一度フラれた親友と、恋人になんてなれるわけない!?

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表題作親友だけどキスしてみようか

登永清光
15歳→26歳,アマチュア社会人サッカーチームのホペイロ
宮坂侑志
15歳→26歳,スポーツ傷害専門医院勤務の理学療法士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

ケガでプロの道を断たれるアスリートを
少しでも減らしたい――そんな想いで
理学療法士になった侑志(ゆうし)。四年目にして、
社会人サッカーチームの専属に大抜擢!!
ところが、顔合わせに現れたマネージャーは、
高校時代の親友・清光(きよみつ)――
好きすぎるあまり勢いでキスして、
一方的に距離を置いた、初恋の相手だった。
気まずい侑志とは裏腹に、純粋に再会を喜ぶ清光は、
なぜか積極的に近づいてきて!?

作品情報

作品名
親友だけどキスしてみようか
著者
川琴ゆい華 
イラスト
古澤エノ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199009990
3.7

(79)

(25)

萌々

(29)

(10)

中立

(7)

趣味じゃない

(8)

レビュー数
18
得点
278
評価数
79
平均
3.7 / 5
神率
31.6%

レビュー投稿数18

うわぁ、すっごく良かった

青春をサッカーで駆け抜けた少年たちの、爽やかなお話でした。
読後感がとても良かったですし、面白くて一気読みでした。

***
ノンケの清光と、ゲイの侑志。

お互いをサポートする関係なこともあって、
一緒にいるのが当たり前だった2人。
侑志は最初から清光のことが好きだと認識していたけど、
清光の友達から恋愛に変わるまでのとにかく長ーい時間と、
侑志の頑張りと、周囲の協力と全てが揃って実るという大変さが、
リアルで、自然で、とても楽しかったです。

告白してギクシャクして離れて。友人として仕事の関係者として清光に会う侑志。
報われない想いを抱えて、辛い気持ちが切なかった。
清光がケガなくサッカーを楽しめるように、そして自分は理学療法士として、
恋愛感情なく清光をサポートできたらいいという健気な気持ち。
想いを断ち切るために、清光の誘いに返信しないで我慢する侑志が切なかった。

封印していた気持ちが8年ぶりの再会でまた現れてしまった。
再会からの清光の思わせぶりな態度、彼氏はいることにしたのに途切れない清光への想い、切なくてでもこの関係を楽しみながら親友として一緒にいたいという、
長ーい春だった侑志の気持ちが痛いほどわかって、苦しい場面が続く。

でもそこから距離を取ろうとする侑志を逆に清光が追う。
ここからの怒涛のキュンキュンが良かった!

舞い上がってしまう気持ちを、背中に風船をたくさんつけてふわふわしている描写があって、その様子を考えただけでかわいかった。

長い片思いだったけど、爽やかという印象が強かった本作。
とても素敵な作品でした。

1

焦れったさもスパイスになる

幼い頃からの憧れの存在だった清光を
追いかけて追いかけて、
ただひたすらに想い続けた侑志。
高校時代、一緒に青春を過ごした時間の中に
散りばめられたキラキラの恋心が眩しくて、
でも叶わない恋だとわかっているからずーっと苦しい。みたいな…
この甘酸っぱさと焦れったさと切なさが入り混じった感じ、めちゃくちゃツボでした…!

気持ちを伝えるつもりはなく危ういバランスをギリギリ保ちながら、
ただずっと"友達として"そばにいたかったのに。
その平穏を失うことになる出来事が起きてから
ふたりの関係は変わり、そばにいるという選択肢を捨てた侑志の片想いの日々はなんと8年も続きます。
諦めようと思っても恋心はなくならず、むしろ清光への『好き』を募らせていった8年を思うと胸が締め付けられましたが。

大人になって再会、その後色々ありながら
離ればなれになったからこそ辿り着けた場所があったんだな。というところに着地してくれるので、ものすごく救われた気持ちです。
距離がグッと近付いたかと思えばあっという間にすれ違ったり、恋を知らないアホの子と化した清光にイラッさせられたり(笑)
ほんっっとにヤキモキしまくりだったけれど、全部がふたりには必要な時間だったのだなとストンと納得できました。

これからも『親友で仲間で恋人』という素敵な関係のまま、ずっと幸せでいてほしい…!
心からそう思えるふたりでした。

2

「好きダム」決壊...!

はあーーーー...なんって素敵な「じれもだ」愛!
私の中の「好きダム」決壊。。

こちら、Kindle unlimitedにて拝読しました。
もっと早く出会っていたかった気もする...!
これから何度も何度も読み返す「大大大好きな一作」の中に、
しっかり留め置かれる一作になりました。

古澤エノ先生の美麗な挿絵、高校時代の彼らや再会後の姿も
最高にキラキラ輝いていてカッコよくて✨

一途な受けの片想い(途中からは、無自覚な両片思い)×再会、
そして選手ではないけれどスポーツ(サッカー)も絡む
川琴先生の現代ものです。

以下あらすじなしで、感想(というより、ただただ興奮)のみを。

先生、絶滅危惧(絶滅してる?)の「イヤホン半分こ」男子、
私も大好きです!!(エノ先生のイラストも最高...)
はーーーー、心をぎゅぎゅっと掴まれて、甘くて甘い気分に浸ってしまう。
ショッキングな試合中の事故、どんな時でも支えたいと願う健気な侑志が
攻めに寄り添う様子、ドキドキの「片想い相手」の家へのお泊まり、キス、
そしてその後の切ない関係の拗れと侑志の決意...

尺を長く取り、丁寧に丁寧に描かれた「高校時代の彼ら」の様子に、
「これぞ青春!」と思う全てが詰まってました。

侑志が高校で初めて清光に声をかけることができた日のように、
295ページ(SSも含めて)全編通して、
桜舞うような爽やかさ(&じれもだ!)を感じる一作でした。

何より、受け・侑志の小学生時代から(!)の長い長い片想い、
山より高く海より深く、宇宙より広いんじゃないか...というぐらいの
愛・愛・愛に心、掴まれまくり。

二人の友人・拓海がナイスすぎるアシストをしてくれてるのに、
それでもまだゴールを決められない二人(主に清光)に
「んもーーーーっ!」と思ったりもしたけれど。

小学3年生の時に彼を知ってから、
高校生になって友人になるまで6年、
切ない別れから再会までに8年、付き合うまでもモタモタ、じれじれ...

そんな”時間がかかっちゃう”ところも含めて、
不器用でウブで一生懸命な二人が愛おしい。

恋の切なさ、甘酸っぱさ、キラキラしたところや
ぐちゃぐちゃになる感情、全部が全部詰まってました...・:*+

すわ当て馬か!と思ったレオくんが(本当に当て馬ではあったけれど)
爽やかに告白して、潔く引き下がる様子なんかも素敵で
ときめく✨

電子限定SSは、高校の時からずと二人を静かに見守り、
最後はナイスアシスト(なのになかなかゴールは決めてもらえなかったけれど笑)をした
拓海視点のお話。これもじーんとする良いお話でした...

親友で、仕事仲間で、大好きな恋人でもある。

そんな”特別”な二人の長い長い年月をかけての恋物語、
心に刻まれる最高に素敵な焦れもだでした!
読みながらちょっと泣いてしまった//

侑志ー...!良かったね!と、私がもし彼らの同級生だったなら、
背中をパン!と叩いて喜び合いたいです( ̄∀ ̄)(清光に怒られそうですが!笑)

2

ずっと好きだったひと

小学校の時からの初恋のひと。
サッカーの選手でかっこよくて優しくて、大好き。
ずっと心で追いかけて、彼がスポーツ特待で行く高校にも受験して入って、サッカー部のマネージャーになって。
でも卒業式直前にアクシデント的に告白してしまう。
彼が困ってたから自分から離れる。
安心して。ずっと友達だから。そう言いながら連絡するのをやめる。
同窓会も、OB会も、全部スルー。
そうやって8年を過ごして、なのに今。
社会人チームの専属理学療養士とそのチームの担当者として再会することになり…

よくあるパターンだと、再会後どう恋愛が始まっていくのかが中心で過去の恋心は事実のみさらっと書かれるのが多いと思うんです。
でも本作は珍しく、高校時代の片想いとそれでも楽しくて幸せで、という時間にかなり多くのページが割かれてる。
再会後はまあお決まりの誤解があって…
…はともかくも、私的に首を傾げたのは攻めの清光がやけに積極的な男になっている所。
こういうひとだったっけ?だったの?という違和感が拭えない。
展開としては、一途で真面目で誠実な侑志の初恋が遂に実るわけだからAll良かったね、な訳だけど。
2人が結ばれるシーンは萌えを越えて感動しました。とても良かった。
当て馬にもさせてもらえなかったレオや、実はキーマンだった拓海の存在感をもっと生かせたら…と思います。「萌」で。

1

よかった!!

読むのは2作目の作家先生です。
読んだ一作目は「宵越しの恋」。

小説ってシリアス激重が多くて、読むのにエネルギーが要るので頻繁に読む気になれない……でもがっつり読み込めて没頭できる小説を読みたい……というジレンマを抱えつつ読んだ本作、いやーちゃんと落ち着くのかヒヤヒヤしたけど、、、総じてよかった!!

再会系ではあるのですが、攻め様・清光さん、侑志さんに向く恋愛感情を最後ギリギリまで自覚できないという……ドッキドキでしたよ、このまま博愛男に諦める侑志さん見ることになったらどうしよう!?!?ってね……
自分を好きでいてくれる侑志さんの気持ちが心地よいとか言い出した時には傲慢自分勝手攻め(私の軽い地雷)を覚悟しましたが。。。最後は覚醒してくれてよかったです!!
いやー、拓海さんは自ら手を挙げたとはいえ、当て馬二人使ってるようなもんですからね、贅沢すぎよ清光さん。

清光の振る舞いにはドキドキしましたけど、侑志さんの一途の極み感とか、二人が心酔しきったエッシーンとかすごくよかった!!
侑志さんはゲイじゃなくて「ある一人(清光さん)しか好きになったことない」ということなんですね。おかげで終始清光さんの行動に踊らされてて微笑ましいやらですわ。でも清光さんに迷惑かけないようにとか嫌われないようにとか、ほんとに一途でね……健気すぎて泣けてきたわ

エッシーンの方はですね、肌を合わせてる(ほんとに合わせてるだけ)の段階から二人とも気持ちよくなってるのがすごい伝わってきて何でかこちらも暖かみを感じてしまうエッシーンでした。読んでてあんなに幸せなエッシーンも珍しくない??私がそういう気分だっただけだろうか。。。


前作もそうでしたが、思いが通じてからのほっこり幸せ描写が幸せですごく読んでて楽しい小説でした。
他の作品も見てみたいと思います!!

2

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