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表題作クリーピーハニートラップ

大森功
20歳,大学生
夏目裕貴
28歳,勝ち組のエリートリーマン

その他の収録作品

  • スイートハニートラップ(描き下ろし)
  • カバー下:四コマ漫画2P

あらすじ

罠にかかったのは、どっち…?
「こんなんでほんとに男抱けてたの」?
百戦錬磨のプレイボーイ×唯我独尊バリタチリーマンのトラップラブ

「こんな身体にしやがって…お前のせいで人生めちゃくちゃだ」
勝ち組ルートを歩み、周囲の人間を見下していた夏目。
年下の恋人も自分に従順で全てが順調と思っていた。
ある夜、夏目は恋人との待ち合わせ中、大森という男に声を掛けられる。
はじめは警戒するが、懐に入るのが妙に上手い男に気を緩める夏目。
すると途端に豹変した大森に強引に押し倒されてしまった。

作品情報

作品名
クリーピーハニートラップ
著者
加森キキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784796413879
4.1

(63)

(25)

萌々

(26)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
260
評価数
63
平均
4.1 / 5
神率
39.7%

レビュー投稿数9

読み手に優しいハニトラBL

清々しい!分かりやすい!エロがいい!の三拍子揃った読み手に優しい「The 王道ボーイズラブ」。

この手の話は特に珍しくないし、トントン拍子に関係が変化していってハッピーエンドに向かうわけだけど、そんな流れでも予定調和だ!とか都合が良すぎる!とかマイナスの意見を持たないまま読み終えたことにびっくり。
俺様で高慢ちきなタチが攻めによってメスにされる展開をツボに持つ腐女子なのでまず設定から反骨精神を抜かれたのかもしれない、のだけれど、それでも普通に楽しかったし面白い。

もしかしたらキャラクターがそれぞれちょっとずつインパトに欠けるのかもしれない。でもそれは決して悪い意味ではなくて、ちょっとずつインパクトが足りないから物語が単調でも違和感無く進むし、いい意味で淡白なエロシーンが不思議と色っぽく見える妙。

高慢な束縛男として書かれる夏目さんだけど、その高慢さも物語の中ではあっさりとしか書かれないから読者が彼を嫌う要素にはならないし、攻めの大森との出会いが早かったのと、大森が(例え口から出まかせだったとしても)夏目さんの本性を見抜くのが早かったことで結果として不快に思う要素が昇華されたように思う。
夏目さんの(元)彼である健人くんが猫かぶりキャラだったのも良かったのかな?彼に特徴的な設定が無かったからメイン2人にしっかりスポットが当たって、最後まで2人の関係の変化(と言ってもかなり序盤からいい雰囲気になる)だけを追えたのが良い。

加森先生の作品は初読みでしたが大当たりでした。久しぶりに設定と表紙だけで当たりを買えて非常に嬉しいです。

11

バリタチが受けになる話です。

バリタチだったのに、強引に受けにされるこの手の話の背徳感がたまらなく好きです。

しかしストーリーがとても難しい‥犯罪スレスレ(というか犯罪?)なので、そこをどう読者に受け入れさせるか腕の見せ所だなと思います。

バリタチの夏目(受け)が付き合ってた元恋人が手引きして、大森という若者に強引に女にされてしまいます。
この元恋人最高の脇キャラで最後までスパイス効かせてくれます。

最悪の経験だったのにその後も夏目は大森に抱かれ続けます。
元恋人に裏切られた事がショックで自暴自棄になっていたというのも理由の一つですが‥

大森が夏目を可愛い愛しいと思うように、読み手の私も夏目さんを可愛く感じるようになっていきます。
高慢なエリートサラリーマンでだったのに!
不思議と職場でも夏目の立場は良くなっていくところがミソです。
ありのままの自分を出せるようになっていく夏目は今までの虚勢を捨てて、とても魅力的です。

良い感じで男気も残っていて、包容力となって大森を包むところも良いんですよね‥

イケメンモテ男で多分遊び人だった大森も変化していきます。

嵌めるつもりが嵌まってしまうというこの手の話が大好きなんですよね。。

エロもたっぷり。。圧巻はお泊りHからの熱出て看病、熱下がってから文字通り抱きつぶすが如きエンドレスセックスシーンです。お風呂Hシーンなどもあり読み応え最高なので是非見てください!

5

予想外に甘かったよ!

周囲を見下しと、鼻持ちならない高慢なリーマンが、罠にかけられて百戦錬磨のプレイボーイに抱かれちゃうお話。

元々、バリタチがメスにされちゃうと言う展開は大好きな為、あらすじで気になって購入しました。
そしたら、予想外に甘かったよ!
うわ~、これは可愛いわ!と。

そもそも、初登場時の夏目(受け)ですが、仕事は出来るもののひどく高慢。
オマケに偏屈。
大人しく従順な大学生の恋人に対しても、上からの態度で束縛しまくりと、かなりイヤなヤツなんですよね。

で、そんな夏目がバーで恋人の訪れを待っていると、そこに現れたのが百戦錬磨のプレイボーイ・大森。
懐に入り込むのが妙に上手い大森に気を許した所で、豹変した彼から抱かれてしまい・・・と言う展開。

これね、実は夏目の恋人と大森がグルなんですよね。
夏目からの束縛と酷い扱いに耐えかねた恋人が、友達である大森に今回の件を頼んだ。
で、大森は、クズ男である夏目を犯して写真に収めた上で、それをネタに脅迫して破局を狙おうみたいな。

まぁそんなワケで、最初こそ、二人の始まりって酷いものなんですよ。
それがそれが、ここから徐々に、本当の夏目と言うのが見えてきまして。

こう、弱い自分を見せまいと肩肘を張ってるだけで、実は愛情表現が不器用な男だったんですよね。

で、最初こそ「こらしめてやろう」くらいの感覚で夏目を抱いた大森ですが、そんな素の夏目を知るに連れ、どんどん彼にハマってゆく。

また、夏目は夏目で、自分に対して優しいキスをし、「どうしても夏目さんに会いたくて」と真っ直ぐな気持ちを向けてくる大森に、落ち着かない心地になる。
そう、始まりからは完全に予想外な事に、めちゃくちゃ甘いんですよ~!
この二人の恋模様。
てか、どんどん増してく甘さに悶絶なんですよーーー!

またですね、なんと言っても萌えたのが、抱かれてる時の夏目。
もう、どんどん可愛くなってくーーー!
これは大森じゃなくとも、ハマっちゃうでしょうよ!と。

ちなみに、ストーリーとしては、とりたてて目新しいものでは無いんですよね。
ただ、序盤からの二人の関係の変化と言うのが、もうお見事。
主役二人とも、いい意味で最初の印象から大きく裏切られました。

あと、面白かったのが、夏目の恋人の大学生。
結構なしたたかさでした。
夏目は真剣に愛してたんですけどね。
若干、夏目がかわいそうな気もしちゃいますよ。

最後に描き下ろしの短編が収録されていて、こちらは大森視点。
夏目の周囲の人達に嫉妬し・・・と彼の大学生らしい一面が見れます。
ここでの夏目がですね、元バリタチの面目躍如って感じで、めっちゃ良かった。
私の大好きな「尻で抱いてやる」ってヤツなんですけど。
こういうエッチ、めちゃくちゃ好きです。

8

自分に合った相手に出会えてよかったね

試し読みでバリタチがメスにされちゃうの-!?ということで読みました。
夏目さん、束縛激しすぎだしモラハラだしでなんやねんこいつ、松田くん可哀想にと思っていたのですが、読み進めていくと松田くんもわりとアレなのでお互い様やなというところに落ち着きました。
そんなわけで、束縛モラハラ男夏目と別れるために大森くんが派遣され、そいつに抱かれてしまう。
受けのちんこが大きいって作中で言ってくれる作品好きです。
夏目さんが恥ずかしがりながらお風呂場でおもらししてくれるのも可愛かったです。
夏目さんに必要なのは素の状態を受け入れてくれて甘えさせてくれる人なんですよね。じゃないと人との関わり苦手な夏目さんにはむちゃくちゃな愛し方しかできないわけで……。
しかし、ネコ側に回るととても可愛い顔するから大森くんがどんどん離れなくなるのとてもわかります。
最後の夏目さんの「駄目だ」は元攻めなのが出ててすごく良かったです!

4

束縛は好きの裏返し系な主人公

表紙の黒髪受けが好みで購入。
しかも、バリタチでエリートな受けということで、好みドンピシャでした。

受けの表情がめちゃくちゃ可愛いです。
自分の欲求に気付いてなかった受けが、攻めにデロデロに甘やかされて、解されていくところが、よくある流れですけど、凄く楽しく読めました。
風呂上がりの、オフの時の受けが幼く見えて、攻めに甘えられるようになってきた所なんか、とても可愛いかったです。

攻めもまだ大学生ということもあり、大人になりきれてないような、真っ直ぐな欲望を受けに向けてくるところ、最高でした……!!

お互いにピッタリな二人だと思うので、付き合いたての熱が冷めないまま、これからもラブラブでいてほしいなと思いつつ、何か起こりそうな気配も感じて、続編読みたい…!と思わせられるようなカップルでした。

お漏らしシーンもあって、恥じらう受けがとても可愛いので、おすすめです。

3

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