人とか犬とかじゃなくて、あなたを丸ごと抱きしめたい。

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表題作マイ オンリー ドギー

小林,ペットフードの営業
大山,ペットフード会社支店長

同時収録作品ウィズ マイ ドギー

チャッピー/茶太郎,チワワの人狼
藤森守,トリマー

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

製菓会社に勤める営業マン・小林は、その能力を買われ、ペットフードを扱う子会社のとある支店に出向することになってしまう。
苦手な犬と関わる可能性を案じながらも出社初日を迎えると、冷たい人と噂されていた支店長・大山も人当りよく対応してくれる。
その日の夜、歓迎会に参加すると彼から突然謎の質問が…。
「君はなんの動物なんだ?」
犬が苦手な営業マン×美形ドーベルマン(!?)支店長が紡ぐ、ちょっと不思議なハートウォーミング・ラブストーリー♡
「マイ リトル ドギー」のチャッピー&守のその後を描く番外編も収録!

作品情報

作品名
マイ オンリー ドギー
著者
echo 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
シリーズ
マイ リトル ドギー
発売日
電子発売日
ISBN
9784834264814
4.4

(69)

(37)

萌々

(25)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
306
評価数
69
平均
4.4 / 5
神率
53.6%

レビュー投稿数11

前作と同じ世界線の優しい素敵なお話

マイリトルドギーが大好きで作家買いしたしたところ、なんと同じ世界線のお話でした。
前作のメインの2人も出てきます。
作家さんのお人柄が偲ばれる優しく素敵なお話です。
きっと作家さんは動物が大好きで動物にも好かれる人なのだろうと想像しています。

犬が苦手な優秀な製菓会社の営業マンがペットフード専門の子会社に出向になるところからお話は始まります。
歓迎会の最後に上司、同僚全てが動物にもなれる人間だということが明かされます。
夢だと思ったらやっぱり現実と把握したときに「いったいどういう仕組みで?」と戸惑いつつ拒絶することなく、距離をとりつつ歩み寄っていこうとします。
あまり心情表現のない段階で、犬嫌いの営業エリートは常に冷や汗を浮かべつつ、言葉、表情で理解しよう、営業成績をあげていこうと努力していきます。
子どものころのトラウマがありつつ、営業マンの使命もありつつ、フラットに上司や同僚、スタッフたちに接していく様が人としてすごく素敵です。

動物人間スタッフそれぞれの背景に現実味があり、かつ重たいのですが、中でも一番むずかしいケースであろう田中三兄弟のかわいいところ、苦しむところ、がんばるところ、の過程、ちょっとおかしな感想かもしれませんが、我が子を応援するような気持ちで読みました。
田中三兄弟がじゃれているところは無条件にかわいいです。

BLのLOVEの部分は最後の2話でようやく出てきます。
それまで営業マンのお相手となる支店長のお話はあまり出てきませんでしたが、影が薄かったというのではなく、周りの人たちのドラマが重厚だったと言えるでしょう。

最後は大円満、ハッピーハッピーエンドとなり、いろんなタイプの幸せを感じられます。

巻末に前作の2人のその後のお話が載っていて、1冊で2度おいしくなっています。
想いが通じ合った2人のその後の大円満、ハッピーハッピーエンドのお話です。

ハッピーハッピーエンドなので、この2組のさらに先のお話がとても読んでみたくなります。

エッチなし、少な目でいろいろな人間の感情を丁寧に描かれる素晴らしい作家さんだと思います。
次も作家買いするつもりです。





0

ハートフル・ラブコメディ!

最高だ〜〜!!
しんどい時とか、元気が欲しい時に何度も読み返してしまいます...。

人狼たちが会社勤めをしているという、何というか一見突飛な設定に思えるのですが...全く違和感がなく、しっかり作り込まれているお話です。

耳や尻尾が付くのではなくて、犬・猫⇄人間のように完全に変身するのが動物の擬人化を見ているようで楽しいです。

小林と大山さんがそれぞれ持っているトラウマを、2人でゆっくり解消していく過程にキュンとします...。

前作を読んでいなくても単体で読めます。可愛さ幸せ癒しの詰め合わせセットでオススメです。

4

大山さんが色っぽい

「マイリトルドギー」から続けて読みました。絵が格段に綺麗になっている印象。

キャラ(犬種)がいっぱいで、今作も犬好きパラダイス!どの社員も可愛くてたまらん!
(社長って、人間だったチャッピーが会った老犬かな?)

そんな可愛いワンコ達(ネコもいますが)の社員をまとめる、クールな支店長大山さん。
犬の姿はドーベルマン。カッコいい・・・
人間に捨てられるという悲しい過去を持っている社員たち。そのことを知り、犬が苦手だった小林が、社員達ときちんと向き合っていく。
そんな小林の誠実な姿を見て好意を抱く大山さん。一方の小林も、大山さんのことが気になってしょうがない。

小林との距離が近くなっていくにつれ、クールな大山さんがどんどん可愛く、どんどん色っぽくなっていくんです!真っ赤になって目を逸らす姿が最高でした!
更に進展した二人のお話を読んでみたい!


チャッピーと守さんのお話も読めて嬉しかったです!
(ドッグランの守さん、自分かと思った・・・犬バカに一眼は必須ですよね)

0

犬好きによる犬好きのための

「マイリトルドギー」のスピンオフですが、未読で読んでしまいました。番外編「ウィズマイドギー」含め、未読でも楽しめると思います。

echo先生は犬がとってもお好きなんだろうなと思う1冊でした。あっちもこっちも色んな犬種の犬だらけ。
最近ポメラニアンが出てくる漫画多い気がします。ポメトーンとか。

人である小林くん(攻め)もだんだん犬に見えてくる。奉仕の精神強いしワンコ攻めっぽい。人らしい人ってなんだろうとも思いますけど、人らしい人が出てこない笑

その後の2人で甘いシーンを少しだけ見られましたが、もっとラブ描写が多いと嬉しかった!仕事頑張る漫画&わんこ成分が9割ぐらいな気がしちゃった。

0

優しさ溢れる作品です

前作『マイ リトル ドギー』が思いのほか可愛らしくて
こちらの発売も楽しみにしておりました。
人狼がサラリーマンという不思議設定ですが
そんなに違和感なく受け入れられてしまうんですよね。
だって犬も猫も可愛いから!の一言に尽きます。
でもそれだけではなくて
ちゃんと人間(言い方…)の小林は犬が昔から苦手なのに
出向先の個性ある面々と距離を縮めようと努力したり
見た目はさっぱりしてるけど情があるのが魅力的でした。
前向きな人だからつい応援したくなります。

支店長の大山さんは、人の時は下まつげも目立ちがちなわりと中性的な見た目ですが
犬の時はドーベルマンというギャップww
チャッピーもチワワだけど人だと結構大きいので
田中三兄弟(ポメラニアン)のようにいかにもな犬種じゃないところも楽しいです。

様々な事情で捨てられた過去のある人狼のみんなが
気の毒で切なくなってしまいますが
今は一生懸命働いているし楽しそうで何よりでした。
やっぱりペットを飼うには色んな覚悟が必要ですよね…。
(そういう私もインコか文鳥を飼いたいのですが
ちゃんと責任を持って飼えるか不安で二の足を踏んでいます)

小林と大山さんの恋はキス止まりという
大人同士にしてはシャイでスローテンポですが逆にそれが素敵!
もう可愛いなぁ…可愛いしか出てこない。

チャッピーと守も相変わらず幸せそう。
守がドッグランに持って行ったすんごいカメラに笑ってしまいましたが
いつまでも一緒にいられることになって良かったね!

人狼シリーズ、是非また読みたいです。



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