なみだ枯れるな

namida kareruna

なみだ枯れるな
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神15
  • 萌×224
  • 萌15
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
13
得点
220
評価数
61
平均
3.7 / 5
神率
24.6%
著者
安堂ろめだ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
ポーバックスTHE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
価格
¥675(税抜)  
ISBN
9784865893595

あらすじ

明治時代のオメガバース

将来を約束された財閥の御曹司
×
見世物小屋の奴隷

無情な時代で繰り広げられる恋愛浪漫譚


過酷な運命に抗う身分差恋愛

時は明治16年。人々は発情期のΩ(オメガ)を“サカリ"と呼び忌み嫌っていた。
身寄りのないマヤは見世物小屋で奴隷同然の暮らしをしていた。
理不尽な暴力、強要される性的奉仕。
そんなマヤはある日、財閥の御曹司・渚 征爾(なぎさ せいじ)(α)(アルファ)と
運命的な出会いを果たす。真っ直ぐで温かい征爾にどんどん惹かれていくマヤ。
不条理な世界で巻き起こるドラマティックな恋物語。


政治・経済・文化を掌握する特権階級・α(アルファ)
ケダモノと蔑まれる被差別階級・Ω(オメガ)

身分の違いが悲劇を生む人間ドラマ、
オメガバースプロジェクト シーズン3より単行本化。

表題作なみだ枯れるな

渚 征爾(α),財閥の御曹司
マヤ(Ω),見世物小屋の奴隷

その他の収録作品

  • 捧げる

レビュー投稿数13

不憫受けのヒロインは不死身でタフ

「明治時代のオメガバース」って、珍しいと感じて選びました。

作者は、主人公をとても過酷な生き様に設定しています。
身寄りのない混血風の外観のマヤはとても綺麗な子だけど、異端扱いされて、見世物小屋で奴隷以下の暮らしを強いられていた。
理不尽な暴力、強要される性的奉仕。・・こういうのを 不憫受け というのですね。気の毒なことに、マヤはどれだけ苛められても、傷を負っても、瀕死の際迄いっても命を失いません。また復活して苛められます。完結するまで死ねない不死身なマヤ、不憫受けはまるで生き地獄です。

そんな気の毒な主人公が、ある日、貿易商の子息と出会います。
財閥の御曹司・渚 征爾(α)は、母がΩで、Ωに偏見を持っていない。気の毒なマヤを救いたくて、手を尽くす征爾。
そして、幾つもの試練を乗り越えて、マヤは征爾の嫁になる。
生まれてきて良かったと、やっとマヤが感じるようになる・・幸せになれて良かった。

・・・と、書くと何でもない不憫な受が幸せをつかむ物語ですけど、途中にある辛苦が、もう半端なく気の毒。読みながら、今度こそ死ぬんじゃないか、と 読んで居て痛くなってしまった。

変化に富む物語だったのと、絵がきれいだったので、神。

0

嬉しいときにも涙は出る

初めて読んだ安堂ろめだ先生の作品です。
安堂先生は絵が丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。

オメガバース設定です。
渚財閥の御曹司 渚 征爾(α)と見世物小屋の奴隷 マヤ(Ω)のお話。

舞台は、明治時代。
母親に捨てられ飢餓だった幼いマヤは見世物小屋 平田座の主に拾われました。
そして、平田座で奴隷同然の扱いを受け、暴力と性的奉仕を強制される日々。
そんなある日、道に迷った征爾さんと偶然出会ったマヤ。
そこからマヤの人生が大きく変わります。

この時代は、世間が発情期のΩを「サカリ」と呼び、忌み嫌う設定です。
また、身分による階級と差別による階級があり、Ωに生まれることは絶望にも等しいと思われます。
その時代に、髪の色が異質のため親から捨てられ、拾われた先では奴隷として扱われるマヤ。
人間として扱われず、日々暴力を振るわれる…マヤが本当に可哀想でした(泣)
でも、そんなマヤの心は少しも汚れていません。
それどころか、純粋で優しく、そして強い。
征爾さんに助けられたマヤが恋をする様子に、こちらまで胸が熱くなりました。

途中、読むのが辛くなるほど、いたたまれないエピソードがあります。
マヤと一緒にそれらを耐えれば、あとは号泣するしかありません。
平田座のじじいやその客たちは、本当にゲス野郎です(怒)許せない!
でも、他の脇キャラはみんないい人です。
見世物小屋で働く千代ちゃんに、征爾さんの親友で浮江さん、そして意外にも征爾さんのお父様。

一途に征爾さんを想い、どんなに辛くても耐えたマヤの健気さと、マヤが発情期に受けた性的暴行の痕を見ても引かなかった征爾さん。
もう「純愛」以外の言葉が見つからない(泣)
マヤの大きく澄んだ瞳からポロポロと落ちる涙。
この先、マヤの涙は、嬉しいときにだけ出るのだと願わずにはいられません。

もっと深くまで読みたいエピソードもありましたが、全体的にあっさりしていたのが残念です。
1巻完結ではなく、続編があったら良かったなと思いました。
でも、これ以上、マヤが辛い仕打ちを受けるのは耐えられないな…。

描き下ろし『捧げる』
ある日、マヤはお義父様から「番」という言葉を教えてもらいました。
お父様のキャラ大好きです(笑)

これからは、ビスケットの缶にたくさんの幸せを詰めて欲しいです。
マヤが征爾さんと幸せになってくれて、本当に本当に良かった(泣)
最後に…征爾さんが、外見も中身もめちゃくちゃカッコいい!

明治時代のシンデレラとも言える王道ラブストーリー。
読後は、幸せな気持ちになれます。
ぜひ、多くの方に読んでいただきたいおすすめの作品です。

1

とってもよかった////

受けの子が見世物やのおじさんにいじめられているのを見るのは辛かったけど、攻めの子が絵に描いたようにいい人で、もう、よかったねとしか感想が出てきません。

こういう健気系&ハッピーエンドは大好きなので、私のツボを突いた話だなと読み終わったあとの満足感がすごいです。
(個人的に攻め子のお父さんが良い人で嬉しかった)

絵もすごく綺麗だし、作者さんの他の作品も読みたいなと思いました。

1

Ωが「さかり」と呼ばれている

時代もののオメガバース作品はこちらが初めてだったのですが、設定がとてもツボでした。
まだ抑制剤とか特効薬とかが何も開発されてない時代、街中で発情期になってしまった「さかり」(Ω)は警察に捕まってしまうようです。やはりこの世界でもΩは蔑まれているし、現代ものオメガバース世界よりも人権なんかなさそうです。

私は今にも消えてしまいそうな薄幸受けがとにかく大好きなので(笑)、受けのマヤは本当にツボでした。マヤはたぶんハーフで、これはこれで時代柄差別されて嫌われています。

お話はα×Ωの王道CPシンデレラストーリーでした。身分差もあります。マヤは本当に可哀想な目にあいまくるんですが良くも悪くも内容はかなりあっさりしていてすぐに読み終わっちゃいました。設定もマヤのことも大好きだったのでもう少し長く読みたかったなあ...。

攻めの征爾とマヤの2人、ふわふわしていて超可愛いです。純愛〜〜!!って感じがします。征爾にもらったビスケットを食べるマヤ、征爾に会いに行けることが嬉しいマヤ、征爾とあんずを一緒に食べたいマヤなどめちゃくちゃ健気で可愛くて守ってあげたいその笑顔...。そして一番最後、マヤの満面の笑みはこちらまで幸せな気持ちになりました。マヤ〜〜よかったなああ〜〜ほんとよかったなあ...って結婚式に参加してる親戚のオッサンみたいな感じになります。

そしてマヤは作中でよく涙を見せるのですが、涙と瞳の描写がとても綺麗でした。これからマヤが流す涙は嬉しい涙だけであってほしいなあ...征爾よ頼む...。。

ビスケットの箱を大事にしているマヤ、そりゃ征爾も更に愛おしくなっちゃいますよね〜〜私もなりました。
義父とも仲良しみたいだし、これから幸せに暮らすんだろうなあ。ほんと、もう少し先まで読みたかった2人でした。

1

サラッと

設定が面白そうだったので読みました。面白かったのですが、ストーリーの割にはさらっとしていて、特に盛り上がる所もなく、障害があってもさらっと解決。あまり重すぎないシリアス系が好きな方には丁度いいお話だと思います。もう少しマヤが色んな人に対して謝罪や感謝の気持ちを言葉にできていたら萌×2だったかな。せいじの靴に水をかけてしまった時に謝っていなかったのが少し引っかかりました。せいじから貰ったクッキーの箱を大事そうに抱きしめている所は可愛かったです。書き下ろしは…やはりさらっと読めました。笑

0

三分の二までは我慢

オメガで時代物と言うことでなかなか手をつけるのに時間がかかりましたが想像していたよりも読後感はすっきり。表紙からして暗いので恐らくみなさん覚悟して読んでいるのでしょうが三分の二くらいまではかなりムカムカしてしまいました。見せ物小屋何てものがそもそもムカつきますが、そこの親父のムカつくことったら!それと好奇心でマヤを買った客も!

ただ、そんなムカムカするマヤの周りにも優しい千代ちゃんやマヤを見つけてくれた征爾さんがちょこちょこ出てくれて、この二人とのやり取りの時のマヤの可愛さったら、ないですね。
ビスケットの缶を磨いて、大事そうに抱えて寝ているマヤが本当に不憫でなりませんでしたが残り三分の一からの目まぐるしい展開に今までのダークなエピソードがかなり薄まりました。

2

王道だけど面白い

受けであるマヤは見世物小屋にて奴隷のように扱われていて、更にΩが「さかり」として忌み嫌われている時代です。御曹司である攻めの征爾との運命的な出会いをして二人が惹かれあっていくという物語です。

見世物小屋の主人らしき平田というおじさんが、これでもかという程の悪役でした。マヤに対してもお金になると思っている割には扱い雑だと疑問にも思うくらい、酷い人です。

1冊に纏めるためなのか、中盤からの疾走感はぬぐえなかったのが残念です。2人の過去とかもう少し掘り下げて欲しかったですが、ページ上無理だよなと思いました。でも、征爾の父親も2人に反対しないので、ハッピーエンドが読みたい時に最適です。

オメガバースと異端者としての格差も時代背景と合っていて良かったです。わき役である千代もいい仕事をしています。
ビスケットを初めて食べた時のマヤの反応はとても可愛かったです。

2

お伽話のようなオメガバース

現代が舞台ではない作品は、歴史好きにはたまりません。
それがオメガバースとなれば、私にとってはどストライクでございます。

ラストがアンソロ版と違うそうですね。
私はコミックでまとめ読み派なのでアンソロの方は読んでおりませんのでざっとあらすじを調べてみましたが確かに明るいハピエンではないみたいですね。
中盤まで重い展開だったのでアンソロのラストの方がバランスが取れているのかも、コミックの方は意外にさくさくと問題が解決してしまい拍子抜け感があります。
でも、やっぱり明るいハピエンは読み終わった時 気分がいいので。
足して2で割ったくらいが丁度いいんだけどな、ちょっと惜しい!

この作品は 就寝前に読まれる事をお薦めしたい。
幕末 明治の時代に思いを馳せ、おとぎ話のようにめでたしめでたしで読み終われる。
ほっこり気持ち良く眠れるんじゃないでしょうか…
見世物小屋が夢に出てきそうですが…

3

時代物オメガバース

購入したものの・・・な積読だったのですが今頃やっと読了。
明治時代設定のオメガバース。
うまく用語とかも時代物に落とし込んで目新しい感じがしましたが、1巻で纏めないとなので、若干あっさり気味でした。
切ない描写とかは好き。もっとキリキリさせてくれてもいいな~。アンソロとエンディングが違うそうですね~。気になります。
受けちゃんのほっかむり姿とか、ビスケットの缶を大事にしてるのとか健気な姿、とっても可愛いです。攻めの背景等もっと掘り下げて貰えたらもっとのめりこめたのにと思うのですが、1巻で纏める事考えたら難しいかもですね~

1

アンソロ版も読んでみたい

初読みの作家さん。

これ、装丁が美しい…!絵柄が綺麗なのはもちろん、色遣いや文字がいかにも明治、っていう感じ。
紙質も良いし。
カバーを外したその下も素敵。

という事でレビューを。内容はすでに書いてくださっているので感想を。




外国の血が混ざった見た目をしているから、という理由で母親に捨てられ、見世物小屋で働くことになったマヤ。

もう、この受けちゃんの設定が切なすぎてこの時点で涙腺がヤバい。で、このマヤという子がめちゃんこ健気なんです。見世物小屋の親分(こいつが外道)に虐げられても逃げる場所すらなくひたすら耐えるしかない。

そんなマヤを見かけ、助けてくれるのが御曹司で、αである征爾。
彼がまたナイスガイ。
イケメンで、御曹司で、やさしくて、と非の打ちどころのないスパダリさん。

会うたびに距離を近づけていく二人。
けれどそんな二人に「身分差」と「αとΩ」と、そして見世物小屋の親分の壁が立ちふさがる。

こういう薄幸・健気受けって大好物なので大変おいしくいただいたのですが。

ただ、ちょっと設定を盛り込みすぎた感も。
時代が明治という事で、この時点ですでにΩは「さかり」と侮蔑の対象になっている。
財閥の御曹司と、見世物小屋で働く奴隷、という身分差がすでにあるので、ちょっと暑苦しい設定になっていた気がします。

終盤征爾の父親が出てきますが、この父ちゃんという人がナイスアシストしていて、孤独で過酷な幼少期を過ごしてきたマヤにとって救いの人物であることは間違いないんです。

ただ、せっかく財閥の御曹司×見世物小屋の奴隷、という設定だったのですから、征爾の父親然り、見世物小屋の親父然り、もっと二人の仲を裂く立場であっても良かったんじゃないのかな。

他の腐姐さまも書いてらっしゃいますが、この作品はアンソロ版とは終盤がまったく異なるようですね。アンソロ版は未読なのですが、個人的にはアンソロ版のほうがこの二人の設定を生かす展開だったんじゃないのかなと思ったりしました。

今回発売になった単行本バージョンのほうが大衆受けという事を考えると受けがいいような気がしますが、アンソロ版をまとめたアナザーバージョンを発売してほしいな、とちょっと思いました。

けれど、

Ωというだけで客を取らされ。
見た目から母親に捨てられ。
そんな薄幸受けさんがスパダリ攻めに愛され幸せになる。

まさにザ・王道!という心温まるストーリーでした。

5

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