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タイトル通り、下僕を(今以上に)可愛く(するべく)育てていかんとするストーリーなんですが、なにせこちらの攻めさま、下僕である受けをひっそりこっそり溺愛しているものだから、どこを読んでも甘くて可愛かったです(^ω^)
タイトルや表紙から俺様な傲慢攻め×健気受けのお話なのねと勝手に想像していたのだけれども、想像を良い意味で裏切る可愛いお話でした。
兎にも角にも、このお話のキモは「健気攻め」克幸だと思う。
みのりは自分の容姿に劣等感を持つ。
カサついた肌に、分厚いメガネ、地味な見た目に貧相な身体…。
ちなみに克幸のみのりに対する評価は全く異なる。
長い睫毛に縁取られた大きな瞳、鼻と口は小さくこぢんまりとまとまり…と、まぁベタ褒め。
でも、みのりの魅力に気付いているのは克幸だけで良い。みのりに恋をするのは克幸一人で充分だから。
良い!好きよ!その独占欲、執着!
存分に拗らせて下さいな!と私の好みに突っ走っていって欲しかったところなんですが、表面上は偉そうで俺様な克幸が、話が進めば進むほど健気で可愛く思えてきちゃいまして(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
健気受けといえば雪代さん。ってくらい健気受けを書かれるのがお上手な雪代さんですが、まさか、健気攻めまでお上手だったとは!です。
そんな溺愛する下僕を、誰の目にも触れさせたくないはずの下僕を、可愛く育てていくことになったのには理由があります。
みのりが克幸の友人「麗」に恋をしたと言いだしたから。
それを聞いた克幸の心中穏やかじゃない様は、克幸ごめんね、とても楽しませていただきましたm(_ _)m笑
しかし、克幸には、勝算がある。
みのりがいくら魅力的になろうとも「麗」は訳あってみのりを選ぶことはないのだから。
ここからはぜひぜひ本編にて楽しんでいただきたい♡
ひとつだけ注意点があるかな?終始甘くて可愛いお話なんですが、途中、克幸の有り余る愛が暴走しちゃって、みのりに無体を働くシーンがあります。
その後みのりに拒絶されちゃったりして克幸すんごいしょぼくれますので!溜飲を下げることはできると思いますので……!
ふたりの、さらにあまーい後日談なども読みたかったな〜。と名残惜しくも読了。
面白かったです。健気攻めがお好きな方はぜひぜひ。オススメです♪
幼馴染みが好きで、主従関係も好き、そして俺様な攻めが切ない思いをするの大好物。そんな人間なので、この作品には萌えしかないと思って手に取りました。レビューを読んで、王道なのだなと知ったけれど、王道でもパターン化されていても全然構わない!と思って読み始めた。……のですが……
うーん、なんか、王道というより展開が安易? そんな気がしました。
自分を可愛くないと思いこんでいる受けが実は可愛い、というのは王道だと思うのですが、しかしそんなに滅茶苦茶に可愛いなら眼鏡だけでは隠せないと思う。
自分に自信がない受けが実は料理がうまい、というのは王道だと思うのですが、しかしそんな、来客数ニ十人規模のティーパーティーの料理を全て作れて紅茶もコーヒーも淹れ方は完璧でプロ並み、って……どこの宮廷料理人だよ、という気がしてしまう。
そんなこんなで王道展開目白押しなのですが、なんだかいまいち乗り切れないまま後半へと向かってしまいました。
後半は後半で、大変些末な描写がいちいち気になってしまって。
夕飯の準備をしていた受けが、お風呂の用意をすると言い出してバスルームの扉に手をかけるシーンがあるのですが、その時、なぜかその手には包丁が握られていたり。……え、包丁はキッチンに置いてこないの?
また、感動的なはずの告白シーンでも、立ち上がった攻めに、釣られて受けも立ち上がるのですが(釣られずに吊られているのですが、まあそれはともかく)、その受けの前で攻めは膝をつき、その腰に腕を回して薄い肩に顔を埋める。……肩?
待って、受けは立っていて攻めは膝をついているんだよね?それなのに攻めの顔が受けの肩に届くって……どんだけ受けはちっちゃいの??
また、自分の母親について尋ねた受けに、出生の秘密を教えてくれた家政婦は後にクビになるのですが、そんなことでクビにする攻め家族もどうかと思うが、それに対して一切良心の呵責を感じていないらしい受けがまた気になる。
ころころ視点が受け→攻め→受けと変化するのも「……これはどっち視点?」といちいち気にしなくてはならないので少々面倒に感じました。
いっそ毎回、受け攻め受け攻めと回してくれれば読みやすいのですが、たまに受け→受けとかなるから気が抜けない。
そんなこんなで、あまり盛り上がれずに読み終えてしまったのがとても残念。
雪代先生の他の作品は、王道展開でも楽しく読めたので、まさか好みどストライクの設定の作品でこんな残念な結果になるとは思ってもみなかったです……
眼鏡でソバカスだらけの使用人の息子・みのりが、自分を引き取ってくれたお屋敷の息子・克幸の力を借りて好きな人に告白する、というマイフェアレディ的なお話です。
外見もどんどん可愛くなり、ベッドでの所作のレッスンもされて…こういう、「Hなレッスン」系なお話はたまに見かける気がしますが、克幸は優しい指導をしてくれるキャラクターではなく、二人の間には子供の頃から雇い主と使用人の息子という完璧な主従関係が出来上がっているため克幸はどこまでも暴君です。
これがもしずっとみのり視点なら、俺様横暴な克幸に対しちょっと酷いんじゃ・・・なんて感情を持ったかもしれませんが、視点は交互に入れ代わります。というか、克幸視点の方がメインな気がしました。
いじめっ子の攻め視点の小説というのが、私にはなかなか新鮮で楽しかったです。
ですが、やはり克幸がみのりに対して横暴な振る舞いをしているのは確か。特に、最後まではしない、キスもしないと言ったのに結局強姦してしまうシーンは見ていて可哀相すぎました。
きちんと愛があったとしても、受けが酷い目にあうというお話が苦手な方は避けたほうがいいかもしれません。
すれ違い、意地悪、横暴など、やはりすかっと楽しいお話ではなかったなあと個人的には思います。
ただ、最初に「好きな人に告白したい」というみのりが、きちんとその人への思いも大事にした上で、克幸が好きだと気づくまでの流れが丁寧で自然でよかったです。
最初読みはじめた時はこんな俺様いじめっ子をほんとにラストで受けは好きに成るのかな??と思ったので^^;そのへんがうまくまとめられていたと思いました。
みのりがどんどん綺麗になって、外見も中身も凛としてくる様子がとてもしっかり描かれていたと思います。
しかし、これ、最後の告白シーンがとてもよかったんですが、みのりが女の子でもとても素敵な少女小説になったのではと思います。ふとそう思ったら、なんだか「BLだから」という部分や、「BLでないと」という部分は薄いのかな?と思ってしまったのがちょっとマイナスだったかもしれません。
もっと評価されて欲しい!!!
雪代先生は最も素晴らしい作家さんだと思うのですが…!
小説作家で1番好きなのが雪代先生です。いつもピンポイントで萌えツボを撃ち抜かれてます(笑)なので最近かなり買い漁ってます。
また、門地先生の絵柄も大大大好きです。門地先生挿絵の本はとりあえず買うくらいです。
しかも!設定もこんなに魅力的で(;_;)これは読まない手はないと思ってました。
私は傲慢鬼畜俺様攻め×健気過ぎる受け が大好きなので、他の方とは違い、タイトルの「下僕」にかなり魅力を感じましたw
感想としては、みのりが可愛い。本当に可愛い。そしてみのりが可愛くて仕方ない克幸も可愛い(笑)
克幸がお母さんの呼び方を変える理由とか、些細な思いやりに感動しました。
最後、麗と克幸の別れのシーンは切なくて涙が出そうでした。
雰囲気とセリフの選び方が秀逸で、、流石雪代先生…>_<…
麗がみのりを好きになったのも、なんだかみのりの可愛さを分かってもらえたみたいで嬉しかったです。
今回は、みのりが嫌われてはいたものの、克幸が大切に大切にしてたので、不憫受けとは感じなかったですね。でもこういうほのぼの系も、とっても面白かったです。
雪代先生の小説は、完結であっても、いつまでも2人のその先のストーリーが読みたくなります。
いじめっ子×いじめられっ子設定が好きで、答えて姐さんのコーナーでお勧めされていたので、購入しました。
面白かったです!!!
受けがとにかく純で一生懸命で可愛いのと、攻めも暴君というわりに、ただただ受けのことが好きで不器用なだけで、好きな子ほどいじめちゃう、けど優しくしたいという姿がとっても可愛かったです。
攻め視点のお話がちょこちょこ入っているのが良かったです。
もうそんなに好きならいじめてないで、とっとと告って大切にしちゃいなよ!と思いながらも、そのジレジレした感じを堪能させて頂きました。
上から目線で恋のレッスンとかしちゃうのに、本当は攻めは内心歓喜!でそれがバレないように平静を装うとか最高に萌えますね!
よくある設定ではあるのですが、2人とも可愛かったのと、門地先生のイラストがまた素敵でした。