメルヒオールとキリヤの交互目線でコミカルでとても面白かったです。2人の間に産まれた双子の王子や王女の事や、メルヒオールが子育てに参加している様子、キリヤのぶっ飛んだ両親との異世界文通などギュッと詰め込まれてました。

お気に入りはメルヒオールが王子がウンコした後に無になってお尻を拭いている描写や、赤ちゃん言葉を調べてしまった老魔術師の膝の上で、王子が自分の股間で遊んでいたお話しです。

異世界に召喚された葛藤とか一切無いポジティブな受けなので、アッサリと読めました。

3

意思疎通できないもどかしさにイライラ

獣人オメガバースで、異世界トリップもの。
人間のΩと狼の獣人であるαとの王宮ラブストーリーです。


突然、異国に召喚されたΩのキリヤ。
狼王のメルヒオール(メル)と出会い、運命を感じます。
しかし、異世界では言葉が通じず、キリヤの不安は募りーー…

突然の異世界トリップ、通じない言葉。
メルに運命を感じつつも、忙しい王や子育てに不安を募らせていくキリヤ。
これ、当然です。
とにかく、言葉が通じないのが読んでいてもキツい。
言葉が通じなくても、それが萌えに繋がることもあると思うんです。
ただ、本作は違う(個人の見解)。
言葉が伝わらなくても気持ちが伝われば萌えると思うんだけど、
本当に名前すら伝わらないんだもん^^;
メルが溺愛攻めでとっても可愛いのですが、とにかく早合点だし、思い込みが激しい!
とってもイライラしてしまいました。

名前はキリヤだと伝えようとしても全く伝わらず、〝ナントカ〟だと思われてる。
人間の言葉を一生懸命に覚えようとしてくれても、それが何故か幼児語。
「ぱんつ、ぬぎぬぎ」「イタイのナイナイ、コワイのナイナイ」
いや、可愛いんですけどね^^;
Hの時に使われたら萎えるよね。

魔石という特別な石で、獣人の言葉だけは分かる様になるものの、キリヤの言葉は理解してもらえない。
さらにキリヤの頭が悪くて、努力しても異世界の言葉を全く覚えられない( ̄▽ ̄;)
これまたイライラ。

若いΩがいない世界で、狼王の子を成せるのはキリヤだけです。
子が欲しいだけなのでは?という不安が払拭出来ないキリヤ。
メルの事は好きだけど、子作りはせず、恋人同士のような関係を望みます。
このあたりも分かるんだけど、ちょっとモドカシイ。

メルの叔父に攫われたキリヤを、必死に助けに来るメルは素敵でした。
とにかく、メルはキリヤが大好き。
仕事中も膝抱っこでキリヤを離さない。
そして、キリヤもピンチに陥ったことで、メルに家族を作ってあげたいと考えるようになります。

最終的には、魔石によってメルだけがキリヤの言葉を理解できるようになり、やっと意思疎通できるようになります。
ずっとイライラしていたので、これはホッとしました。

実は王宮の古い慣習で傷付いている人がいたり、メルに真実が伏せられていたりします。
それがトラブルの原因になっていて、メルに家族のいない寂しさを感じさせていたのです。
これからはメルによって古い慣習は取り払われ、きっと風通しのいい国になっていくんだろうな^^

子も生まれてハッピーな大団円を迎えるのですが、なんとも萌えきれなかった。
また、キリヤの両親がかなり変人。
ここも受け入れ難かった……

10

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う