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表題作虚ろな愛

臣斗
クラブの店員
高島永愛
21歳,クラブのオーナー,店長

あらすじ

「永愛(とあ)くんさえいればいい。永愛くんが俺のすべて――」憧れの存在だった永愛が、何者かに犯された瞬間、臣斗(じんと)の中で何かが崩れる音がした。独占欲、嫉妬、怒り――初めて知る、このどす黒い感情が「愛」だと気づく。愛を知らぬ者たちが、傷つけ合いながら辿る道は――…。痛みの先にある、ある愛のカタチ。

虚ろな愛(1) 31ページ
虚ろな愛(2) 31ページ
虚ろな愛(3) 31ページ
虚ろな愛(4) 31ページ
虚ろな愛(5) 31ページ
虚ろな愛(6) 31ページ
虚ろな愛(7) 31ページ
虚ろな愛(8) 32ページ
虚ろな愛(9) 37ページ

作品情報

作品名
虚ろな愛
著者
レンジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
シガリロ
電子発売日
4.2

(12)

(5)

萌々

(5)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
51
評価数
12
平均
4.2 / 5
神率
41.7%

レビュー投稿数2

数々の痛みを越えて

めちゃくちゃ痛くて可哀想な本です、が、ラストがハピエンなのでいくらか救われます。

メインCPはどちらもネグレクト気味な家庭で育ち、黒く染まっていく。仲間と店をオープンすることになったトアと、幼い頃からずっとトアを、トアだけを慕ってきたジント。真っ黒な大人たちの手に絡め取られ、彼らの人生は狂っていく。

そんな中、トアが共同出資者のオトコに犯されたことを知ったジントは、自分を抑えられなくなる。トアの身体を無理やり暴き、更に執着を募らせ、見るもの全てを疑い、なんとかして、トアだけは離すまいともがく。

一方のトアは、大きな秘密を抱え、みんなから愛される偽りの自分に押しつぶされそうになる。楽な方を選ぼうとするが、誰も選べない。

終盤に向かうにつれ、ジントの行動力に驚かされる。最後の最後まで、目が離せない展開が続きます。

モブかん、監禁、暴力、クスリ、コロシ…なんでもありのくらーい世界なので、地雷に注意してお進みください。

3

愛と痛みの果てに

個人的注目作家のレンジ先生作品。
私が読んだのは表紙絵が違う電子特装版です。
綺麗な絵柄で、痛く苦しく哀しい物語世界が展開します。

お互い苦しく愛の無い幼少時代からの幼馴染の永愛(とあ)と臣斗(じんと)。
臣斗には永愛しかいない。絶対的に崇拝しています。
永愛は21才の若さで一つの店を持つが、共同経営者の金本には何か裏がありそうで臣斗は信用していない。
そんな背景のある中で、金本が本性を表して…
…とここから救いのないBADな世界が開幕。
金本はとんでもない犯罪者で、レイプ、恐喝、乗っ取り、薬物、果ては殺人…
そして、永愛も完全被害者というわけでもなく。
それでも初めて「ひとを愛する」感情を知った臣斗は、何があっても永愛を!という信念/執念?を貫いていきます。
ストーリーの印象は、純愛と言ってもかなりダークな色合い。地獄の中の血の色の薔薇、といった風情。
ラストはハッピーエンド。でも作風としてはメリバの方が合うのかも。

0

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