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表題作プレイアフターコール

倉科 ケイ
高校生、Dom
一色 隼人
高校生、生徒会長、Sub

その他の収録作品

  • その後の一人ともう一人(描き下ろし)
  • その後の二人(描き下ろし)
  • あとがき
  • 夏服/冬服(カバー下)

あらすじ

「俺とさ、やってみる?プレイ」

Dom(支配的な)性であることにコンプレックスを抱く高校生の倉科は、堂々とした姿で生徒会長を務める一色をDomだと思い込み、一方的に劣等感を抱いていた。
そんなある日、一色が校内で倒れているのを発見し、いつもと違う弱った姿に見過ごすことができず介抱を行う。
しかし、そこで一色にSub(従属的な)性であるという思いもよらない事実を打ち明けられ、倉科は勘違いで冷たい態度をとっていた自分の行動に罪悪感を抱くことになった。
倉科は罪滅ぼしの意味も込めて、特定の相手がおらずDomとのコミュニケーション不足で体調不良を起こしているという一色に、自分と軽いプレイをおこなうことを提案し……。

性に翻弄された青き日々――。
パートナーと恋人の狭間で揺れる、センシュアルDom×Subユニバース、誕生。

【描き下ろし14Pあり】

作品情報

作品名
プレイアフターコール
著者
オオタコマメ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784758022385
4.3

(209)

(109)

萌々

(74)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
20
得点
892
評価数
209
平均
4.3 / 5
神率
52.2%

レビュー投稿数20

DKの初々しいプレイとゆっくり進む恋にきゅんとする

2巻が発売されたので、数年ぶりに再読したのでレビューしてみます。電子で172ページ。以下ネタバレあります。

Domであることに劣等感を持つ倉科(攻)は、Domと思いこみ嫌っていた一色(受)が、実はSubであると知る。そして薬の効きにくい一色とパートナーになってみることになり…というお話。

過去にきちんとしたパートナーのいたことのない高校生の二人。初めはたどたどしく、軽いコマンドで少しだけプレイして、対話をしながら信頼関係を築いていく。手探りでプレイするのが、高校生らしくて初々しくて可愛いです。

お互いのことを知っていくうちに、惹かれあって、両片想いみたいな状態に。
一色が以前に体調管理のために養護教諭とプレイしていたと知り、激しく嫉妬する倉科。Domの独占欲、良きですね〜。

一色への気持ちを自覚して、つい一色を避けちゃう倉科。ちょっとヘタレw
でも一色が勇気を出して倉科に声をかけて、倉科もしっかり気持ちを伝えたのはかっこよかった。

それまでゆっくり信頼関係を築いてきた二人だけど、両想いになってからは展開が早かった。その日のうちに学校で最後までしちゃうとは、大胆ね!しかも一色の方が積極的にお誘いしてくるのが意外だったw
濡れ場は終盤に1回だけど、長めで丁寧な描写で良きでした。

二人ともプレイ初心者でプレイ内容が軽めなので、Dom/Subに馴染みがない方も読みやすい作品では、と改めて感じました。

1巻終盤で恋人になった二人。2巻ではどんなお付き合いをしているのか、読むのが楽しみです。2巻でも倉科のつよつよな独占欲を見せて欲しいw

電子(DMM) 薄ーいトーン修正or白抜き修正
(トーン修正はかなり薄くて白抜きに見えるくらい。修正箇所は少なめ)

0

ゆったりと流れる時間、変わる関係性…穏やかに沁み込むDom/Sub

「プレイアフターコール」、来月4月に続編が出るのですね!
オオタコマメ先生のXで情報を見、久しぶりにこちらの1巻を読み返しました。

今まで読んできた中で、たぶん一番優しく、穏やかなDom/Sub。
どうしてもDom/SubものってSM的要素が入り、
えちえちに寄りやすいのかな?と思っているのですが
(そんな作品も好きだし、喜んで読むのですが…!)

そんなDom/Subものとは一線を画すというか、かなり雰囲気の異なる
一作かなと思います。
とてもエモーショナルで、読んでいて心が落ち着く...

絵柄はもしかしたら、ちょっと好みが分かれるかな?
まつ毛バサバサの攻め受けの姿が、自分はとても好きです☺︎
受けの一色の口元のほくろもまた、セクシー…

Dom性であり、支配的な面を持つことにコンプレックスを抱く倉科(Dom,攻め)。
同級生で生徒会長の一色のこともDomだと思い込んでおり、
苦手意識を抱いて避けていました。

そんなある日、階段で倒れ込む一色を見つけ
見過ごすことができず介抱するのですが、
なんとDomだと思っていた彼が実はSubで、特定のプレイ相手を持たず
コミュニケーション不足で体調不良に陥ったと知り、
咄嗟にプレイを提案してしまうのですがー

と続きます。


最初はいかにもぎこちなく、”プレイパートナー”として始まった関係ですが
互いにどんどん相手に惹かれていく様子が、とても丁寧に描かれているのが
大好き…!

倉科はヘタレ攻めな一面はあるけれど、
そのプレイがもう本当に気遣いに溢れていて、決して攻撃的ではなく
(保健医に嫉妬した時は暴走しかけたけど)ひたすら、優しい。

こちらに来させて、ハグして、もうちょっと進んでいい?と聞いて
"kneel(おすわり)"に進みー

と、慎重に慎重に、決して一色を傷つけず、
奉仕するようなプレイが読んでいてとても心地いい・:*+.
読んでいてこちらまでちょっとふわふわとしてしまい、
まるで自分がサブスペースに入っているかのようでした。

そこからの一色のサブスペース、すりすり(!!!)、
そして”舐めたい”というおねだりからの”Lick”の流れが、なんというか美しいです...

堅物美人メガネ生徒会長かと思いきや、
意外と甘え上手な一色の魅力も爆発。

こんなふうに甘えられて求められたら、
そりゃあヘタレ気味な倉科だって応えたくなるよね…!と思える可愛さです。

倉科の嫉妬からのすれ違いはあるものの、
少しずつ少しずつ、踏み出していきながら心の距離を縮めていく
二人の関係性の変化に、とんでもなく萌えてしまいました。

プレイパートナーだけでなく、恋人となった二人。
続編では一体どんな姿・どんなお話が見られるのか、
今からワクワクしています✨


★修正:tnトーンに薄いぐしゃぐしゃ線/フチあり白抜き(電子BookLive)

0

色気の塊…

ドムサブ作品の中でもめちゃめちゃ色気のある1冊でした。

同じ高校に通う陽キャのドム倉科×生徒会長優等生サブの一色。
ソツのない一色のことを優秀なドムと勘違いし、苦手意識を持って避けていた倉科が、ある日階段に倒れている一色を見つける。サブ性をコントロールできていないことが原因だと知り、プレイだけのパートナーの関係になるが…

先生の絵柄も相まってとにかく一色くんの表情や特にプレイ中の2人に色気がありすぎる!ドムサブのプレイが色気とともにすごく綺麗で神聖で緊張感のあるものに描かれているのがとても印象的でした。一方ふだんの2人は普通の高校生らしい感じがあるのもまたギャップ…

保健医の羽純先生の恋愛譚も見てみたいです。周りのキャラが魅力的…

1

もうひと山あってもよかった

高校3年生。保健体育で第二次性(ここではDom/Sub)について習う。
Domの倉科は、いつも背筋をピンとして生徒会長をやっている一色も同じDomだとばかり思っていたが、実際にはSubだったことを知る。
薬が効きづらく階段でへたれているところを助けた倉科は、一色にコマンドを出すことで力になろうとするものの、コマンドを受け入れられるDomとしての快びに目覚める。
というお話。Dom/Subユニバースです。

Dom/Subとして、コマンドを介したプレイを楽しむだけでなく、更にもう一段階進みたいと二人が望んだことで、関係性に名前がつき作品に厚みが出ます。
関係性が少しずつ変化していく中で、登場人物の気持ちがどのように動いていったのかに焦点を置いてじっくり描かれています。
そこにページ数が多く割かれていて、大きく何かが起こったり変わったり、というのが無いです。
全5話なのですが、あまり進展することなくページばかりめくっていたので、4話の途中で「いま何話だっけ?」と我に返りました。
珍しいくらい人物のアップが多用されていて、目の動きや表情で微細な感情の揺れを描き出しています。
ですが、まるまる一冊ずっと、というのは単調でもありますし、ストーリー性という意味では個人的には大きな減点です。

1

ヘタレDomもいいじゃない

 まだまだDomSubの読了作品は多くないのですが、攻めの倉科がイケイケな見た目に反してとっても繊細な思考の持ち主だったのがギャップ萌えでした。最初のコマンドは大体「Kneel」なのかなと思っていましたが、倉科はまず「Come」から始め、かなり時間をかけてようやく「Kneel」に辿り着き、体の関係はさらに後から。パートナーへの思いやりが非常に感じられて、彼に愛される一色は幸せだなと心地良い安堵感に浸れました。保健医の羽澄も魅力的だったので、スピンオフで読んでみたいですね。

1

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