なみだ枯れるな

namida kareruna

なみだ枯れるな
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×211
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
109
評価数
30
平均
3.8 / 5
神率
30%
著者
 
媒体
BL漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
ポーバックスTHE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
発売日
価格
¥675(税抜)  ¥729(税込)
ISBN
9784865893595

あらすじ

明治時代のオメガバース

将来を約束された財閥の御曹司
×
見世物小屋の奴隷

無情な時代で繰り広げられる恋愛浪漫譚


過酷な運命に抗う身分差恋愛

時は明治16年。人々は発情期のΩ(オメガ)を“サカリ"と呼び忌み嫌っていた。
身寄りのないマヤは見世物小屋で奴隷同然の暮らしをしていた。
理不尽な暴力、強要される性的奉仕。
そんなマヤはある日、財閥の御曹司・渚 征爾(なぎさ せいじ)(α)(アルファ)と
運命的な出会いを果たす。真っ直ぐで温かい征爾にどんどん惹かれていくマヤ。
不条理な世界で巻き起こるドラマティックな恋物語。


政治・経済・文化を掌握する特権階級・α(アルファ)
ケダモノと蔑まれる被差別階級・Ω(オメガ)

身分の違いが悲劇を生む人間ドラマ、
オメガバースプロジェクト シーズン3より単行本化。

表題作なみだ枯れるな

渚 征爾(α),財閥の御曹司
マヤ(Ω),見世物小屋の奴隷

その他の収録作品

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評価・レビューする

レビュー投稿数7

王道だけど面白い

受けであるマヤは見世物小屋にて奴隷のように扱われていて、更にΩが「さかり」として忌み嫌われている時代です。御曹司である攻めの征爾との運命的な出会いをして二人が惹かれあっていくという物語です。

見世物小屋の主人らしき平田というおじさんが、これでもかという程の悪役でした。マヤに対してもお金になると思っている割には扱い雑だと疑問にも思うくらい、酷い人です。

1冊に纏めるためなのか、中盤からの疾走感はぬぐえなかったのが残念です。2人の過去とかもう少し掘り下げて欲しかったですが、ページ上無理だよなと思いました。でも、征爾の父親も2人に反対しないので、ハッピーエンドが読みたい時に最適です。

オメガバースと異端者としての格差も時代背景と合っていて良かったです。わき役である千代もいい仕事をしています。
ビスケットを初めて食べた時のマヤの反応はとても可愛かったです。

2

お伽話のようなオメガバース

現代が舞台ではない作品は、歴史好きにはたまりません。
それがオメガバースとなれば、私にとってはどストライクでございます。

ラストがアンソロ版と違うそうですね。
私はコミックでまとめ読み派なのでアンソロの方は読んでおりませんのでざっとあらすじを調べてみましたが確かに明るいハピエンではないみたいですね。
中盤まで重い展開だったのでアンソロのラストの方がバランスが取れているのかも、コミックの方は意外にさくさくと問題が解決してしまい拍子抜け感があります。
でも、やっぱり明るいハピエンは読み終わった時 気分がいいので。
足して2で割ったくらいが丁度いいんだけどな、ちょっと惜しい!

この作品は 就寝前に読まれる事をお薦めしたい。
幕末 明治の時代に思いを馳せ、おとぎ話のようにめでたしめでたしで読み終われる。
ほっこり気持ち良く眠れるんじゃないでしょうか…
見世物小屋が夢に出てきそうですが…

3

時代物オメガバース

購入したものの・・・な積読だったのですが今頃やっと読了。
明治時代設定のオメガバース。
うまく用語とかも時代物に落とし込んで目新しい感じがしましたが、1巻で纏めないとなので、若干あっさり気味でした。
切ない描写とかは好き。もっとキリキリさせてくれてもいいな~。アンソロとエンディングが違うそうですね~。気になります。
受けちゃんのほっかむり姿とか、ビスケットの缶を大事にしてるのとか健気な姿、とっても可愛いです。攻めの背景等もっと掘り下げて貰えたらもっとのめりこめたのにと思うのですが、1巻で纏める事考えたら難しいかもですね~

1

アンソロ版も読んでみたい

初読みの作家さん。

これ、装丁が美しい…!絵柄が綺麗なのはもちろん、色遣いや文字がいかにも明治、っていう感じ。
紙質も良いし。
カバーを外したその下も素敵。

という事でレビューを。内容はすでに書いてくださっているので感想を。




外国の血が混ざった見た目をしているから、という理由で母親に捨てられ、見世物小屋で働くことになったマヤ。

もう、この受けちゃんの設定が切なすぎてこの時点で涙腺がヤバい。で、このマヤという子がめちゃんこ健気なんです。見世物小屋の親分(こいつが外道)に虐げられても逃げる場所すらなくひたすら耐えるしかない。

そんなマヤを見かけ、助けてくれるのが御曹司で、αである征爾。
彼がまたナイスガイ。
イケメンで、御曹司で、やさしくて、と非の打ちどころのないスパダリさん。

会うたびに距離を近づけていく二人。
けれどそんな二人に「身分差」と「αとΩ」と、そして見世物小屋の親分の壁が立ちふさがる。

こういう薄幸・健気受けって大好物なので大変おいしくいただいたのですが。

ただ、ちょっと設定を盛り込みすぎた感も。
時代が明治という事で、この時点ですでにΩは「さかり」と侮蔑の対象になっている。
財閥の御曹司と、見世物小屋で働く奴隷、という身分差がすでにあるので、ちょっと暑苦しい設定になっていた気がします。

終盤征爾の父親が出てきますが、この父ちゃんという人がナイスアシストしていて、孤独で過酷な幼少期を過ごしてきたマヤにとって救いの人物であることは間違いないんです。

ただ、せっかく財閥の御曹司×見世物小屋の奴隷、という設定だったのですから、征爾の父親然り、見世物小屋の親父然り、もっと二人の仲を裂く立場であっても良かったんじゃないのかな。

他の腐姐さまも書いてらっしゃいますが、この作品はアンソロ版とは終盤がまったく異なるようですね。アンソロ版は未読なのですが、個人的にはアンソロ版のほうがこの二人の設定を生かす展開だったんじゃないのかなと思ったりしました。

今回発売になった単行本バージョンのほうが大衆受けという事を考えると受けがいいような気がしますが、アンソロ版をまとめたアナザーバージョンを発売してほしいな、とちょっと思いました。

けれど、

Ωというだけで客を取らされ。
見た目から母親に捨てられ。
そんな薄幸受けさんがスパダリ攻めに愛され幸せになる。

まさにザ・王道!という心温まるストーリーでした。

4

純愛

明治時代のオメガバースという、初めて見る設定でした。

受けのΩのマヤは人と違う見た目(外国の血が入ってるのかな?)のため、虐げられて生きてました。
見世物小屋だわ折檻されるわ…なマヤに優しくしてくれたのが攻めのαの征爾。
そんな2人が恋に落ちる様子が素敵でした。
ビスケットに花火に…マヤが劣悪な環境下にいるからか、余計にキラキラとしてキュンときます。

マヤの境遇のせいで、征爾の生活に影響は?見世物小屋店主とどう折り合いつけるか?征爾の親は認めるのか?…と、先行き不安になりつつ読んだんですが、これら、アッサリ解決してて拍子抜けしました。
ページ数の問題なのかな…もっと詳しく読みたかったです。
征爾父親の物分かり良すぎなところは、まぁ良かったのかな(笑)

正直なところ、私はこの作品を期待しすぎていた感じです。
もっと切ない感じなのかと…。
とはいえ、オメガバースの設定をちゃんと活かされてたなーと思いましたので『萌』評価で。

2

綺麗で吸い込まれそうな瞳

毛唐(恐らくハーフ)と呼ばれ見世物小屋で人間扱いされていない受けのマヤと、財閥の一人息子で顔良し、頭良し、おまけに優しい攻めの征爾の身分差ラブストーリーです。

マヤが見世物小屋の主人に手ひどい扱いを受けているシーンは心苦しかったです。
その中でも、些細な事で幸せを感じるマヤの笑顔がすごく可愛いです。


そして、何と言っても【瞳の表現】がとても綺麗です!
マヤの感情に合わせてキラキラ輝く瞳は、見ているこちらが吸い込まれそうなくらい美しいです。
マヤの瞳に映る人・景色は美しく、彼の純粋さをも表しているようで作者さんのこだわりを感じました。


二人を支える【脇キャラ】も光っていました!

見世物小屋で働く千代さん。
マヤに優しく、絶妙なタイミングの良さで二人の恋の手助けをしてくれます。

征爾の父 政市さん。
征爾と同じく懐の深い優しい方です。マヤの事も気に入っており、彼に色々なエロな知識を与えてくれます(笑)二人が番となった後の喜ぶ姿や孫の誕生が待ちきれない姿がすんごく可愛いです。


シリアスながらも最後はハッピーエンドです!安心して二人が幸せになる姿を見れます!!

5

シンデレラストーリー

【明治時代×オメガバース】
相性がいいという表現は悪いかもしれませんが、
階級制度や身分差別がハッキリしてる時代背景と合わさってキリキリしました。

「オメガ」の性が浸透しておらず、発情期のオメガを「さかり」と呼び、忌み嫌われる存在です。作中では抑制剤のことに触れていないので、もし薬がない世界だったとしたら…。街中で発情して性欲が抑えられないオメガが異常な者に見えてしまい、そう感じる自分にもショックでした。

オメガが下に見られるのは、薬のない時代が原因なのかな?とオメガの歴史を見た気がします。

こちらの作品は、アンソロに収録されたものと3話目以降の内容がかなり違うみたいです。
私はアンソロ未読なのでググって知ったのですが、アンソロ版はメリバで重い内容でした(;ω;)

一方、コミックス版は明るいハッピーエンドとなってます。
最初読んだ印象は後半は思ったより軽めだったなーと感じたのですが、アンソロ版のレビューを読んで驚きました。アンソロ版の内容を知ってしまうと、パピエン好きとしては「よ…良かった!!」としか言えなくなる(;ω;)最初はライトに感じた印象が変わりました。


さて、内容について。

見世物小屋で下働きをし人間として扱われることなく暮らす受けが、財閥の御曹司で心優しい青年と出会い、恋に落る、王道のシンデレラストーリーです。

受けは、捨てられ子の上、髪や目の色が違うせいで人としての扱いをされておらず。
痛々しくて読むのがキツイ。。。
健気で良い子なので、不憫な扱いを受けるたびに涙を誘います(;ω;)

攻めに優しくされたのが初めての経験でびっくりして、頭の中に『?』マークをいっぱいにしながらも、嬉しそうに俯く姿がすっごく可愛くてキュンキュンしました!

攻めは裏表なく、身分差別などせず、優しい人です。
見世物小屋内での受けの立場を理解し、自分のせいで余計な折檻を受けないよう気を使うのがすごく好きなシーンです。財閥の御曹司だけど偉そうぶったところがなく、好青年でした。

そんな2人出会って、恋に落ちる。

奇しくも恋に落ちたことにより、受けに初めての発情期が…。
「さかり」と呼ばれ忌み嫌われる世界。
当然のように見世物小屋の奥座敷に放り込まれ10日間。
描写は少ししかなくぼかされてましたが、性的な酷い目にあったのが見て取れます。

初めての恋、初めての花火、初めて抱きしめてもらえた幸せな日。
残酷な世界がとても悲しく凹みました。

そして「さかり」ならば客を取れと店に出されるように。
生気のない抜け殻のような受けが、生きてくことすら投げ出そうとした時ーー。

攻めと出会ったこと以外、不幸な描写の連続だったので後半は気持ちが救われます。
(あ、攻め以外にも見世物小屋の仲間に優しい女の子がいました。キューピッド役です♪)
前半が重かった反動で後半のあっけなさを少々感じましたが、上にも書いた通り、アンソロ版の内容を知ってしまうとハピエンラストが読めて良かった!!!感謝!!!となりました。
時代物特有の仄暗さのまま最後まで重かったら潰れてた…。

後半は暗い部分匂わす程度で表に出ません。
見世物小屋の店主が受け奪還?にくるものの、立ち話してアッサリ。
アンソロ版のことを知らないと拍子抜けする場面がちょこちょこありました。

でも、ビスケット缶を抱きしめて幸せそうに笑う受けにホッコリします。
幸せになれてほんと良かった!!!

9

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