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一言で言えば、イイ感じに弄ばれた・゜゜・(/□\*)・゜゜・
そんな作品です。
ため息ついたり、ドキドキしたり、わくわくしたり悲しくなってキュゥゥウウウンとなったり。
ハラハラしたりキュンキュンしたり、驚かされたり。
久々に小説を読んでわくわくした。
ま、最近小説を読む量が極端に減ってるなんていうのも理由としては挙げられますが。
可愛くて、切なくてそしてまたホロリとしてしまうお話です。
最終的には表紙の通りのラブラブな2人に至るのよ!とわかっていても、そこに至るまでのプロセスにまんまとハラハラ、ドキドキさせられている私はきっといい読者なんじゃないかなと思いました。いい意味で裏切られたというか、さすが英田先生、お互いにモダモダするだけの両片思いじゃないんですね。
受(サトさん)視点なので年下の駄犬の真意がわからなくてもどかしいのですが(我ながら何冊BL小説読んでるんだよwwって思うんですが)、このもどかしさが私にとっての正解の萌なので最高でした。”練習”って言われて、スケベをしてしまう場面はシュールすぎて切ないですね。恋心隠して、あくまで”いい先輩”でいてやろう!という受の男気が可笑しい…(そして哀しい…)。
主軸のCP以外の登場人物も魅力的で、作品を味わい深くしています。ゲイバーのママと宇藤先生とか、遊び慣れた大人同士のスピンオフ的な要素を感じずにはいらませんでした。
恋愛経験豊富な受が一周回って辿り着いた純愛、実は幸せは身近にあったという”青い鳥”スタイルの、王道年下攻め作品でした。
話は王道まっしぐらって感じでした。
意外性はないんだけど、ツボというツボを必ず押してくれながら進むストーリー展開に、ニヤニヤしたり、切なくなったりしながら読みました。
英田サキさんは上手いなァ。なんでこんなに私のツボを知ってるのかしら。不思議。
年下の駄目ワンコな攻めくんは、めちゃくちゃ可愛かったです。
ほっこり幸せ気分になれた。素敵な物語をありがとうございました。
ここのレビューを読んでみると、意外に攻の苅谷がダメという方が多くて、
なるほど世間の傾向はそうなのか!と。
文体が成瀬の一人称なので、私はすっかり成瀬目線で可愛く読んでしまいました。
おかげで途中の切ないこと切ないこと……
脇のチョイ悪オヤジも、天使の衣装を着た小悪魔ちゃんも
憎みきれずに、可愛い奴らめ!とほだされてしまいました。
大人のようでいて、
恋愛に溺れると嫉妬深かったり浮き沈みが激しかったりする成瀬さんも可愛いv
これはいかに成瀬に自己投影して読めるかで評価が分かれるのではないかと。
そのまま成瀬目線で読めれば面白いけれど、
第三者的外枠から目線で読んでしまうと、苅谷の言動にもやっとくるのかも。
SSででも、苅谷目線からのお話があればまた彼の印象が違ってくるのかな。
私的には最後まで面白く読めたので、評価的には「萌×2」!
練習させてください!っていう、BLあるあるなお話。四角関係の中でぐるぐるし、なかなか上手くいかないので、最後までハラハラしながら楽しめる。四者がそれぞれ違う魅力を持ったキャラで良かった。
メインカプは十年友人関係を築いていた成瀬と苅谷。成瀬は元々ゲイで、ノンケの苅谷に好かれるはずがないと諦めており、元彼の宇藤にふらふらいきそうになったり。適度に抑制し、適度にブチ切れる性質だが、恋愛になると弱々。
苅谷はヘタレワンコの可愛さが確かにある。だがもう少し成長してくれないかな、と思いながら見ていた。種明かしがあってもなくても、練習という名目で最後までヤるのは悪手としか思えない。まあ深く考えてはいけないBLなんだろうけど。
四角関係っぽくなってからは、成瀬は苅谷を傷付けないために動き、苅谷は成瀬の幸せのために怒る。そうして他人を巻き込み大騒ぎして、さらに小さな遠回りを経てくっつく。苅谷が弱気になるほど元気になる成瀬に笑った。
やっと出来上がった二人は、成瀬がリードしていくようで一安心。苅谷がさらにダメ犬になりそうな気がしなくもないけど、それも喜びそうな成瀬が相手だし、上手くやっていくのかな。ちょっと懐かしさを感じる作品だった。
