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表題作黒猫はキスが好き

ジョージ・ローガン、NY市警殺人課刑事
レイ・リード、怪盗ダークキャット(FBI捜査官) 

その他の収録作品

  • 黒猫は誘惑する

あらすじ

高級美術品だけを狙う怪盗“ダークキャット”がNYに出現―!?噂が流れ始めた頃、NY市警殺人課の刑事ローガンは、美貌の青年レイに出会った。
漆黒の瞳としなやかな肢体に魅せられ、思わずレイを抱いてしまう!それ以来、猫のように気まぐれに現われては、甘えるように情事に誘う…。
レイの素性に不審を抱くローガンだが!?摩天楼の夜を駆ける、ロマンチック・サスペンス。

作品情報

作品名
黒猫はキスが好き
著者
 
イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
黒猫はキスが好き
発売日
ISBN
9784199004070
3.4

(7)

(1)

萌々

(2)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
23
評価数
7
平均
3.4 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数2

どんでん返しに萌え

アメリカが舞台の、ちょっとハードボイルド風味の小説です。

主人公はジョージ・ローガン。
ニューヨーク市警殺人課の刑事で「スーパー・コップ」の異名をとる敏腕です。
少年レイプ殺人事件を追っていて、オフのときに飲んでいた酒場で、偶然に殺人未遂事件が発生したことでレイと知り合います。
レイ・リードは黒髪黒瞳のしなやかな身体を持つ若者で、母親が日本人。漢字で「礼」という字だろうということが間接的にわかります。

初めての出会いですっかり意気投合し、身体の相性もバッチリだとわかってから、仕事と離れた場所で二人は逢瀬を楽しみます。

ところが、ローガンは並行して別の事件も担当することになります。
それは高級美術品ばかりを狙う窃盗犯の事件。犯人は猫の足跡のスタンプを残していくことから「ダークキャット」というコードネームで呼ばれています。
ダークキャットは、少年殺人犯として目をつけていたジョンソン弁護士の屋敷の絵を盗み出しました。これが契機となって、殺人犯の証拠を手に入れたローガンは、事件の解決が偶然だと思えません。
その直前に会い、ローガンが「ジョンソンが怪しい」と話したのは、レイだけだったからです。
ダークキャットがレイではないかと苦しむローガン。
刑事の立場では疑わなければならず、恋人の立場では信じてやりたくて身もだえします。
ここが萌えです。

レイの無実を信じて、捜査を進めれば進めるほど、レイが犯人になっていってしまうジレンマが良いです。

ダークキャットは本当にレイなのか?
ローガンは決死の想いで潜入捜査に加わります。
そこでローガンは思わぬ体験をします…。

最後の最後に、目からウロコのどんでん返しがありますが、そこは読んでからのお楽しみ。次作がとても楽しみで続きがぜひ読みたい作品です。

1

熱血刑事×小悪魔怪盗?

ニューヨーク市警殺人課の刑事、ローガン。
あるときバーでいざこざが起こり、それを止めようと動く。
銃口を向けられた女性を庇おうと覆い被さるも、無傷。
助けてくれたのは美しい獣を思わせる、黒い瞳が印象的なレイ。
神出鬼没で、まるで猫のようなレイにローガンは次第に惹かれていく。
しかしレイの正体は、いま世間を騒がせている窃盗犯ではないかと気になり───?

レイが気になり心配してしまう熱血刑事と、ふらふらっと現れてはローガンにすり寄って甘える小悪魔くんのお話です。
ローガンの視点でお話は流れていくので、レイの本性がつかめず本当に猫みたいな奴だなぁとローガンと共にジレジレしていました。
レイの本性も、猫のように振る舞うことでうまく隠されていて、おもしろかったです。

コロコロとレイに転がされるローガンや、ローガン大好き!がたまーに滲み出るレイの可愛さを楽しめた作品でした。

イラスト、レイが女性に見えなくもない…。つやつやお肌にぷりっとした唇。
受けが可愛い雰囲気が好きな方には受け入れてもらえるかも。
表紙よりも挿絵の方が女性に見えました。

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