ボタンを押すと即立ち読みできます!
ごはんにする?お風呂にする?それともオレ!?
今日仕事さっと終わらせて、待ちに待ったこの一冊ゲットして読みました。
今までにない世界一優しいオメガバーストーリー。Ωであることに慣れろ、差別されても仕方ないんだというまわりに反して、攻めとなる辰二郎さんはお前がなんであっても、お前を傷つけていい理由にはならないと代わりに怒ってくれる優しさ!これだよ!これ!わたしご欲しかった言葉。わたしだけ出勤生活で我慢して頑張るのに疲れてきてたから、すっとしました。
受けの蓮くんがまだ未成年ということをとても気にして、理性的に振る舞う辰二郎さん素敵です。だから、最後のえちえちシーンが感動的です。
描き下ろしの結婚10年後のふたりがまたいい!
ふたりの愛の結晶蘭ちゃんが、
辰二郎さんのことをパパ
蓮くんのことをおとうさんと呼んでいるのがすごいニューファミリー感あってよかった!
クリスマス 読みたい一冊です。
この作品はすごい。
まずは、なかなかお目にかかれない、斬新なオメガバースものだったなぁという印象です。
というのも、
"α自身がαであることを嫌悪していて、責任などのしがらみのない生活を望む性格"という、この安心感しかない攻めの設定。
これがオリジナリティに溢れており、ストーリーが面白いなぁと感じました。
そして、受けが一途に攻めを想う姿に心打たれます。
と同時に、無邪気な可愛さがとにかく癒しで、受けを見てるだけでも疲れが吹っ飛んじゃいます。
いい具合にせつないところとコメディな部分とが詰まっていて、ストーリーは十二分に楽しめました。
それにしてもせつなさ多めでした。特に後半。
攻めも受けも、抱えている過去や今の状況が深い。後半はギューッと胸を締め付けられるせつなさに、かなりの時間駆られていました。
遊園地の約束をしたシーンは忘れられません。
心がとても優しい実はスパダリな攻めに、可愛い可愛い受け。
すごくハートフルな心温まるお話で、読み終わった後はかなりぬくぬくしていました。
ホッコリしたい時にまた是非読み返したいなと思います。
オメガバースは悲しいシリアス系も多いですが、これは可愛くて優しく切なさもある温かいオメガバース。
きゅーんきゅーんと可愛らしい子犬系の受けに攻めが振り回されてる明るく楽しいラブコメ調なのに、意外にも骨太で本当に素敵な作品でした。
健気で子犬みたいに可愛らしい割に実は意志が強い受けも、子供には手を出せない、αΩに囚われたくないとクールな攻めも魅力的。
発情した受けは本能に素直で、快感拾ったりしちゃって、とても可愛いかったし、オメガバース様々!
攻めが振り回されてる様は胸きゅんいっぱいで楽しい、このまま絆されるんだ〜と思っていたら…
ちょっと拗らせていたり、お互いを思いやっていたり…からのすれ違いで離れ離れに。
その離れ離れになる理由がまた切なくて、始まりのラブコメ調からは考えられなかった展開に良過ぎる意味で裏切られ、キャラもラブコメもストーリーもとても楽しめました。
280P越えで読みごたえもあって大満足。
お互いが思いやっているので、欲や願望はあっても押し付けない所がとても優しくて安心して読めました。
受けが攻めを好きになった理由も、お兄さんが受けを攻めの元に送り込んだ理由も良くて、温かい作品。
受けの可愛さ、ラブコメな楽しさ、ストーリーの面白さ、切なさ、温かさ、ちょっとえっちな所がバランス抜群に配合された本当に素敵な作品でした!
とても癒されたし、幸せな気持ちになれました。
空気感がほわほわ。可愛くて癒される。
タジタジ×押せ押せ。
攻めが朝起きたら、布団の中に受けが入っててくっついて寝てたり、可愛いの塊。
電子おまけの、中学生になった息子も可愛い。バース性どっちなんだろうな〜息子のカプも気になるところ。
『同性の恋人と同棲して6年が経ちました』に続いて読んだ井伊イチノ先生の作品です。
デイトレーダー 辰二郎(α)と高校生 蓮(Ω)のお話。
ある日、団地で一人暮らしている辰二郎は、兄に「会ってほしい人がいる」と連れ出されます。
辰二郎が高級ホテルに到着すると待っていたのは高校の制服を着た美少年。
「お前のお見合い相手だ」
兄の言葉にビックリする辰二郎ですが…。
かなりボリュームのあるページ数にも関わらず、丁寧で可愛い絵柄と上手なストーリー構成で、最後まで一気に読めました。
ただ、オメガバースの特徴的な設定は弱いので、ドラマティックな激しさなどはありません。
その分、作品全体がふんわりと優しさと甘さに包まれており、さすが井伊イチノ先生だなと感じました。
シリアスな場面もどこか安心して読めてしまうのは、逆に幸せなのかも(笑)
それぞれのバックボーンを回想シーンで絡め繙かれるので、辰二郎のα嫌いの原因や蓮の恋心なども理解しやすかったです。
お見合いの返事を断られてしまった蓮ですが、辰二郎の兄のアドバイスもあり、辰二郎の家に居候することに成功します。
「おはよう」「おやすみ」と言葉を交わすのも、一緒に食事をするのも、誰かと暮らすことが久しぶりの辰二郎にとって蓮との毎日は新鮮でした。
…が、このお見合いが政略結婚のためであることに気が付きます。
しかし、蓮が自分の名前を呼びながら〇ナニーする姿を目撃して…。
表向きは政略結婚に見えますが、じつは蓮の一途な恋心が軸になっています。
蓮の両親が経営している会社は業績が悪く、このままでは倒産しかねません。
何とかして会社を支える従業員とその生活を守りたい…。
高校生の蓮は両親から重い負担を強いられます。
会社の債権と最後の恋…タイムリミットを迎えた蓮が選んだ答えとは?
一方、大企業の社長だった父親の隠し子だった辰二郎。
αの父親のようになりたくないと兄以外は家族と疎遠です。
会社を跡を継ぐことも出来るのに、亡き母親と暮らした団地を買い戻し一人で生活していました。
そんな辰二郎の日常に入り込んできたのが蓮だったのです。
純粋で無垢な蓮がめちゃくちゃ可愛くて、辰二郎も拒否するのが大変だったでしょう(笑)
しかし、発情期のΩのフェロモンにも負けない辰二郎の意志の強さには感服です。
このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、最後まで「いい仕事」をする辰二郎のお兄様が登場します。
お父様の跡を継いだ本家のご子息ですが、異母兄弟の辰二郎をとても気に掛けているんですよ(笑)
お兄様がいたからこそ、蓮の恋が成就したと言っても過言ではないでしょう。
いいお兄様だな〜。
Hシーンは、エロは薄いですが愛おしさと可愛さでいっぱいです。
蓮を大切にしているからこそ、20歳まで手を出さなかった辰二郎に拍手!
もはや天然記念物ですよ(笑)
魂の番でもそうじゃなくても2人には関係ない。
描き下ろし『年下Ωと結婚生活しています』
本編の数年後のお話。
おぉ、子供もめちゃくちゃ可愛い〜。
愛し愛される素敵な家族が出来て良かったね(泣)
ある意味、新たなオメガバースの世界を切り開いた作品なのかも?
理性を失い本能で惹かれるのではなく、お互いの気持ちが伴って初めて結ばれる。
それは、まさしく「愛」なのです。
辰二郎の心の変化と蓮のひたむきな想いにキュンキュンしっぱなしでした。
結婚して何年経ってもずっとラブラブの2人♡
来世も来来世も結ばれて欲しい!
ちなみに、おじさん設定の辰二郎ですが全然若いしイケメンですよ(笑)
カッコイイ辰二郎と可愛い蓮の外見や内面などの対比も楽しめる1冊になっています。
オメガバースはもちろん、可愛くて優しいお話がお好きな方にはぜひ読んでいただきたい。
井伊イチノ先生のファンにもご満足いただけると思います。