兎の森 2

usagi no mori

兎の森 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神73
  • 萌×223
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

87

レビュー数
22
得点
466
評価数
100
平均
4.7 / 5
神率
73%
著者
苑生 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFT SERIES
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784813032731

あらすじ

これから環が「守ってるもの」俺が破ることにする。

幼い頃から一緒に遊んでいた環と志井は1歳差の幼なじみ。
高校生になった二人は、志井が押し切るかたちで付き合う事になる。
「1年だけ」で終わる約束。環は友達感覚のままだが、
志井はどうにか一線を越えようとする。
──セックスなんかする必要ない。
志井の欲求とは裏腹に、隠れていた環の心が揺れ動き…?

表題作兎の森 2

志井洵太,高校1年生,幼馴染
弓永環,高校2年生,幼馴染

同時収録作品兎の森 2

志井洵太,中学生
タクミ,出会い系で会った大学生

その他の収録作品

  • かわいいおとこのこ(描き下ろし)
  • おいしそうにたべるおとこのこ(描き下ろし)

レビュー投稿数22

丁寧に描かれていてすごく刺さりました…

商業本で久しぶりに物凄くよかった…
志井の心の動き、男らしいところ、すごく、ときめいたり、わかる………!!!ってなったり
本当にずっと、心を動かされながら読んでいました。

blに対抗がなければ世の中の皆に読んでもらいたい、苦しく切なくドキドキする、素敵な物語です。

1

昏くて深い兎の森

たぶん作品が完結した暁には”神”になる気がするのですが、まだ途中なのでこの評価にしました。とはいえ、切々と読者に訴えかける心理描写は神”だと思います。久々にずっしーんときて奥歯を噛み締めました…。

以前はこの作品の抱える”闇(のような気配)”を受け止めきれなかったんですよね…。2巻の発売を機に、読み返したら、なぜかすっとハマって、、、この苦しくなるようなもどかしさ、じれったさに志井と一緒にジタバタしてしまいました。そして、なんとかしてやりたい気持ちでいっぱいになりました…。(志井、負けないで~)

志井と環のそれぞれの事情が見えてきて、なるほどなるほど…となる2巻です。
DKらしいアホな部分とDKらしく悩みもがく部分が、程よいバランスで描かれる一見平穏なようで実は不穏な日々にドキドキします。
母親の性におびえる環の壊れ方と処し方が、なんとも悲しいです。母親の相手の男を査定しながら、男性である自分の欲望も無意識に否定し、自分の欲望の対象として息子を見る母親(ニンフォマニアじゃ…)との関係性に苦しむ環は、外の社会と関わることで何とか均衡を保ってはいるものの、やや分裂している印象を受けます。本当は否定したい母親も大好きでいたい(肯定しなきゃいけない)というしんどさをずっと一人で抱えてきた環。そのことに気づいたとき、ドン引きするでもなく、事実を受け止め助けたいと思う志井は、めっちゃいい男です!志井の存在は、恋愛感情以前に環にとっての救済なのです。性欲があるからいらないという、言葉と真逆のことを思っている環の心と言葉がいつか合致して、安心して生きていける場所をつくるのが志井の役目なんだと予感しました。(尊い…)

環を好きな気持ちを持て余して悶々としていた志井が出会い系で出会う大学生のタクミさんがいいキャラ!いくら性欲を解放しても、報われない恋心が解消していくはずもなく、余計に悶々とする志井が不憫でした。
攻め受け、両方とも不憫なんです。思うようにならない、2人の歯痒さがぎゅうぎゅう鳩尾を攻撃してきました。

やっと秘密を共有できた2人がどうなるか、次巻が早く読みたいです。

0

何度も読み返してしまう

苑生先生の絵が本当に綺麗です。

付き合ってからの志井がめちゃくちゃグイグイくる…!!読んでいて楽しかった〜!

環離れしていた空白の1年が明らかになり、基本攻めが受け以外とするの嫌なんですが、、これは好きすぎるあまりそうなってるのでなんか全然OK!笑
むしろ顔射するとこすんごい萌えた、、。
環のこと大好きすぎるのがかわいい。

あとすごく好きなのが「見てく?」の志井の表情…こんなイケメンだった!?←
ゾクっとしました。

そして環…
トイレで強引なキスされたのに画像見て笑顔で戻って来ちゃったり、押し倒され触られて怒ってたはずなのに気づいたら許しちゃったり、志井が「1年付き合う話もう終わりにしよ」と言っても「約束したから1年付き合おう」とか。
志井のことを完全拒否しないところがそりゃ志井も諦められないよなぁと思います。

環の家庭事情も色々と分かって今の環になった理由がわかり、、。
「母さんの子供だよ俺」って言っちゃうのがもう。

すごく良いところで終わってしまったので3巻が気になる…!

環がこのあとどう変わっていくのかが楽しみです。
なかなかくっつかない話しが好きなので、この2人がくっついたら、、そこにはすごい萌えが待っていると思います。
 
honto:修正真っ白
シーモア:短冊のみで神!!
買い直しました(笑)

2

薄皮を剥がすように、少しずつめくられていく

フィクションで、架空の日本に住む知らない高校生の男の子達のお話なのに、すごく生々しい。
2巻もあっという間に読んでしまった。
2人の関係、環という男の子の内側のほの暗い部分、そして環の内側に入りたい志井。
読ませ方が上手いです。コマ割り、視線、惹き込まれる展開に夢中になってしまう。
シリアスの中に、不自然にならない自然さでコミカルな部分も描いているのが重たくなりすぎず、するりと読みやすい。
これは志井と環だからこそ出せるトーンなのかも。

長年の幼なじみに好意を寄せる志井と、長年の幼なじみから好意を寄せられて戸惑う環。
1年間という期間を設けてお付き合いをすることになった2人。
一般的にはこのまま恋愛モード一直線になりそうなところですが、なかなかすぐにそうはならないのが兎の森の魅力。
少しずつ、少しずつ、メインキャラクター2人の外側にある薄皮をぺりぺりと剥がしていっては、そっと隠していた内面が見えてくる。

この2人。付き合ってはいるものの、志井の高校生らしい性欲を含んだ環への真っ直ぐな"好き"の気持ちと、環のどこか幼なじみへの気を許せる好意の矢印が噛み合わないので、恋愛未満な感じが強いんですよね。
なんというか、"好き"って、言葉の響きも文字もたった2文字でありながら、シンプルでいてとても複雑で、種類や意味が異なる難しい気持ちだなと。
志井の環への好き。環の志井への好きと、母親への好き。環の母親からの環への好き。
どれも好意だというのに、真っ直ぐだったり、安心感があったり、歪んでいたり…
本当に関係性や人によって違うものだよなあと思います。

きっと、志井という幼なじみの男の子との時間は、幼い頃から環にとって屈託なく笑える唯一と言っていいほど、家よりも安心出来るものだったのではないかな。
だから、戸惑いながらも押し切られて交際をOKしてしまうし、途中途中で拒否や否定をしつつもなんだかんだで流されてしまうし、許してしまう。
これだとなんだか環がずるい人のようにも思えるのですけれど…
1巻、2巻を読み返して、誰にも言えずに幼い字でノートに綴るしかなかった過去と、好きな母親との変わりゆく複雑な関係を、環はずっと誰かにこの隠された状況を暴いて助け出して欲しかったのかもしれないなと感じてしまったんです。
一緒に手を繋いでフェンスの向こう側に連れて行ってくれるのは、もしかしたら他の誰よりも安心が出来る志井なのかもしれない。
そんな期待をしてしまう2巻でした。

今作で新たに登場したタクミも好印象の良いキャラクターで好きでしたね。カラッとした気持ちの良い性格の志井のアドバイザー。
そして何より、1冊を通して良くも悪くも志井の真っ直ぐさと環への心からの"好き"があふれていて、不器用ながらに懸命な志井が大好きになってしまったな。
引き続き、複雑で多感な高校生2人のその後を見守っていきたいです。3巻も楽しみ。

2

守っているものを壊すとき

『兎の森 1』の続編です。

高校1年生 志井 洵太と高校2年生 弓永 環のお話。

前作では、一歳年上の環にずっと片想いをしていた志井。
環が「女子が苦手」なことを知り、自分の気持ちを告白しました。
…が、あっけなく環にフラれるも、どうしても諦められない志井は体育祭のリレーで勝負を挑みます。
リレーに勝利した志井は1年間の限定で環と付き合うことに…。
今作は、その続きになります。
環との距離を縮めたい志井と志井への対応に悩む環。
好きだからあれこれしたい志井は環に好きにさせるどころか怒らせてしまいます。
そんな志井にはセフレがいて…。

いろいろと衝撃を受けた2巻でした。
苑生先生のストーリー構成が見事としか言いようがない。
現実では受け入れがたいエピソードなのに、どこかで起こっている日常にも感じてしまう。
母親の男性遍歴から性嫌悪の環が抱える不安――次は俺かもしれない
まるで仄暗く冷たい森に囚われているような錯覚。

2巻は、志井のセックスフレンドで大学生のタクミさんが登場します。
志井が中学生の時にSNSで知り合いました。
環にしたくてもできない事を似ている人とできればいい
しかし、疑似環とヤることで本物の環から離れる作戦は失敗します。
どうしたって気持が届かない相手より、傍にいてくれる人を好きになるのは自然なことだと思う。
だって、誰だって自分を必要とされたいから。
…が、環ではなければダメなんだと再認識した志井。
斯くして、環への想いを募らせた反抗期の幕は閉じたのでした。

環は性欲を持つことが最悪で不快なはずなのに、どこかで志井を羨ましいと感じています。
誰にも言えない2人だけの秘密が増えることで何もなかった頃には戻れません。
環の守っているものを志井が破る
それにより、環を現状から救い出して欲しい。

描き下ろし『かわいいおとこのこ』
タクミさん視点のお話。

描き下ろし『おいしそうにたべるおとこのこ』
環がバイトしている寿司屋の常連 山野辺さん視点のお話。

どちらも第三者視点で描かれているのが新鮮でした。
いつかタクミさんがメインのストーリーも読みたいです。

1巻と同様に、まだ行く着く先が見えない2人。
環の置かれている状況が想像以上だったことで、問題の根源は深いのだなと感じます。
正直、環にとって安心できる場所がないのは辛かった…。
どのようなカタチが正解なのかわからないですが、ただただ2人の幸せを願うばかりです。

全体的に重くいたたまれない展開ですが、苑生先生がコミカル要素を散りばめているので暗くなりません。
また、志井のセフレではありますが、タクミさんの存在はありがたかったな。
おすすめは、環のお気に入り チベットスナギツネです。
シュールな表情で志井を威嚇していました(笑)

2人が同じ「好き」になり、環が愛で満たされますように。
続編を心よりお待ちしています。

2

まさにセッするフレンドなセフレ現る

この2巻では攻めの志井、受けの環のそれぞれの過去が少しずつ明らかになってきますが、依然として歪な関係が続いています。

今回、タクミさんという志井のセフレが登場します。それが本編での行動や描き下ろしを見る限り、ただの善い人でした。(笑)
今のところ志井に対する恋愛感情などといった翳りもなく、本当に文字通りの、セッするよきフレンドのように見えます。

ここまで完全に恋愛と性欲を割り切れていて、恋愛相談まで親身に聞いてくれるセフレだと、志井とのエッチを見ていても浮気感が湧いてこないのは私だけでしょうか。いや、厳密には環と付き合い始めてからはエッチしてないみたいなので浮気ではないかもですが。
私は基本、攻めと受けのどちらにもセフレはいてほしくないタイプの人間なので、どうしても「セフレとのエッチ=浮気」と脳内変換してしまいがちなのですが、このタクミさんを見ていると、その脳内変換が働かなかったので不思議でした。

まぁそんな善いセフレなのも今のところなだけで、これから先も環に秘密で志井とつるんでいると、もしかしたらふとしたことで恋愛感情へと変化して、さらに志井と環の関係をややこしくしていくのかもしれないし、これからも応援してくれるだけの善い人でいてくれるかもしれない。うーんどっちかなぁ。
なんとなく描き下ろしのタクミさん目線を見た感じ、私は後者の最後まで善い人ルートだと予想していますが、前者のパターンも見てみたい気もします。(笑)

これからきっとこの秘密裏なセフレ関係も、いつか志井は環にバラさないといけないミッションが来るはずです。私はその日がとても楽しみです。あっさりいくのか、それとも一悶着いくのか。

まだ、攻め受けお互いに隠し事や謎な部分が残っているし、約束の一年は来てないしで、これからの展開が気になって仕方がないです。
志井と環が無事にくっつく日を心待ちに見守ります。

3

助けてあげて!

キモいキモいキモい。
それが読み終わった後の環の母親への感情です。

一巻の感想では虐待は無いけど毒親だと思うと書いていましたが、環から明かされた秘密に衝撃を受けました。志位よよくぞ聞き出してくれた!
環の恐怖を思うと大人として居た堪れないです。

それにしても環から遠ざかっていた間に志位は大人になっていたんですね…。
志位の愛情と行動にこれからの環の未来が掛かっているとも言っていい展開が何とも歯痒いです。

だって彼等はまだ高校生なんですよ!
あの母親と環を離して安心して居られる場所を作ってあげたいです。
ただやはりたった1人の母親だという事で、環が罪悪感や義務感を感じてしまうのでは無いかと心配です。

誰か3巻で助けてあげてと思わずにいられませんでした。続きが待ち遠しいです。


1

『この空間気持ち悪い』素直な心の感じる闇は。

私の予想は的中して。後半にはとても悲しいエピソードが待っている。
台詞の無い空間に、環。独り。じっとりとまとわり付いて、離すまいとする腕。
そんな場所に環を置いておけない。志井が戻って来て、一時的に避難させる事になる。
そこでやっと私は一息つけるのだ。問題はまだ何も解決していない。

環の抱えていた闇はそのまま。母親の闇。幼ない環の居る狭い部屋で、平気で男をあげてセックスに興じていた母親。あられもない声をあげて、痴態を晒し。飽きられて男に捨てられる。その繰り返し。幼ない環は間近に見るその行為そのものが恐ろしかった。それはほとんどトラウマになっている。そして今、大人の男の身体になりつつある環は、母親に性の対象として見つめられている。母として愛しているけども、当たり前だが、そういう対象として見られる事が恐ろしいのだ。
誰にも言えなかったことを志井に初めて告げる環。
秘密を抱えた2人は、次巻へと。

体育祭のリレーで勝った志井は期間限定で、環と付き合う約束を取り付けたので。環は渋々ながらも、2人は一応恋人同士の真似事をしている。一緒に勉強をするという名目で、部屋に2人っきりなのに。環の着ている「チベットスナギツネ」のジト目にたじろいで、手を出せないでいる志井が可笑しい。レビュアーさんで、コレをアイコンにしてらっしゃる方がおられるので。私は環がその方に見守られているみたいな気もしていて。コレは鉄壁の守りかもしんないと、勝手ながら二重の意味で面白く感じてしまいました。

小学生の頃から、環一筋に想っていた筈なのに。やはりそこは年頃の男の子。志井は、出会い系で知り合った大学生の男を抱く。(これはちょっとショック。)タクミさんは性に奔放で、顔は少し環に似ている。イケメンだ。後腐れ無い関係が良いと言ってくれて、サバサバしている。タクミさんサイドのストーリーになったら。志井みたいな素直な男の子に絆されて、好きになって。本物の恋を知る、みたいになっても全然素敵なんだけど。
やはりそこは、志井と環のハッピーエンドを願っているから。タクミさんには残念だけど、そこそこで退場して頂きたいけれど。タクミさんにもいつか、早いうちに。心から愛せる人に出逢って欲しい。

環の心と身体の解放。愛し合う優しいセックスは、心にも身体にも「いいこと」である事を、本当の意味で環が感じられる美しい結末を願っています。

1

1巻で物足りなかった人は是非2巻を

2巻!絡み増えてきます!3巻以降の絡みに期待です!

この少しずつ絡みが増えていく感じが、とても丁寧に描かれているので、2人のエッチ描写が増えるほど興奮が増します。

受けは完全にストレートなので、実際ストレートの人が迫られたらこうだろうなぁリアルだなぁと思いながら見ていました。

BL漫画はストレートの割にはあっさり受け入れちゃうのもよく見るけど、この位段階を踏んでいかないも中々難しいですよねって思いました。

受けがかわいいし綺麗でとっても好みでした。

あと、ギャグ要素がたまに入ってくるんですけど、普通に面白くて吹きます。

4

続きが気になる

2巻発売日に思い立って購入した為、1巻が手に入らず苦労しました。
先に2巻読んじゃったんですが、1巻が届いてからもう一度読みました。

凄くリアルで気持ち悪い環と母親の関係性が、環を歪めてしまったんだろうと思うと辛いですね。子どもに性的な部分を出してしまうのって虐待ですよね。
高校生なら普通にあるであろう性欲を、これだけ毛嫌いしてしまうのは大変だろうと思います。

ダークな話に笑いを提供してくれている志井だって、ゲイである自分に向き合ったり、環が好きな自分に向き合ったり、色々もがいて今の志井が居る。
志井がもがいている時に助けになってくれたタクミみたいに、今度は志井が環を救ってくれるんでしょうね。

これだけ内容が濃くてダークな話になってしまいそうなのに、所々クスッとさせてくれるバランスがとてもいいです。
志井の変態チックなプレイは環じゃなくても引きそうだけど、好きが溢れて我慢出来ないのが伝わってきてほほえましかったです。

志井が環の家に行ってから、部屋の違和感に気付いたり、子どもの頃書いていたノートを見つけたりして、環に何が起こっているのか知っていく所の志井がよかったです。
母親の呪縛から環を救ってあげて欲しい。

これからって所で終わってしまったので、次の巻がすっごく楽しみです。

4

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