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どことなく不思議な、ずっと夢の中を揺蕩っているような空気が流れている作品でした。あまり多くを語らない描き方、波乱やキャラの少なさ、そもそものタッチなど、いろいろな要因から夏江先生独特の作風が生み出されているのかなぁと。教師と生徒という題材でありながら、教師の長澤の方から塩川を好きになったこともあり、教師に惚れ込んで困らせるワンコな生徒や立場・年齢の差に悩む教師が登場する物語とは一線を画しています。積極的とまではいかないし、後ろめたい気持ちを抱えた時期もあれど、長澤が好きという感情を隠さないところが素敵でした。
作家さん初読みです。
こちらがデビュー作との事で、評価が良かったので購入しました。
最初から最後まで、なんて優しいお話なんだろ〜!
タイトルの通り、主人公達2人が〜わかちあう為に、お互いを思いやりながら進んで行くストーリーに癒されました。
大きな山場や、当て馬が出てくるとかは無くて・・・ただただ2人が、2人の時間を大事にして行くお話。安心して読めました。
先生と生徒の設定なので、その後のお話とかあれば良いのになぁ〜。
生徒×先生 という組み合わせなのに何故か背徳感が薄い。カラダは大人なDKが攻めだからなのか、、、
ただの若さゆえの性欲だけの関係で無く、互いを思い心を支え支えられて、そして心の拠り所になっているからなのかもしれない。
ストーリーもふたりの心の距離もゆっくりとゆっくりと進む。穏やかだけど高校生という特有の悩み、進路と親との関係に悩んでも、絶対に味方になる人がいるのはきっと心強いのだろうと。
卒業後のストーリーはないが、ふたりがその後も穏やかに付き合い続ける姿が何となく思い浮かぶくらいふたりの絆を読める物語。
なんだかアジアのゲイ映画のような湿度を感じました。細く長い手足の二人がパンツ姿でダラダライチャイチャしてるの良いです。
派手さ独特さやヤキモキする展開はないのですがとにかく雰囲気が良くて、深夜とかにしみじみと浸りたくなるような一冊でしたー。少し古い作風なのかなと1話では思ったのですが、後半にかけてどんどん絵が綺麗に。
二人は歳離れていて、かたやモデルなのに顔も体型も似過ぎていて、作品の雰囲気に合っているのですが個人的にはもっと年齢差ある見た目が良かったです。「これは塩川だよね?」と不安気味に判別しても顔の映らないコマではどっちが言ってるのか分からないセリフもあったりで(そんな突っ込みが他のレビューで無いので私が馬鹿なだけ…)読んでてモヤモヤしてしまいました。二人はとっても爽やかなのに。
印象的な雨のシーンがある作品てまるっと一冊その雨の雰囲気をたたえていることが多い気がする。こちら、表紙もブルーグレーでまさにそんな雰囲気。
教師と生徒モノでありつつ、その王道的展開は外しています。教師と生徒の関係性に焦点をあてているというよりあくまで恋愛。
こちらはほとんど2人だけの世界で話が完結するので、登場人物の多い作品はどういう風に動かす作家さんなのか興味がある。
読んでいて、男性同士でも勿論恋愛は恋愛で、ただ今の世の中だと悩むところや気にかかるところが増える恋愛なんだなと。ただでさえ"恋の始まり"は気にするところが多いのに。
デビュー前から知ってる作家さんでした。絵も綺麗で読みやすいです。後半増えてくるデフォルメの2人が可愛い。