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表題作本能的等価交換

木下藤吉/官能小説家/31才
大場直樹/農業生産者が夢/19才

あらすじ

家業を継いで立派な農業生産者になるのを夢見ている直樹は、実家の借金をどうにかするため、親戚の藤吉を頼ることに。
一方、男性向け官能小説家である藤吉は、自分の作品がマンネリ化しているので、新境地を開拓したいと考えていた。
そこにタイミングよく現れたのが直樹だ。
直樹とともにまだ見たこともない官能の世界に飛び込み、脱マンネリを画策する藤吉だが。

作品情報

作品名
本能的等価交換
著者
五月緑子 
イラスト
悠木りおん 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775507278
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

男前な受け様ですね

農業生産者になる夢をもつ受け様と
官能小説家の攻め様との年の差カップル。

受け様は将来家業を継いで立派な農業生産者に
なる夢を持つ、今どきの若者には無い感性の人。
そんな受け様の家で緊急事態発生!
丹精込めた野菜のサンチュのハウスが台風で
危機に陥ってしまう。
家族会議の結果、祖母の妹の孫だと言う
遠い親戚のはとこへ金策の願いをする事に。
自分の夢がかかっている受け様はかなり必死。
そして訪ねた先の男は美貌のイケメンだったが
門前払いで借金の願いを却下。
それでも受け様の粘りでなんとか家に入り込めたが・・・

攻め様は官能小説家でアイディア不足。
そこで、未知なる官能を模索しようとお金を
好条件で融資する見返りとして、同性同士の
官能の手伝いを依頼。
受け様は、サンチュと男の相手をする事を
天秤にかけますが、なかなか結論が出ない。
そんな受け様へサンチュに対する思いを
軽んじる発言をされて、怒りと共に思わず同意。
ここで前代未聞の本能的等価交換に。

初めは軽くあしらっていた攻め様がだんだん
受け様に押され気味になって気づいたらどっぷり
受け様に心ごと惹かれてしまうのですが
受け様はかなり口が悪く暴言吐きまくり
攻め様に好きだと言われてもあっさりスルー。
創作活動が済んだらとっとと帰る宣言で
攻め様は一回りも年下の受け様に翻弄されて・・・

後半になるとこの攻め様はダメダメの大人に
なって来ます、かなりヘタレですね。
そして受け様は竹を割ったような性格で
そしてかなり狡猾にもなれるかなりの男前です。
受け様がダメな攻め様に絆されてしまう姿は
結構笑えますね。
個人的にはかなりツボな作品でした。

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