電子限定漫画付きRenta!特別版
自分の神評価の基準って何だろう、と考えた時に、悶えるほどのキュンがあったか、とか、読み返したいと思えるほど刺さる何かがあったか、とかそういうことなんだなと思っています。
この作品は割とすんなり読めてしまった方なのですが、ありました、キュンを超えたギュン!が。
たった一コマ、一セリフなのですが、あまりにも可愛くて我慢ならず、しばらくページを戻ってもう一回読んでを繰り返してしまいました笑
自分的には納得の神評価です。
剣道のライバルの恋模様のお話で、いきなりお尻叩きのシーンから始まります。
でも、読んでみるとハードなエロやSMでは決してなく、通してソフトタッチです。
読み終わった今では、むしろこの性癖はピュアだったのでは、とも思えるほど。
そんな性癖持ちの受け・桃井ですが、この子がかわいい!
ちょっと生意気そうなクールビューティー、でも剣道がとても強い、でも少し変態的嗜好を持ってる、でも... のように、話が進むにつれてギャップが重なりに重なるキャラクターで、最終的にとても魅力的に感じました。
そんな桃井に常に真っ直ぐな攻めの黒川も、懐が深くて熱くて優しい、いいキャラクターです。
後書きの、担当さんから「どっちも受けですね」と言われたエピソードに笑いました。
確かに、と思いましたが、私はそんな優しい世界も好きです。
最後に、上で触れた「あまりにも可愛」い箇所についてですが(抑えましたがネタバレかもしれませんご自衛を)。
まず私はキスに弱い...!
そして健気にも弱い...!
そんなところにあのセリフ!!
超特大バズーカを受けた気分でした。
もし同志の方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでみて一緒にバズーカ受けてください。
もはや作家買いになりかけている、私の中で最近とても気になっている作家さんです。
まず絵がめちゃくちゃ好みなんですよね…。
しっかりとした筆致で丁寧に描かれていて、すごく見やすいので、作品にストレスフリーで入り込めるんです。
そして、心の機微を表情にのせるのがお上手なので、キャラクターの感情がセリフを読む以上に繊細に伝わってきて、ぐいぐい引き込まれてしまいます。
こちらは、まるまる一冊剣道部の大学生カップルのお話です。
大学の剣道部に所属する黒川(攻め)と、同じ大学に通う桃井(受け)。
ふたりは高校時代からの剣道のライバルです。桃井はインターハイで優勝するほどの実力の持ち主ですが、大学では剣道部には所属していません。
黒川は桃井をしつこく勧誘しますが、にべもなく断られ続けます。
諦めきれず、「負けたら何でも言うことを聞く」という条件で勝負を挑みますが、惨敗。
万策尽きたと思われた矢先、桃井から言われたペナルティは、「ケツを叩いてほしい」というもので…。
発破を掛ける意味での「ケツ叩き」かと思いきや、桃井が望んでいたのは、まさかの物理的に叩くほう。
いきなりスパンキングから始まっているので、SMモノなのかな?と思いましたが、最後までお尻を素手でペンペンしているだけで、それ以外のSM要素はありませんのでそこはご安心を(?)。
ストーリー自体は、距離を縮めていきつつも、誤解からのすれ違いがあって、でも最終的には想いが通じ合って大円団、みたいな王道展開なので、特筆すべきところはないんです。
でも、その分ふたりの感情のゆれ動きが丁寧に描かれているので、納得感もありますし、読み応えも抜群です。
そして、なんといってもふたりのキャラクターが魅力的…!
受けの桃井がかわいすぎてどうにかなりそう。
そもそも表紙からしてかわいいじゃないですか…。
普段表紙に言及することはほとんどないんですが、あまりにもかわいすぎてコメントせずにはいられませんでした。
悩ましげな表情と控えめにシーツを掴む手。そしてやわらかそうなお尻…。眼福です。
普段はスン…としているクールな男の子ですが、黒川が絡むと表情をくるくると変えて、照れたり笑ったりと素直な反応を見せます。そのギャップがたまりません。
実は高校時代から黒川に片思いしていた桃井。
彼を忘れたくて、大学では剣道部に入りませんでした。
けれど、しつこくつきまとってくる黒川に、一回きりだと半ばやけくその気持ちでお尻を叩くようお願いするのですが、意外にも黒川との関係は続いてしまいます。
諦めていた相手と体だけでもつながっていられて嬉しいのに、やっぱりセフレになってしまうのは嫌で。
言葉は少なめなのですが、黒川を想う気持ちはひたすらに一途。
そのあまりのいじらしさにはもう頭を抱えるしかありませんでした。
最終話の、桃井のセリフからのキスシーンがもう本当に甘々で幸せなので、全人類見てください…!
攻めの黒川もとても真っ直ぐで良い子です。
桃井をライバル視しつつも、剣道の腕前には惚れ込んでおり、一目置いています。
そして自身も相当の剣道バカ。
体の関係から始まってしまいますが、新しい一面を知るたびに桃井をかわいいと思うようになり、いつしかそれを自分だけに見せてほしいという独占欲を抱きます。
流されて絆されて…ではなくて、ちゃんと自分なりの答えを見つけられていて良かったです。
エッチシーンは多めです。いつでもどこでもゴムを常備しているのにちょっと笑いました。
書き下ろしも糖度高めで、めちゃくちゃハッピーでした。色々な技を覚えてだんだん小悪魔になっていく桃井に、これからも当分勝てそうにない黒川。彼を打ち負かせる日は来るのでしょうか…。
ラブラブになれたふたりをもっと見ていたいと切実に思いました…!
続編を期待したい作品です!
いろいろ最高すぎました。
まず、大前提 絵が綺麗!!私絵の好き嫌いが激しくて絵が好みじゃないと読めないんですが、この作品は大丈夫でした。私の好き嫌い相当激しいので多分この絵が嫌いな人はいないんじゃないでしょうか。
次に、桃井がかわいい!ツンデレってデレの方向が私の好みと合わなかったりしてツンデレと謳われていても意外と萌えなかったりするんですが、この作品はめちゃめちゃ萌えました。キュンキュンした。まじで桃井かわいい。ってかそもそも桃井って名前もかわいいな…♡
最後に、スパンキング最高!!!スパンキングある作品ってそもそも少ないし、SMだったり、あるいは絵があんまり好みじゃなかったりで読めるものがなかったので初めて出会えました!最高!ちゃんと桃井がスパンキング好きな理由も描かれてるので謎にお尻叩いてるわけでもなく良かったです。
久しぶりのヒットでした!続きがめちゃめちゃ読みたいです。
[追記]
表紙もかわいいですね…攻め視点で受けを見られる表紙って意外と少ないのでは…?最高です。
表紙の絵に惹かれ、試し読みから話の内容に惹かれ購入してみました、ストーリーもキャラデザも受け&攻めの設定も私好みで最高でした!
↓ネタバレ含みます
とにかく受けの桃井君が可愛かったー!普段ツンツンクールな感じなのに実際は一途で健気で…。個人的感覚ですがツンデレのデレ多めな感じの受けでした、最高。デレるとわかりやすくすぐ顔に出たり聞かれたら素直に答えちゃうのがたまらなく可愛いです。また、スパンキングに目覚めたきっかけになったのも攻めだったというのが桃井君には黒川君だけ、という一途感があって良かったです。
攻めの黒川君も自分からぐいぐい行くタイプなのが良かったです。最初はノンケゆえの抵抗を見せてましたが徐々に桃井君にハマって執着を見せるのが良かったです。
最初の一歩を踏み出した桃井君も気持ちを自覚してから繋ぎ止めるために動いた黒川君もお互い頑張ったのが好きでした。書き下ろしも甘々で最高でした…同棲して欲しい…!二人とも可愛すぎるので続編が読みたいです…!
クールビューティーな受が実は……というギャップ萌が堪能できる作品です。
クールビューティーが実は特殊な性癖で滅茶苦茶えっちだった、というギャップの後、
滅茶苦茶えっちなのにキスで赤面したりウブな面もあったという二段ギャップ萌。
これぞギャップ萌のミルフィーユ。
綿レイニ先生は、別作品の「キスで描く一等星」でもそうでしたが、
普通に女の子にもモテそうな男の子が攻の前だからこそ見せる可愛い姿を描くのがとてもお上手で、毎度そのギャップにニヤニヤさせて頂いてます。