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心像マチエール【単行本版】

shinzou machiyell

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表題作心像マチエール【単行本版】

翠月慧
大学生,色覚異常
水城葵
大学生,共感覚の持ち主

あらすじ

物事のすべてに色を感じる「共感覚」の持ち主である葵(アオイ)は、毎日を無気力に過ごしていた。絵の才能を期待されていたが、有名な版画家の祖父に対してのコンプレックスに耐えられず美術の世界からは遠のいていた。そんなある日、葵の過去を知るという青年・慧(アキラ)が突然家を訪れる。
「俺がもう一度、君を光のある世界に引き戻すから」
家に引きこもりがちだった葵に、そう伝える慧。
そして、モノクロだった葵の世界は色づき始める――。

■収録内容
・「心像マチエール」1~9話
※この作品は、デジタル配信用に編集した電子コミック単行本です。

作品情報

作品名
心像マチエール【単行本版】
著者
星埜いろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
MUGENUP
レーベル
エクレアコミック
電子発売日
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

この設定で描かれたBLは(現時点では)本作のみ

談話室の「もっと評価されても良いのに!と思う作品はありますか?」トピで見かけた時からずっと気になってた本作。
まるでフルカラー原稿を白黒コピーしたような画面に最初はかなり戸惑いました。
でも読み進めていくうちに、あぁこれはわざとなのかな?と思うように。
それだけ主人公たち(受けと攻め)の見えている世界が我々の見えているものとは全く違うんだ、という部分をこの手法で表現したかったのかな、と。

「色覚異常」「共感覚」でちるちるを検索したら、それぞれいくつか作品がヒットしましたが、それら両方を掛け合わせた作品は現時点では本作だけのようです。
非常に興味深く拝読いたしました。
トピ立てしてくださった方、薦めてくださった方両方に感謝いたします。

<不満点>
・同じ顔立ちのキャラが多いので見分けにくい
・「このセリフはどのキャラのもの?」となることが何度かあった
構成をもう少し工夫するだけでぐんと見やすくなるのにな…と思いました。惜しい!
・男性がすぐ泣く描写があまり好きではないのですが(現実ではほとんど見かけないため)、本作には多かったです。

<良かった点>
・繰り返しになりますが、唯一無二の設定であることと、その設定の生かし方
・お互いが距離を縮めていく過程が丁寧に描かれていたこと
(でも、もうちょっとお互い好きになる理由付けが "ガッツリ" 欲しかった)
・手紙との絡め方

<注意点>
終盤で、受けにグイグイ来る女子高生が出てきます。
女性が絡むBLが無理な方は回れ右です。

ちなみに「マチエール(matière)」とは「材料」や「物質」という意味のフランス語で、英語だと「マテリアル(material)」に該当するようです。

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