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表題作刑事に一途なメランコリック

田辺恂二,大滝組に所属するインテリヤクザ
三宅大輔,組対の刑事

その他の収録作品

  • 恋と媚薬
  • あとがき

あらすじ

長年にわたって関係を続けてきた、組対の刑事・三宅大輔と情報源であるインテリヤクザ・田辺恂二。いまでは非番の大輔が田辺のマンションに泊まるほどの仲。だが、こんな関係がいつまでも続けられるわけがない。大輔の退職を危惧する上司の西島は、田辺に別れて欲しいと直談判。一方の田辺も、大輔のためヤクザからの足抜けを考えていた。〝答え〟に向けてふたりは動きだす――。表題作ほか書き下ろし『恋と媚薬』を収録!

作品情報

作品名
刑事に一途なメランコリック
著者
高月紅葉 
イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532710
4.8

(38)

(32)

萌々

(5)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
183
評価数
38
平均
4.8 / 5
神率
84.2%

レビュー投稿数4

ビターでスイートな2人

2人が置かれている状況は全く甘くないけど、2人はめちゃくちゃ甘かった♡

これからも共に居るためにケジメをつけようとする2人。雁字搦めになった今の状況ては厳しい。西島や岩下の思惑も複雑で、まだまだどう転ぶか分からないなぁと不安は残る。
それでも真っ直ぐに互いを見て、想いを伝えあう2人に胸が高鳴りました。2人で笑っててほしい。

「恋と媚薬」もめちゃくちゃ良かった。濃厚で読んでて恥ずかしくなるほどだけど、どこまでも愛があって、ロマンチックで素敵でした✧*。

小山田先生のイラストも綺麗で、2人の柔らかく愛に溢れた雰囲気が素敵で、素晴らしかったです。

1

お互いを好きで好きでどうしようもない二人

ヤクザの田辺×組対刑事の大輔。立場的にロミジュリで、結ばれることは完全アウトな二人が、お互いの行く末を思い、悩みもがいて覚悟を決める巻。

健気で不器用で、お互いを好きで好きでどうしようもない二人の苦悩と決断の過程に痺れます。

その分、アチラももの凄く濃厚で甘あま。小山田あみ先生の美しく官能的な挿し絵と相まって、二人のめくるめくエロを十二分に堪能できます。

綺麗でエロくて一途な溺愛系攻め様の田辺に幸あれと願わずにはいられません。

1

2人の絡みは高糖度

刑事×ヤクザのカップル。
あまり手に取ることがなかった世界の作品でしたが、表紙に惹かれて挑戦^ ^

読んでみて。
ヤクザ情報、用語、内部の情報や相関関係を理解するのが難しく、全然読むペースが上がらない(泣)この作品、シリーズものだったんですね…。チェックしなかった…迂闊でした。

組織の何たらかんたらは右から左に受け流して読むと、そんなに難しい感じではないかも。たまにこれ、誰のセリフ?みたいなややこしや〜はありましたけど、それなりには理解できました。


田辺が大輔を大好き過ぎ!雰囲気もデロ甘い。あまい攻めは大好物なので推せました。大輔も田辺に惚れ込んでいて、田辺も大輔もお互いの未来のために、今後のことを考えているのが素敵でした。田辺のアニキの岩下が、なんか仕掛けてくるのかドキドキしましたけど、足抜けを認めてくれたようでホッ。美形の男嫁・佐和紀とやらの顔が見たかったな〜

エロエロと記載があったので期待していましたが、前半はそこまで無かったような。エロ仕掛けと甘い言葉は飛び交ってましたけどね(笑)
その油断していた後半「恋と媚薬」で、濃厚なやつきました!わぉ!
媚薬ネタで急にファンタジー感。田辺のオメガバαモード突入です。こういう変化球嫌いじゃないので楽しみました。

乱れ狂うガツガツセックスに割いたページは如何ほどでしょうか(^^; そのうちのフェラシーンも何ページ使った?ってくらい濃厚でしたね。
腰どころか顎も顎関節症を心配した方が良いのでは、って感じでした。とにかく……2人ともお疲れさまでした( ˘ω˘ )
家族の横で読んでいましたが、挿絵のところはさりげなく手で隠しました!


田辺が大輔にかしずく感じ。大輔がめっちゃ大事にされてる感じ。田辺の甘いささやき、漂う大輔に向けられたフェロモン……萌えでした。ヤクザ世界にまみれたストーリーなのに、痛いシーンも泣く、悪い人間もいなくて安心して読めました。
足抜けした田辺が今後なんの仕事に就くのか気になりましたが、田辺のことだからきっと大丈夫でしょう。田辺の黒縁メガネ姿…かっこ良過ぎでした^ ^

6

甘々。

高月作品の『仁義なき嫁』シリーズのスピンオフに当たる『刑事に×××』シリーズ。今作品は『刑事に×××』シリーズの5作目に当たります。

高月さん、大好きな作家さまなんですけれども、今シリーズに関してはひとこと言わせていただきたい。とにかく読む順番が分かりづら過ぎる…!巻数が多いことに加え、番外編だの同人誌だの、版元は違うし絵師さんも違うし、はじめから追いかけてる人には問題ないかもしれませんが、途中から読み始めた人には不親切な販売な仕方だと思うですけれども。

特に『仁義なき嫁』シリーズは読む順番で右往左往し途中から読むのを挫折しましたが、『刑事に×××』シリーズは商業誌に限っていうと順番は比較的わかりやすいです。分かりやすいですが、今作品は『仁義なき嫁』シリーズの面々が多く関わっているので、読んでいてんん―、と思うこともあったりして。『仁義なき嫁』、頑張って読んでみようかな。

ということでレビューを。

はじめは組対の刑事と情報提供者のインテリヤクザ、という関係だった二人が田辺の溺愛っぷりに刑事さんがほだされ今は恋人同士、というお話の今シリーズ。今シリーズはもう甘々です。前作も甘々でしたが、今作品はその上をいくんじゃないかという甘々さです。

いや、ベースはいろいろあるんですよ?
何しろ二人の関係はヤクザ×刑事、という本来なら敵対している関係なのでね。が、そこを乗り越えようとする二人の愛情の深さがこれでもかと描かれています。時にシリアスさを孕んではいますが、うん。でもベースは甘々です。

甘々~なCPが読みたいときにはぴったりの1冊。
しかも挿絵を描かれているのが小山田さんという神絵師さん。
が、個人的にこの2人の甘さにはちょっぴり胸焼けした感も否めず。この辺は完全に好みの問題ですけれども。お好きな人にはたまらないシリーズだと思うので、興味のある方にはぜひとも手に取っていただきたいです。

高月さんの書かれたあとがきを拝見するとまだまだ続いていきそうなシリーズではありますが、次作はもう少し波乱があるといいな。と思います。

7

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