ボタンを押すと即立ち読みできます!
井ノ本先生は男性向けの成人漫画でも活躍されているらしく、そちらも嗜む身としてはあ〜確かにと納得できる内容でした。エロシーンを楽しむための作品という雰囲気で、ただやってるだけなのはちょっと…という方にはなかなか手放しでオススメすることができません。
表題作が全3話で構成されている以外はすべて短編で、やるだけやってはい終わりという雰囲気に感じられるかもしれませんが、どうしてか胸に残るものがあるのです。借金の担保に寄越してきた男、陵辱に耐える神父、同棲中の恋人に元クラスメイト、恋人。それぞれのキャラクターが短い物語の中で生きていて、様々な感慨を与えてくれます。読み終わってから、説明されなかった部分やラストのその後についてしばらく思いを巡らせてしまうほど引き込まれました。
とりわけ表題作は謎が多く、プレイ内容もかなりハードです。エロエロに分類されてますが、人前での産卵プレイや青姦、小学生に小便をかけさせるなどの内容はエロ度:変態に相当するものではないでしょうか。
衝撃的すぎて何度も読み返しています。すごいものを掘り出してしまった気がします。
BLにえろすは求めない派と言い続けていますが、最近怪しくなってきました。
そして辿り着いた井ノ本さんの作品。
13年前の作品とは信じられないくらい、2019年に読んでも全く違和感がありませんでした。
『BODY TALK』を先に読んで、細い線で繊細に描かれた壊れそうな細い体の男の子たちが「おおお、レビューの通り、ほんとにえろす!」と最初は驚いたものの、それだけじゃない含みにものすごく心を揺さぶられました。
そしてこちら。
『BODY TALK』同様、細かいことは説明しない。
設定とか状況説明は最小限でとにかくえろす。
なのに。
ぽつりと入ってくるモノローグやセリフが胸にくる。
説明が最小限だからこそ、読者に想像や妄想の余地が多くて、ふと村上春樹氏が昔言っていた「作品は世に出したら読者のもの」という言葉を思い出しました。
読者が感じることに作者が何か注釈をつけたり、「そうじゃない」と正すようなことはしないで、ただ読者が感じたように読んでもらうのが良い、と。
表題作の【BABY BITCH】も3話分たっぷりと体は繋げるものの、どこの誰か、何をしている人か知らないし、聞かない。
どこから来て、どこに戻るのかも分からない。
借金の相手のモノなのか、それとも…。
その辺りも借金している相手に何か匂わせるような発言をさせるだけで作者が断定しないのが、ますます余韻となって妄想が捗る。上手い、上手すぎる。
暗い話もあるし、つらい話もあります。
最後の【さよなら恋人】は、ほぼえろすにもかかわらず最後は鳥肌と共に泣けました。
こういうパターン、弱いです。
古い作品だし、レビュー数も十分あるので書かなくていいかなと思ったのに、最後の短編を読んで、どうしてもこの作品にわたしも何か残しておきたくなってしまいました。
こんな気持ちにさせてくれる作品に出会えてしあわせです。
わたしがBLの世界に足を踏み入れるずっと前からレビューを投稿してくれている姐さんたちに感謝です。
メイン作品+短編4作品入り。
賛否両論承知の上で、私は「アリ」評価です。
ただ人に薦められるかというと、タブー要素が多すぎて薦められるようなものではないかなとは思います。
「神」の下が「萌2」になるのでこの評価ですが、萌えは求められない気も…
5作のうち3作はハピエンとは言い難いです。(かといってバッドエンドとも言い切れない)
以下、主にタブー要素について多分にネタバレを含みます。
「OH MY BITCH!」(全3話)
主人公(和田)から金を借りている友人が借金を返すまでの担保がわりに一人の男を寄越します。
「何やってもOKだから」
やってきた男と友人の関係は不明で、何故ゲイでもない和田に男を寄越したのかも謎。
全編通して二人の間にこれといった会話はなく、ただただずっとセックスシーンが続くのですが、エロ目的で読むようなストーリー無しの話かと言えばそうでもなくて、和田の本人ですら整理出来ていないと思われる心の揺れが描写されていたりするために、その心のモヤモヤが苛立ちとなって鬼畜行為に出てしまっているのだろうなぁとも推測できてしまうわけで……
和田の鬼畜さ加減に胸糞悪さはあれど「趣味じゃない!」とも言い切れない、痛ましさの残る不思議な読後感です。
「けっきょくアンタは誰の何なの」
受けが何者だったのか謎のまま終わるのは確かにスッキリしませんが、まぁそれはそれでいいのかなと。謎は謎のままで。
最後に受けが何かを言いかけて結局言わずにチュッとキスだけして去っていくのですが、たぶん彼は気づいてたんじゃないかな?和田が寝てる彼に無意識にキスしかけて未遂に終わっていたことを。
各話が雑誌掲載された時の特集が
1話目→メガネ攻特集、2話目→制服特集、3話目→品性下劣愛特集となっており、
2話目の宅配に来たお兄さんの目前で受けにお尻に詰めたビー玉を放出させるシーンもどうかと思いましたが、それ以上に3話目の内容が本当にとんでもない下劣さ(子供が遊んでいる公園での青姦+子供達に受けへの放尿を促す)で、ここはさすがに吐き気がしました。
あと、2話目にはトイレで性器から直接尿を飲ませている描写もあります。
「father」
タブーは輪姦と殺人。
決して赦されてはいけない結末だけど、やっぱりこれも不快には思えなかったです。
閉塞感と解放。
ただ二人が幸せになることはないでしょうね……
「ただいまダーリン」
安心して読める同棲カップルのエロ甘ストーリーでした。
朝ごはんのシーンは究極のエロティシズム表現かと。
ラストには思わずキュンときました。
「ヤバイって」
ホモじゃないのに男相手にときめいてしまってアタフタしてるお話。
ヤバイって、ヤバイってって心のなかでは叫びながらも暴走が止められない。
これもラスト(手紙の中身)に思わずキュン!
「さよなら恋人」
誰と誰が話してるのか全く飲み込めないまま読み進めて、ラストでようやくストーリーを理解させてもらえる仕掛けモノ。
内容的に悲しくはあれど、主人公が恋人の死から解き放たれるという意味では光を感じる素敵なお話でした。
私はいつも電書で読んでいるので帯とは無縁なのですが、この作品はRentaでだけ何故か帯込みの表紙絵が使われていて、
黒地に白抜きでただ一言
「犯せ。」
そのインパクトたるや…!
書店で見かけていたら迷わず手に取ったと思います。
ほぼ無修正(しかもリアル)でエロシーン満載です。
ビックリしました(笑)
男性向けエロ本なみにエロいです。
これで規制されなかったのが不思議ですね。
(規制されなかったからおかげで読めるわけですが 笑)
でも痛そうだったり(流血あり)無理矢理するセックスが多いから、
これできちんと恋愛してからのセックスだったら神の域ですね(笑)
井ノ本リカ子さんが描く恋愛描写とか
もっと他のプレイを見てみたいなぁと思った一冊でした。
感想で「エッチシーンが全部の話にあります!とあったので、短編集で全部にエロありってどういう構成なんだろう?と気になり、読んでみました。
あ、そういう事か。
エッチシーンが全部に話に有りではなくて、全部の話がエロしかなかったです。
まあ、間違ってない(笑)
表題作は、友人の借金の肩によこされた謎の人の話。
何してもさせてもいいという条件なので、お約束通りそういう事をし始めます。
で、謎の人に別の感情を抱き始めた頃、友人が借金を返したので関係終了。
で?
君は誰なの??
謎は解けぬまま。何とも消化不良です。
他もそんな感じで、エロ目的でないとキツい気がします。
最後の話は比較的好きですが、これは恋人が死んでその幽霊という事?ちょっと、これも分かり辛かったです。