【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
挿絵買いです。
輪廻転生モノです。
あらすじを読まずに購入し、読み始めたのですが
最初、たんぽぽ視点でお話が始まったので
たんぽぽが人間に突然変化するのかな?と思っていたのですが、それは全然違いました。
たんぽぽは長い時間たんぽぽとして過ごして、その後人間の志信として転生します。
ミツバチはミツバチ→黒犬→レオ→人間の礼央へと転生します。
やっと人間同士で生まれ変われたと思ったけどー…。
ネタバレ無しで読んだ方が良いと思うので、詳細は書かずに感想だけ。
とにかく私は泣きました。
優しい世界の辛くも温かい恋のお話で、スズメくんがいてくれて良かったなぁと心から思いました。
スズメくんが居なかったら二人は出会ってなくて、たんぽぽはずっと孤独で、
二人が結ばれることもなくて、とにかくスズメくん無しではこのお話は成り立たないのです。
だからこそ最後の展開に涙が…。
スズメくんは独りぼっちじゃないのかなぁ…って。
スズメくんの孤独を考える以外は
とても素晴らしいお話でハンカチかティッシュが必須な作品です。
子供用のポーチを、大学生の男が可愛いから欲しいなんて言いますかね。好きな人が制作したとは言え。
病弱な青年を遠方に一人で入院なんて両親が普通にしてられますかね…?
飼っている犬が散歩中毎日たんぽぽに擦り寄ってても、毎日写真撮って彼氏に送りますかね?彼氏もよほど犬好きだな。
たんぽぽが前世の主人公なんて面白い設定だなと思い読みましたが、あまり好みの展開ではありませんでした。
たんぽぽと犬が二人仲良く人間として末長く結ばれる事を望み、やっと願いが叶った!
散歩する夫婦を眺めていたりしていたのに、いざ転生してみれば男同士で。しかし、同性だからと切なく悩む事はない(私は悩む話が好き)。
過去を忘れている志信と覚えてる礼央は惹かれ合い、でも最終的に前世を思い出してハッピーエンドなんだろなぁと当然予想しますが、予想外の事もなく、バッグのくだりとか無駄に長くてダレてしまいました。
ほのぼのふんわりな設定とラブストーリーが読みたいなら良いのかも知れませんが、私はたんぽぽだった時の日常の体感や視点をもっと感じたかったし、結ばれるまでのハラハラが読みたかったなと思いました。
転生再生ものでした。
冒頭、延々と「たんぽぽの唯一の友人・ミツバチ」の会話なので、
間違って擬人化した童話作品を選んでしまったのかと思ってしまった。
この本の構成は、
君はしあわせの黄色い花
君は愛しい運命の人
SSおまけ:君と幸せ色の海
孤独なタンポポに友達をスズメが連れてきてくれた。喜ぶタンポポ。
タンポポの友達になったミツバチは短命、
犬に生まれ変わっても、また短命。
暫くして、犬から人に生まれ変わった、礼央。
タンポポの記憶を持つ、志信は体が弱い。
スズメが生まれ変わったらしい、陽彦。
陽彦は消えてしまう?・・金色のスズメはもともと何かの意識体の実体化だったらしい。
何度生まれ変わっても近くに居て、タンポポを見て思い出し、心を通わせる二つと一つの魂。
タンポポを軸に構成された「因果は何度も巡る」という童話のような話だった。
たんぽぽ・蜂→犬・スズメの転生ものです。
twitterのフォロワーさんに薦められて読んだら、目汗が止まらなかった……
冒頭から人外キャラクターのやりとりから始まるんですが、その段階で切なくて涙脆い私はダメでした。
何度か転生を繰り返し主要なキャラが人間になるのですが、そこでもずっと泣きっぱなし。とにかくたんぽぽが健気。犬も健気。片方が健気なのはよく見かけますが、両方すごくいい子で健気なのです。
そしてスズメ!この子が本当に献身的というか……どうにか受け攻めを幸せにしようとする姿に涙。まさかスズメに泣かされる日が来るなんて思いもしなかった。
しばらく外にいるスズメを見ると、思い出し泣きしてしまいそうになりました。
この作品は優しさしかないです。(作者様が猫の保護活動をされてらっしゃるので心根の優しいところが作品に溢れていると感じました)ちょっとした脇役すら嫌いなキャラが一人も出てこないです。優しい世界に癒されたい人に是非おすすめします。
こちらの作品はあらすじを読んで姐さん方のレビューを拝見して、涙もろい私は読む覚悟をするまでとても時間が掛かりました。
結果的にはハッピーエンドで大円満なんです。
でもね冒頭のたんぽぽの話から泣かされました。号泣じゃなくポロリなんです。必ずまた会えると分かってても泣いてしまうんです。そこが先生の狙いなんでしょうね。
そして人間になってからは志信視点なんですが、矢上の言動で志信が何者なのかがバレバレです。もうあれだけ志信を呼ぶときに匂わせるので、申し訳ないですが笑ってしまいました。
志信と矢上、そして志信の従兄弟の陽彦を軸にお話が進むんですが、志信に記憶が無いので確信部分に触れないまま進むのでとても盛り上がるんです。
志信が矢上を好きになって一緒に生きて行きたいと思った途端に襲ってくる「宿命」が肝なんです。
どうして「宿命」があるのか、彼等に苦難を与えて救いも与えている存在が何かは明かされてません。
優しくて残酷故にお伽話なんです。
そして今現在の幸せを選んだ2人は、前世の記憶を忘れて行きます。太陽が沈んで行くに従って消えて行く記憶の描写が秀逸でした。
後に2人がふとした瞬間に既視感を感じる場面も良かったです。その時の2人が本当に幸せそうなんです。