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表題作TIAM BOY(ティアム ボーイ)

吾妻康平
不動産屋勤務
ミチル
バーの店員

同時収録作品TIAM BOY

直哉
高校生?
ミチル
高校生?

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

不動産会社に勤める吾妻は最近彼女に振られ営業ノルマも散々。ヤケになって入ったバーでキャンペーンボーイ風店員のミチルと出逢う。酒の勢いでしたSEXは吾妻を夢中にさせた。
その後、予測のつかないミチルの行動に翻弄される吾妻。「もう会わないほうがいい」と心が訴える一方、
蠱惑的なミチルにのめりこんでいく。
しかし、店の客とキスするミチルを目撃した吾妻は本心を問い詰める――

“好きだよ あっくんのこと でも恋はしてない 
穴があいてるんだ でっけぇ風穴 
だれにも埋められない”

DV、乱交、行きずりのSEX…
ミチルの壮絶すぎる過去を知った吾妻は――!?
大幅加筆10ページ描

作品情報

作品名
TIAM BOY(ティアム ボーイ)
著者
安堂ろめだ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784832291553
3.7

(26)

(8)

萌々

(7)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
94
評価数
26
平均
3.7 / 5
神率
30.8%

レビュー投稿数6

TIAMの輝き

TIAMボーイ、それは「TIAM」というビールのキャンペーンボーイ。
仕事で疲れて、たまには外で大好きなTIAMを飲もう、とグリルバーに立ち寄った不動産業リーマンの吾妻。
そこでTIAMボーイのミチルの蠱惑的な魅力と酒の勢いに負けて、その場で関係を持ってしまった…
吾妻は可愛いミチルにどんどん夢中になるけど、結局ミチルは平気で客を誘う子であって。他にも、今でもそういう事をしている。
なぜなら、ミチルは過去に強く囚われていて、いつでも心がカラッポだから。
だから吾妻はショックを受けて会うのをやめるけれど。
これまではいつも自分を後回し、自分もそばにいる人も軽視していたような吾妻が、初めて何を押しのけても欲しいと思ったのがミチルだった…という展開になっていきます。
そんな吾妻と出会ったミチルの方も、苦しみながら過去と決別していこう…という夜明け的なストーリーと言えるのかな。
ミチルの過去は結構壮絶で、今の行動もいわば自傷行為というか自罰的なものにも思えて、読んでてキツい。
現実にはミチルの「回復」はそう簡単な事ではないと思うけど…
吾妻もミチルも頑張って。「萌」で。

0

ゆっくりとした恋

バーで働く美しい青年が印象的な作品。
絵がきれいなので、美形でモテるというところに説得力があります。

バーの青年ミチルに誘われ、いきなりワンナイトしてしまった主人公。
後悔しながらも、後日なかなか借り手がつかなかったいわくつき物件に、なんとミチルが入ってくれることになり、お仕事上でもつきあいができます。しかしここはあまり発展しない。
むしろ、ミチルにはまってしまった主人公がバー通いをすることになるので、あまりいらなかった設定かもしれない。

だけどミチルは他にも色々な人を相手にしているし、自分のものにはならないことを悟ります。
ここからの展開がよかったですね。
今は薬中毒になってしまった昔の恋人を忘れられないミチル。
(自分はやってないと言っていますが、後にバーでキメHらしいシーンもありよくわからず)
いったん二人は離れます。
しかし数年後、ミチルはようやく自分を思ってくれる主人公に心を向けることができます。
このじっくり(時間軸で)した展開が、なんとなくすさんでいた中編を和らげてほっこりしました。

また、純情な頃に激しい恋をした、ミチルの高校生時代のエピソードもよかったです。

0

スタンディング・オベーション!

この物語は、もっと評価されてもいいと思う。

不憫な受けの救済物語だけど、サラリーマン攻めも、受けの思いに1度は諦めて引きます。

サラリーマン攻めが、一旦引くと言う、設定がかなり良かった。
ここで、強引にいく攻めが多い中、改めて受けに向き合う時間が出来て、また再会する。

他のコメントにもあるように、DV、レイプ、ドラッグ、裏切りがあるストーリーです。

ビッチ受けが、ビッチになった理由。
サラリーマン攻めが、一途。
ビッチの元彼が、クズ攻め。

かなり地雷だけど、すごく良かった。
最後、ハッピーエンドだけど、ラブラブな2人の私生活を見たかった!

かなり、刺さったな!
スタンディング・オベーションだったわ!

1

ストーリーと演出が好き

一つ前の恋愛を引きずる受けの救済BLが読みたいなあと思っていたところでたまたま出会った作品で、想像よりもだいぶ重たかったけれど、お話が面白くて大満足でした。

ネオンやプラネタリウムとかの暗闇の中の光の表現とか、みんな器用じゃなくて全部が全部ハッピーエンドじゃないリアルさとか、一本映画を見たみたいで面白かったです。

高校時代の回想シーンがしっかり描かれていて、その後のミチルの状況とのギャップを感じれてよかったです。日中のシーンだからか画面も明るくて、幸せからのどん底というのを感じて、胸にきました(それがいい)。キメ○○シーンの視覚的な異様さも、やるせなくて、すごく痛い…(それがいい)。

あと主人公のモノローグがよくて、前のにかかってるものとかには「おお…!」と感動しました。
すぐにじゃなくて、ちょっと時間をおいて大事に再読したいなと思う漫画でした。

0

瞳の輝き

地味リーマン×バー店員のお話。
衝動的に始まった関係だったけど、どんどん心がミチルを求めていく吾妻。
きっと同じ気持ちでいてくれるだろうと思っていた吾妻だったが、ミチルは他の男とも関係を持っていると知る。
誰にも埋められない風穴があいている、という意味深発言からミチルの過去が明かされていく…。


いつも明るく振る舞う子の闇は本当に切なくなりますね…。
吾妻に明かした過去は壮絶で、簡単には乗り越えられないもの。
そして、簡単には埋められないし奪えないと悟った吾妻がミチルにかけた言葉がかなり刺さりました。
それがミチルを支えたのかもしれない。

そして直哉にも幸せになる道を是非あげてほしい!彼の寂しい背中が本当に切なくて、胸が締め付けられました。

0

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