恋について

koi ni tsuite

恋について
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神15
  • 萌×216
  • 萌22
  • 中立4
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
21
得点
209
評価数
57
平均
3.7 / 5
神率
26.3%
著者
木原音瀬 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
大竹とも 
媒体
小説
出版社
蒼竜社
レーベル
Holly Novels
発売日
価格
¥857(税抜)  
ISBN
9784883863006

あらすじ

ブライダルコーディネーターの朝霞武史は、初めてプロデュースしたお客様・笹川様に一年ぶりに再会した。
笹川夫妻は、朝霞が結婚式当日に起こしたドジを、笑って許してくれたとても優しいお二人だった。
朝霞は嬉しさと感謝の気持ちを込めて、笹川夫妻の結婚記念日に、お祝いの花束を贈るのだが…。
真面目でヘタレな笹川と、元気で明るい朝霞の、ほのぼのラブをどうぞ。

表題作恋について

笹川吉郎,会社員,29歳
朝霞武史,ブライダルコーディネーター,26歳

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数21

つくづく私好みなんです、木原音瀬さんの作品は。

デキのいい受けとパッとしない攻め、木原音瀬さんののちの大傑作『美しいこと』の原点となるようなキャラ二人が登場する作品です。
いやー、良かった。
さすが面白かった。
後半はヘタレた二人がひたすらグルグルしてるんですが、特別マイナス思考ではなく、かといって特別プラス思考でもなく、共感しやすい当たり前の悩みがダイレクトに切なくて、キュンキュンしました。なかなか進まない関係に、ヤキモキさせられました。
ノンケ同士っていうのは、ツボの一つなんですよね。ヘタレ攻めもツボです。
ベッドで抱き合ったまま、ひたすらキスだけを繰り返し、それ以上には進まない焦れったさとか。
男同士のセックスについて調べて、めちゃくちゃビビってしまって、普通に抱き合うことすらできなくなる受けとか。
ほんともどかしいんですが、萌えポイントをきちんと突いてくるもどかしさなので、焦れはするけど苛立ちはない。
木原音瀬さんの作るお話は、つくづく私好みです。

5

むつこ

>>ともふみさん
いえいえ!
きょ、恐縮です!
私はまだBL読みはじめてから歴史は浅いんです。まだ木原音瀬さんの絶版本もコンプできてないし…。なかなか見つからない上に、高くて心臓止まりそうになるんだよぅ(涙)
BLにハマってから、日常生活の空いた時間のすべてをBLに捧げてて、我ながらコワイんですが…まあいいか、みたいなw
自己紹介のとこには書いてませんが、いつき朔夜さんや月村奎さんも大好きなんです~♪
ちるちるは危険なサイトだと思います。ハマり度が加速して、貧乏になりますw

ともふみ

そうーーーー!と激しく画面のこちらで頷いちゃいました。
完璧な人間同士にドタバタやられても……へぇー……とか思っちゃいます。
恋愛は誰にでも平等だし理不尽だと思ってますので、コノハラ作品はそれはもう宝のごとく……合掌。

ふふふ、実は私も趣味かぶってるー!と一人勝手に親近感もってました♪
が、何せちるちるもこうしたサイト上でのやりとりも初心者なもので、むつこさんは遠いお空のお星さまのような存在。
今回のお言葉とっても嬉しいですv

むつこ

>>ともふみさん
ワーイ、コノハラー仲間だー♪
全文同感です!
木原音瀬さんの場合、イケメン攻めと美人受けのカップルじゃないところがツボにくるんですよねぇ。ダサいヘタレ攻めとか、マザコンデブ受けとか、50歳受けとか、さらにはジャングルの王者ターザンな野生男とかw
てゆか一度ともふみさんにご挨拶したかったんですよ!前から自己紹介欄見ながら、趣味がかなりかぶってたので、嬉しくなってました(^◇^)

ともふみ

私もこの作品むちゃくちゃ好きです♪
痛いコノハラ作品もたまりませんが、この「恋について」のように恋愛基本系の作品もいいですよねー!
笹川のヘタレを通り越した、情けなさっぷりとか私もツボりました。
パニくってわけわからん行動にでるし……ふふ。
仕事もできてしっかり者の朝霞が、笹川相手では立場が弱い所がいいなーと。
木原さんの書かれるカップル達のパワーバランスが絶妙だと思います。

ラストのほのぼのまでちゃんと味わってください

ergoで、大竹ともさんの漫画を読んで
即ノベルズも購入したくらいお気に入りの作品です。

ってことで
漫画でネタばれしてるはずなのに。。。それでもたっぷり楽しませていただきました。

ブライダルコーディネーターの朝霞(あさか)と
彼が始めて担当した客・笹川のが、たまたま歯医者で再会して
最初はブライダルコーディネーターと元客という関係だったのが
もう一歩進んだ関係になるものの
お互いノンケ同士、その感情に気付かない、あるいは気付かないふりをしつつ
ぐるぐる悩みまくってすれ違いまくる、木原さんの得意のぐるぐる系お話なんですが
その先にまっているラストが
私が読んだ、他の木原作品のどれよりも甘くてほのぼのしてて
読んだ後、こっちもほのぼのした気持ちが長く持続するようないいラストでした。

私個人としては
ラスト寸前の、すれ違いまくった末にお互いの気持ちを確信して過ごした翌朝の
何気ない会話の風景に
どうしようもなく心が震える程の幸せを感じました。
(大竹さんのイラストも秀逸でした)

あと
朝霞の担当したゲイのカップルの挙式の様子がラストに描かれているんですが
これが予想外に感動的で思わず目が潤んでしまいました。


こうやって改めてレビューを書くと
かなり王道なシナリオではあるのですが
とても暖かくて印象深い作品で、私は大好きでした。

4

メンタルをどこまでも深く描いた話 (ღˇ◡ˇ)♡

この度も木原音瀬先生の作品の中から選びました。
スイートなタイトルと素敵な表紙イラストに惹かれて。


攻め:笹川吉郎、30歳、ノンケ、公務員
受け:朝霞武史、26歳、ノンケ、ブライダルコーディネーター


目次
・恋について(朝霞視点)
・恋について2(朝霞視点)
・マンガ
・あとがき


あらすじ
朝霞と笹川の最初の出会いは一年前に遡ります。
ブライダルコーディネーターとして、朝霞がプロデュースした最初のお客様が笹川夫妻。
結婚式当日、朝霞は大失敗をしました。
けれども笹川夫妻は一言も責めたりしません。
逆に気遣い、感謝してくれました。
式の後は後悔で涙が止まらない朝霞でした。
けれども一念発起、今ではベテランの域に成長。
朝霞はかの新郎・笹川と偶然再会を果たします。
これを機に、間もなく結婚記念日の二人に花を贈ります。
いつしか二人は飲み友達に…。


ノンケ同士のすれ違いLOVEストーリーです。
二人のぐるぐるした恋愛を中心に、物語が展開していきます。
中には主人公二人の進展しない恋愛にイライラする方もいらっしゃるかもしれません。
でも私はこのゆるゆるとした展開も結構好き。

それに本書の良いところは、朝霞の仕事について結構多くのページが割かれているところ。
上手くいかない恋愛を想って、主人公がうだうだ悩むだけだと流石に疲れると思うのです。
けれども巧みに朝霞の仕事を絡めているので、まったく退屈せず、楽しく読み通すことが出来ます。
ブライダルのこと、部下の高円寺のこと、教会での式を希望するゲイのお客様のことetc。
興味津々で読ませて頂きました。
さすが木原先生、うまいなぁと思いました (๑>◡<๑)

最初、笹川が偽装結婚をしていたと知った時は、驚くよりも納得の気持ちの方が強かったです。
やはりね、BLですからね、と。
でも笹川も奥様もどちらも同性愛者と思いきや、奥様だけがそうだと知り、そこは驚きでした。
しかも笹川は奥様を心から愛していたと言うではありませんか。
いつか自分の愛に気づいて欲しいと儚い望みを託しながらの偽装結婚。
上手く行くはずなどなかったのです。
また上手くいかなくて良かった (๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!

全て朝霞視点のため、笹川が何を考えているのか分からず、疑問に思うシーンも多々ありました。
ただそれすらもミステリー小説を読んでいるようで楽しかったです。
ラスト近くになっても、笹川の行動の意味や真意が分からず朝霞とともに悩みました。
とはいえ終盤の朝霞と同じ思いが私の中にもずっとあったのです。

良い雰囲気になった時に朝霞が笹川をはねのけたことがあります。
そこから全ての歯車が合わなくなりました。
また朝霞が泥酔した夜、同僚の部下の家に泊まったことがありました。
朝霞は、恋人の笹川に誤解されることを恐れ、敢えて本当のことを話しませんでした。
でも朝まで帰らなかったことを笹川は知っていたのでは?
そんな印象を私は受けました。
この時、仮に朝霞が同僚のところにいたことを正直に打ち明けていたら…。
また朝霞が笹川をはねのけた理由を素直に話していたら…。
「IFストーリー」が出来上がってしまいますね。

でも現実にもそんなことって沢山あります。
特に恋愛中で壊れがかっている二人には、こんなもしもが沢山付きまといます。
現実にこんな「もしも」があった場合、既に壊れている可能性が大です。
でも朝霞の性格と笹川の性格がうまく融合し、最後はバッチリ上手くいきました。
本当に素晴らしい恋愛小説。

途中まで読んでイラっときた方も、どうか最後まで読んで欲しい作品です。
「終わり良ければ総てよし」と言う言葉の通り、とにかくラストが良かったです。
ヘタレな攻めですが、長いこと一方的な片思いに苦しんでいたため、恋愛下手なのですね。
そこら辺、朝霞も大目に見てあげて欲しいなと思いました。

ラストもよかったのですが、何と言ってもクライマックスシーンが圧巻でした。
全ての言葉が胸に突き刺さり、それまでのトロトロが嘘のようにハイスピードでした。
全て胸に来る文章のため、そのうち一つを上げるのはとても無理です。
無理と言いながら「この箇所分かる~!」と思う文章があり、その部分を抜粋させて頂きました。

━━━平凡で、地味で、特別な才能もなくて、ただただ話を聞くことだけが上手い、気の弱い男。この男のどこがそんなに自分をとらえたのか、凶暴的に好きだと思わせるのかわからなかった。━━━

いやぁ~、これは朝霞の笹川への想いのわけですが、すごく共感できました!
恋愛においては、性格が良いから、顔が良いから、お金持ちだから、など好きな理由は沢山あります。
でも私は「その人の何を好きになったのか分からない」という「好き」もアリだと思うのです。

つまり、気づいたらいつの間にか好きになっていた、という感覚。
「好き」と言う気持ちがより本物のような気がするのです。
何かしてくれたからとか、何かしてくれそうだとか、何かしら理由がある方が打算的な気がします。
もっと言うなら「嫌いになりたいのに好きが止まらない」方が運命的でロマンティックで好き。
と勝手なことばかり持論を展開してしまいました (๑→ܫ←๑)ノ ハンセイ

本書では、最後まで二人の本番は拝めませんでしたが、それ以上の「想い」を堪能させて頂きました。
楽しかったです。
これまた宝物の本が1冊増えました。
長ったらしいだけの拙いレビュー、読んでいただき有難うございました (‾◡◝*)(* ◜◡‾)

2

恋とは

普通のノンケの男同士が恋に落ちたらきっとこんな風に悩むのだろうな、という等身大の恋のお話。
戸惑い、近づいて、すれ違って、結ばれる二人から、恋の切なさや喜びがシンプルに伝わってきました。二人の心の動きが丁寧に描かれていて、こんな恋ありそう、と頷きながら読みました。

ブライダルコーディネーターの朝霞は、一年前に初めて担当したお客様・笹川吉郎と偶然歯医者で再会する。その後も偶然が重なり、やがて二人は頻繁に食事や遊びに誘い合うようになる。ある日、ひどく酔った笹川を朝霞が家まで送るが、そこは夫婦の空間とは思えないほど荒れ果てていて。笹川の結婚は相手が実家を出るための偽装結婚で、「一度も一緒に暮らしたことはない」と笹川は妻への叶わない片恋を涙で話すのだった。そんな笹川を放っておけず外出に誘い続けるうち、朝霞は笹川を支えるというのは建前で自分こそが穏やかで聞き上手なこの男に話を聞いてもらいたかったのだと気づく。妻との関係を清算すると決め、笹川は少しずつ立ち直っていく。ある日、笹川のマンションで酔いつぶれた朝霞は、寝入りばなに笹川からキスされ抱きしめられる。恋のような感情に戸惑う朝霞。しばらくぶりに会う笹川はやつれ、朝霞への思いを告げて逃げ出してしまう。痛々しい男が愛おしくてたまらない…。はっきりと笹川への恋を自覚した朝霞は、自分も笹川が気になっていると告げるのだった。

ここまでが表題作「恋について」のあらすじですが、これは二人の恋のほんの入り口。

「恋について2」では、淡い雰囲気から一転、カップルの切実な問題が二人に立ちはだかります。
深い関係を求められた朝霞が、受け入れる行為が恐くて(痛みとか怪我とか)笹川を突き飛ばしてしまったことから、二人はすれ違ってしまいます。どうなってしまうのだろうとやきもきしましたが、最後は互いに好きな気持ちを確かめ合い、体を重ねます。最後まではしない触れ合いが笹川の優しさを表していて、温かい気持ちになります。(コミック版には、その後の二人のショートストーリーが掲載されていて、そちらもとても良いです。)

仲直りした後の二人の会話の甘いこと!普段は穏やかな笹川が、ほかの男と寝たという朝霞の嘘に、「最初の時に、嫌がられても全部奪ってしまえばよかった」と悔しがるセリフにグッときました。そして誤解が解けると、「誠心誠意尽くすので…ずっと笑っててくださいね」と言う。笹川に求められ甘やかされる朝霞は幸せ者ですね。
初めは気弱で泣き虫でさえなかった笹川が、最後には包容力ある魅力的な人物に見えてくるのは、やはり恋の力なのでしょうね。

この作品が書かれたのは10年以上前。その頃よりは社会の理解は進んできたように見えますが、当事者にならないと気づかない大変さはきっとまだ沢山あるのでしょう。
朝霞のお客様のゲイカップルが教会での挙式を断られたときに、朝霞が牧師を説得する言葉に胸を打たれます。
「(彼らは)性別に関係なく相手が愛しいと思っただけなんです。」恋とはなにか。この短い言葉が朝霞の出した答えであり、私もそうだと思いました。

1

タイトルが素敵。

姉の結婚で知ったブライダルコーディネーターの仕事に憧れ、自らその職に就いた仕事熱心な朝霞武史と、彼が初めて担当した顧客で実直な公務員、笹川吉郎の物語。冒頭、結婚式の回想シーンでの、笹川が花嫁にとった行動にハッとさせられます。もう、この時点でグイっと引き込まれてしまうんです。

木原作品できゅーんとさせられるなんて初めてでした。作家さまはホントにリアルなフツーっぽいの男の人を描くのだけれど、その普通さの裏側に隠されたドロッとしたものを炙り出していく過程が魅力の一つ。ノンケ同士が同性であることを意識しながら、それでも相手に惹かれてしまう気持ちを抑えられない。女に対しては絶対見せない男の色気を感じます。そういうのが見たかった…!もちろんリアルな分、女性の登場は免れません。お互いに思い合っているはずなのに、気持ちはすれ違うばかり。強烈なお話ばっかりだったので、こういったコミックっぽい恋心が描かれるパターンは新鮮でした。(まるでキワモノ扱い…。ごめんなさい。)

男の抑制された恋情に萌えました。笹川さんがえらくツボで、そこはかとなく色っぽかったです。カップルを見守る楽しみというより、はしたないけれど覗き気分のコーフンというのでしょうか、なかなか共感を得にくいおばたん好みの作品でした。あー、しっとりしてて、でもザワザワさせてくれて、とてもよかったなぁ。

ちなみに、この作品には男性同士の結婚式が出てきます。以前、答姐でそのようなシーンが描かれた作品を探されていた方がいらっしゃったのですが、発見が遅すぎました。お役に立てず申し訳ありません(汗)。

3

じりじりほのぼの

帯『キスしたい、どうしてだろう。』

痛くない木原さん作品です。
勿論傷つけられる人も出てはくるんだけれど、ザックリ容赦なくエグる様な傷つけられ方ではなく、じわりじわりと内面が傷付いている、そんな感じ。
いや、それは痛いじゃないか!と思われるかもしれませんが、その傷をモロに見せるのではない書き方がされています。だから痛みをさほど感じさせないのです。

ブライダルコーディネーターの朝霧が初めて受け持ったカップルが笹川夫妻の結婚式で、2人はとても幸せに見えたし、その後笹川と再会しても朝霧はこの2人が幸せなのだと思っていた。
けれど実は笹川夫妻の結婚は偽装結婚で、笹川は朝霧の前でだけは幸せな夫婦生活を語っていただけで本当は孤独に暮らしていた。
最初は飲み友達から、そして少しずつじっくり、じりじりと2人の距離はくっついたり離れたり。
ほのぼのと呼ぶにはどこか角があって、じりじりほのぼのとでも言うべきか。

2

ゆっくり進む

実は、同人誌の「The drop of summer」を読もうとしたときに、
本作の番外編も入っていると知り、読むことにした作品であります。
なので、正直に言いますと「強く、読みたい!」と思った作品ではなかったです。
ところがなのか、だからなのか、非常に素敵な作品でした。

ブライダルコーディネータの朝霞は、初めて担当した
顧客カップルの笹川に再会した。挙式では、
あまりに素敵なカップルだったのだが、
実は、偽装結婚だった。
再会し、だんだんと距離を縮める2人。

BLって、結構「あり得ないでしょ、こんな展開!?」なんてのが、
多かったり、それを求められてる感がある中、
本作は、「あるよなそんな気持ち」とじんわり感じさせてくれます。

単なる、ほのぼの作品ではなく、
木原さんらしい「ほのぼの」作品です。

2

恋とは何だろう

 姉の結婚式プロデュースに感動して、ブライダルコーディネーターの職に就く朝霞と、彼の最初のプロデュースしたカップル笹川のお話です。

 笹川夫妻は結婚式に戸惑うのでも、喜ぶでもなく淡々と打ち合わせを行い、何かが欠けたまま結婚式当日を迎えます。

 朝霞と笹川が再会した後に、朝霞はこの結婚が偽りの、形だけの結婚であることを打ち明けられます。笹川夫妻に欠けていた恋愛感情が分かった時点で、「恋って何だろう?」と考えてしまいました。

 私には、朝霞が笹川が自分にとっての初めての担当で思い入れがあったこと、事情を知ってしまったから、余計に力になりたいと頑張っているように見えました。

 笹川が朝霞に迫ってくるのに、いざ本番になってみると、怖じ気づく笹川の気持ちがリアルです。後半では朝霞と彼の部下である高円寺と彼らがプロデュースするゲイカップルも登場します。

 笹川から迫って、離れて、朝霞から追いかけて、また離れるという「すれ違い」も楽しかったです。友情の優しさではない、恋愛の甘さが嬉しいです。

2

堂々巡り

久々に合体しないBLを読んだ気がします。
受が受受しくないというか、リアルに人間臭い感じがして
個人的には読後はわりと気持ちよく読み終えたかなという感想。

ウェディングプランナーを務める受。
相手は、初めて結婚式をプロデュースした新郎。
思い入れのある相手との再会。幸せな結婚生活を送っているのかと
想いきやーというところですね。
はじめはその気なんかなくて、だんだん一緒にいるのが悪くないな。
そこから「好き」という感情に変わっていくわけで。
「男同士」の「性」についてちゃんと勉強して
触れられてうれしい、気持ちいいと思う反面の「恐怖」
「怖かった」が言えなかったがためのすれ違い。
もう堂々巡りがひたすらというのがメイン。

後半の攻の対応には受じゃないが「まじか・・」と思ってしまった。
まぁ木原作品ですし。。。。いつものことですし・・
言っている場合ではないんですが
この思考回路はどうやって生まれているんだろうな・・と思ってしまう。

怖いと思ったところから、考えて悩んで
隣町までそれなりの道具を持参して、抱かれる覚悟で臨んだ
受が可愛くもあり滑稽でもあり。
なんだかんだでハッピーエンドではあるものの。
やっぱりここまで来たら合体は見たかったかなー
もともと受って感じでもなかった受がどのよーにと想像すると
少々萌えました。そこはでも妄想で補うしかないのかな。

2

木原先生原作のコミック

「ergo」という、丸々木原先生の雑誌(!)に掲載された作品のようです。腐歴が長くはないのでそれ以上がよく分からず、木原先生の小説もあるのかと少し調べてみましたが、大竹先生のコミックのみ、らしいですね。
今作の主人公はブライダルコーディネーターの朝霞武史。初めて結婚式を担当したお客さまの笹川と一年ぶりに再会して恋をしますが、木原先生らしくすんなりとはいかない恋です。以下ネタバレしますので改行します。

朝霞が理想の夫婦と思い込んでいた笹川たちは実は、奥さんがレズビアンの偽装結婚。
仕事でも熱意があるのかないのかよく分からない新人に振り回され、笹川と思いが通じ合ったと思いきや、ぐちゃぐちゃの思考の泥沼にはまり(特に笹川が)、すんなり一線は越せず。
コミックであっても、ああ・・やっぱり木原先生だな・・・と思いました。
それに、ゲイのカップルが結婚式を挙げる場面がありますが、式にこぎつけるまでが大変で見ていて切なかったです。ここをもっと読みたかったかな。私、木原先生が好きなのは登場人物が恋愛だけでなく、仕事に一生懸命だからなんです。
ラブラブ書下ろしの「台風一過」は、朝霞と笹川のエッチがありました。なんだかんだあっての末なので「よかったねえ」の一言でした♪

2

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