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表題作天国の門番 (1)

北原南・天間の下僕
天間夕凪・天国島の番人

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

日本縦断の旅に出た矢先、初対面の美女に船から突き落とされた北原南。なんとか泳ぎ着いた島には、眼鏡の青年が待ち受け、南に「合格だ」と言う。死なずにこの島に辿り着いたからここで雇ってやると言う青年は、この島・天国島の番人(オーナー)・天間夕凪。「今日からお前は俺の下僕だ!」と言い放たれ茫然とする南。その島の住人である犬や鳥などの「獣人」たちと島の仕事をし始めた南は、夕凪が夜の海で、水浴びしているのを目撃する。それは“客”を迎え入れるための禊だ、という夕凪。“客”とは一体? そしてこの島は何のためにあるのか? 謎が多すぎて戸惑う南だったが⁉

作品情報

作品名
天国の門番 (1)
著者
山本小鉄子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
天国の門番
発売日
電子発売日
ISBN
9784344847125
3.5

(36)

(5)

萌々

(10)

(20)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
126
評価数
36
平均
3.5 / 5
神率
13.9%

レビュー投稿数8

変わった作品を小鉄子さんが始めていた

試読版読了。メモ。

これはBLなのかな?非BLじゃないかと思う。

小鉄子さんが、新たに凄く風変りな作品を連載している。
天国島の管理人に、ほぼ拉致に近い形で招かれる

死なずによく来れた、合格だ
・・って、ひょっとしたら死者しか行けない島なんじゃない??

本編を購入して見ようと思う、導入部分だった。

1

キャラ良し、ストーリー良し

作家買い。

あとがきで小鉄子先生も書かれていますが、小鉄子先生×ルチル=ファンタジーものってすごく多いなあという印象があります。が、小鉄子先生の絵柄が非常に可愛らしいので、ルチルのカラーとも合っててとても好き。

今作品も設定としてはホラー系に寄せることもできるバックボーンだと思うのですが、小鉄子先生の可愛い絵柄のおかげか、非常にほのぼのな展開を見せるお話です。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





主人公は南。
放浪癖がある…、というか、一つの場所に落ち着くのが得意でない彼は、3年間働いたラーメン屋さんをやめ日本横断の旅に出る。フェリーに乗り南の島を目指し、彼の旅は意気揚々と始まった。

が、南は声をかけてきた美女に船から突き落とされてしまう。

死ぬかもー。

そう思った南だが、必死に泳ぎとある島に泳ぎ着く。
助かったと思ったのもつかの間、その島のオーナーである夕凪と名乗る青年に「今日からお前は俺の下僕だ」と言われ―?

というファンタジー要素モリモリのお話。

南が泳ぎ着いた島は天国島と呼ぶらしい。
天国島には数人のスタッフがいるが、みんな独特のビジュアルをしていて…。

この島の存在意義。
天国島で働くスタッフの存在。
そして南は天国島を脱出し、人の住まう地に再び戻れるのか。
何より、番人(オーナー)・夕凪の謎はいかに。

と、その辺りを軸に進むストーリーです。

まだ1巻ということもあって謎も多いのです。
が、島の謎や夕凪の存在、過去などがちらりと見えていて、この魅せ方が非常にお上手。多すぎず、けれど少なすぎず、なので読者の興味をグイグイと引き付ける。

小鉄子作品ということでイケメンさんたちが多く登場しますが、眼福なうえに非常に魅力のあるキャラに仕上がっています。南と共に働くスタッフの皆さんが、とってもいい味を出しています。素の姿と(どういう意味なのかぜひとも手に取って確認していただきたい)人型の時のビジュアルとのギャップも良かったし、何より皆さん非常に優しいんです。

そして忘れちゃいけない夕凪くん。
ビン底眼鏡をかけているのに外すと可愛いビジュアルという、ある種のお約束な立ち位置にいる彼ですが、彼の過去や内面も非常に気になる。不遜で俺様な態度を取りつつも、それでも透けて見える彼の優しさにも激萌え。

主人公は南なわけですが、その南を喰っちゃう勢いでサブキャラの皆さんが素敵すぎて悶絶しました。

キャラ良し、ストーリー良し。
ということで、続きを正座してお待ちしています。

4

天国か地獄か

天涯孤独の南は日本縦断の旅に行く途中のフェリーで出会った女性になぜか海に放り落とされ、混乱しながらも何とか泳ぎ近くの島にたどり着きます。

そこは、お客様は神様です。を地でいく神様をお客様としてもてなす人外専門のリゾート地『天国島』。
その天国島のオーナーという夕凪に合格を言い渡された南は訳もわからぬまま働くことに…

従業員も人外揃いで個性豊かで、能力に合わせてそれぞれ役割分担されています。
南は今のところ、体力担当?荷物持ち?はっきりとはしていません。
オーナーの存在自体も謎が多く、続きものなので全貌は明らかになっておらず、気になるところだらけ。
オーナーの禊シーンは大変美しゅうございました(拝)

そして、ラブ部分もまだまだスタートもしていないような安定のゆっくりペース。そこは、まあ、存分に焦らされるであろう覚悟はできています(笑)
南にとって天国島はその名の通り天国なのかはたまた地獄なのか…?
次巻を楽しみに待ちたいと思います。

3

Lがなくても、設定だけで楽しめます♪

作家さん買いです。いくつもシリーズを抱えてて、また新しいシリーズだなんて、本当に尊敬が止まりません。いつも楽しくて素敵な作品を、ありがとうございます!

さてお話ですが、神様を癒す島で、番人に下僕として雇われた(というか、強制された)青年のお話になります。
1巻なのでまだまだLの部分は少ないのですが、働いている獣人の方々や癒しに来る神様の設定が面白く、何よりもミステリアスなオーナー・夕凪が魅力的で、最後までワクワクしながら楽しめました。

2巻を読めるのはまだまだ先になりそうですが、楽しみに待っていようと思います。

2

唐突な始まりだったけど面白い

今回の小鉄子先生の新作は、島を舞台とした千と千尋ちっくなファンタジー作品でした。

天国島という名前もそこにいる獣人たちも、客たちも個性的で小鉄子先生らしかったです。

何と言っても番人(オーナー)の夕凪の瓶底メガネと禊の時の素顔のギャップに南じゃなくともドキドキしてしまいました。美しかった…。

まだまだお話は始まったばかりで、夕凪がどうして天国島の番人になったのかは分かってません。

夕凪のテレてる表情がとても可愛いし、さりげなく男らしい南との距離感にキュンと来ました。島で唯一の人間である2人の恋がどう発展していくのか、とても楽しみでもあります。

獣人たちも全員が詳しく紹介されていないので、何でもお見通しのようなアベがとても気になってます。

2

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