オメガ転生~王子さま俳優の溺愛~

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オメガ転生~王子さま俳優の溺愛~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×29
  • 萌5
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
79
評価数
22
平均
3.7 / 5
神率
22.7%
著者
高月紅葉 

作家さんの新作発表
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イラスト
藤未都也 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532529

あらすじ

いわゆる2.5次元俳優の真澄は、王子と騎士の愛を描いた文芸大作ミュージカルのダブル主演に大抜擢された。もう一人の主演は人気ナンバーワンの正統派ミュージカル俳優、花島智紘だ。そんな二人が話題作りのためしばらく一緒に暮らすことに…。真澄はベータと偽称しているが実はオメガ。アルファの花島との同居生活には不安がある上、ヤクザだった前世の記憶があり時折不思議な夢を見るのだ。同居早々夢にうなされる真澄だが…。

表題作オメガ転生~王子さま俳優の溺愛~

花島智紘,24歳,正統派ミュージカル俳優
高石真澄,26歳,2・5次元俳優

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

ただのオメガバースものにあらず

作家買い。
高月さんの新刊はオメガバースものです。

オメガバースもの、流行だねえ…、なんて思いつつ手に取りましたが、さすが高月さん。単なるオメガバものではありません。様々なバックボーンがてんこ盛り。でありながら、それぞれがきちんとつながり一気に完結まで走り抜ける。そんな作品でした。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は2.5次元俳優でベータの真澄。
イケメンで、じわじわと実力と人気を高めていった彼はミュージカルの主演に抜擢される。そのミュージカルはもう一人のアルファで人気俳優・花島とのダブル主演。舞台の話題作りのために二人は同居することになるのだけれど、ベータと偽っているが実は真澄はオメガ。アルファとの同居に難色を示すが、花島に押し切られる形で同居することになってしまい―。

というお話。

ハイスペックでイケメンのアルファに、オメガがメタメタに愛され幸せになるストーリーかな?と思いつつ読み始めましたが。

うん。
今作品が他のオメガバものと一線を画すのは、真澄のみる「夢」だと思われます。真澄は同じ夢をよく見る。俳優をしている真澄とは違って、夢の中の真澄はアウトローなヤクザで、オッサンで、そして刺されて死んでしまう、そんな夢。

その夢が、花島と暮らし始めたことで少しずつ変化していく。

真澄がみる「夢」の意味は。
二人が主演の舞台は成功するのか。
そして、真澄と花島の恋の行方は。

その辺りを軸に進みます。

真澄のみる夢と、花島との関連。
このリンクの仕方が素晴らしくお上手です。夢と現実が交差する形で描かれていますが、真澄とともに読者もまた、現実なのか夢なのか戸惑う。その描き方ゆえに、真澄の感情に、読者もつられて感情移入してしまうのです。

がっつり描いてしまうとネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、もう、どうなるのか気になってページを捲る手が止められませんでした。オメガバ、と、もう一つの「バックボーン」。これらがどうつながっていくのか、是非とも手に取って読んでみて欲しいです。

そしてキャラも。
高月作品の受けさんて、見目麗しいビジュアルでありながら中身は豪胆な男性が多いイメージが強いですが、今作品の受けさん・真澄もそのイメージを覆すことのない男気あふれた男性です。

が、個人的にツボだったのは攻めさんの花島。
アルファで、人気俳優で、イケメンで。
そんな彼の、真澄への一途な恋心。健気で切なくなりました。

強いて言うと、二人の恋心が育っていった過程が若干甘かったかなー、という気はしました。あれだけモダモダしてたのに、ん?あれ?くっついちゃった?みたいな感じ。

特に真澄。
彼の、花島の想いを受け入れるか否か、がキモな部分だと思うので、そこがもう少しじっくり描かれていたら、あるいはもう少し萌える作品になった気がします。

あと、個人的に好きだったのが真澄のマネージャーさん。
めっちゃ良い人でした。
彼のスピンオフも読んでみたいなと思ったりしました。

6

異世界転生?

主役で俳優業の受けに前世の記憶が色濃くあり、前世はオメガバースワールドじゃなかったので、物語中の現在の方が異世界?と少々こんがらがります。受けはオメガで小柄・可憐な顔立ちですが、俳優として野心も秘めている人。

前世と今世が一部平行してストーリーが進み複雑なのに加え芸能界、オメガバースと確かにあとがきの通り設定てんこ盛りでしたが、起承転結がしっかりしているので楽しめるお話でした。

私も作家買いでしたが、高月先生の仁嫁・刑事に××シリーズの世界以外の最近の作品はオメガバースが多いのですね。私は今回の攻めみたいな溺愛スパダリみたいな感じより、一見情けなくて普通っぽく見えてお人好しで世話焼きで…でも実はめっちゃ仕事できる人っていう受けのマネージャーの安田さんみたいな人の方が好きなのでそういう人が主役の話も読んでみたいな、とも思います。それでメガネかけてたりしたら理想の攻め。

高月さんの話っていつもサブキャラも魅力的で長編の仁嫁シリーズより、そのリンク作の刑事に××シリーズのキャラの方が私は気に入ってしまったくらいです。

2

攻めは好き

この間の「淫心」が好きだったので購入。攻めは好きだったし、受けも最後は良かったんですけど、お話の展開自体がちょっと難しくって萌え上がれず、中立よりの萌にしました。頭弱いんで、色々ぶっこまれると難しいです。オメガバ、生まれ変わりがお好きな方には堪らんお話なのかも。本編300pほど+あとがき。

2.5次元俳優として人気の真澄。今後のキャリアアップのため、今回抜擢された敏腕プロデューサーの舞台をめっちゃ頑張るつもりです。ある日プロデューサーから、話題作りのために相手役である超人気正統派ミュージカル俳優の花島と同棲してよ、と頼まれて…と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
達也(夢に出てくるヤクザ)、安田(受けマネージャー)、夏華(共演者、♀)、東浦(舞台制作側関係者)ぐらいかな?安田さんいい方です。

+++攻め受けについて

受けは同じ夢、しかも自分がヤクザで刺殺されて死ぬ場面の夢を何回もみている方。ベータと偽っていることが影響しているのか、明るげなのですが、誰にも恋しない一人で生きていくといったようにマネージャーから見られていた方です。負けるもんかと気を張っている感じですかね。

攻めさんはいわゆるスパダリ。資産家の家に生まれミュージカル俳優として成功しているキラキライケメン。なぜか最初から受けさんをこよなく大切そうに扱っておられます。私のイメージではゴールデンレトリバーとジャーマンシェパードのミックスという印象です。

その理由が受けの見る夢なわけで…という、転生+オメガバースものでした。

せつない、シリアスよりなお話が大好物でしたら、多分大好きなのでは、と思います。最後のカミングアウトシーンはお話、挿絵ともめっちゃ好きなんですが、そこに至るまでの、特に過去夢が絡む所は、私の頭がついていけず、中立よりになってしまいました。頭弱くて困る…先生、すいません。

0

ちょっぴりSFちっくなのかな

全身を濡らしながら、走って、走って、走り続ける。
雨の中、駆けずり回って探している相手がいる。
暗闇と、突き立てられたナイフと、押さえた手の隙間から溢れ出す大量のどろりとした血液。

自分ではないはずなのに、決して他人の気がしない"誰か"の記憶を辿るように、いつも同じ悪夢のような夢を繰り返し見ている。
そんな前世の記憶を持つ、今作の主人公・高石真澄。
オメガでありながら、自身の第二の性をベータだと偽り舞台俳優として活躍している真澄。
出演を控える、著名な演出家が手掛けた文芸舞台の役作りのために、ある日アルファである相手役の人気俳優・花島と役作りのために同居することになる…というお話。

芸能界・俳優・前世の記憶・同居ものと、かなり設定が盛り沢山。
現世で業界人として生きる真澄の視点で、花島との同居生活で変化する関係、真澄がうなされるように見る夢の謎や前世の記憶の謎が交差し、少しずつ明かされていく。
読み始めこそ設定に戸惑ったものの、ただの夢だと思っていたものが次第に大きくなり、現世と夢の境目が曖昧になっていく展開は面白いですし、先が気になって惹き込まれます。

が、読後の感想としましては、それぞれ単体で読みたかったなというのが正直なところです。
ごめんなさい、ちょっと辛口かもしれません。
というのも、現代に生きる真澄よりも前世のお話の方に惹かれてしまったんですね。
こちらをメインで読みたかったくらい魅力的に感じました。面白い予感しかしないんですもの。
高月先生のあとがきにも盛り込んだと書いてある通り、(内容はぼかしますが)どちらかの設定だけでもなんだかもう1作別に出せそうなくらいに面白いと思うんですよ。
うーん、タイトルは内容と合っていないかも。
現世がメインならばぴったりかもしれません。

あまり見かけない設定や展開は面白かったのですが、肝心の俳優設定はそこまで必要なものに思えなかったことと、恋愛面はもっとじっくり読みたかったなと。
なので、今回はこちらの評価で。
受けに対して真っ直ぐな攻めはとても良かったな。

2

ん?

評価が良かったので購入。
うーん、私にはあわなかった。
設定は面白くてドキドキワクワク。
ストーリーもGood。
ただね、キャラがブレてるように感じて、イマイチのめり込めなかった。
え、さっきまでそうだったのに、いきなりそうなるの?
この人、こんなんだっけ?
言ってること違ってない?
と、いちいち、引っ掛かってしまって。

そんな細かいところを気にしているのは、私だけなんでしょうけど。
でも、気になっちゃうんだから、仕方ない。

残念。

1

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