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海野先生の新作、とても楽しみにしてました。
リーマン同士がアイドル育成ゲームなんかをしつつ愛を育んでいくお話との事ですが、ホントに大体そんな感じでした。
はあ、攻めも受けもいい男だ~。
や、海野先生と言うと攻めの素晴らしい包容力にトキめかせてくれるパターンが多いんですけど、今回は受けも男らしくて爽やかで素敵なんですよ!
この二人がどこにでもありそうなごくごく普通の恋愛を繰り広げてくれるの、もう最高なんだけど!!
まぁそんな感じで、リーマンものとか男らしい受けとかお好きな方オススメしたいです。
入江、お前はそのうち颯斗に抱いてもらうがいい。
で、ザックリした内容です。
ちょっと風変わりな同期・入江に興味津々なリーマン・颯斗。
彼がアイドル育成ゲームをしている事を知ったのをキッカケに、仲を深めて行くんですね。
そんな中、ミスした同僚の尻拭いで疲れきっていたところを入江に優しく労られ、いつしか彼の事を好きになってしまった事に気付きますがー・・・と言うものです。
えーと、海野先生と言うと、秀逸なオチでアッと言わせてくれるイメージですが。
今回、オチは大変萌えるものの、そこまで驚きのものでは無かったりします。
こう、それほど捻りは無い内容なんですよね。
が、それでつまらないかと言うと、その真逆。
面白い同期がなんか気になって、親しく付き合ううちにどんどん好意を持って、気が付いたら恋愛の意味で好きになっちゃってて、自分の事をどう思ってるのか心配で・・・みたいな。
繰り返しになりますが、本当にどこにでもありそうな普通の恋愛が丁寧に綴られてるだけのお話なんですよ。
ただそれが、すごくすごく萌えるんですよ。
恋に落ちて行く時の吸引力だったり、ただ好きな相手に会えるだけで嬉しくて浮かれちゃう気持ちだったり、逆に自分に都合の良い勘違いに気付いて死ぬほど恥ずかしい思いをしたり。そして、落ち込んだり。
ああ、人を好きになるってこういう事だよなぁと、なんかすごく甘酸っぱいようなトキめくような切ないような心地になる。
二人でゲームしたり海に出掛けたりで特別派手な出来事なんかは起こらず、ひたすら堅実に二人の恋愛を追ってあるだけなんですけど、その普通さがとてもいいと言いますか。
スレ違いにより傷つくエピソードさえ、もう胸にキュンキュン来ちゃうと言いますか。
そう、傷付くのって、恥をかくのって辛いんだよね。
思いを伝えるのって、怖いんだよね。
でも、精一杯頑張るんだよね!みたいな。
あと、個人的に一番萌えた所。
攻めのキャラクターだったりします。
最初こそ観葉植物に謝り、ゲーム中の攻略キャラにまるで人間のように対応する入江を見て、おいおいって感じだったんですけど。
でも実は彼ですが、ものすごく包容力があるいい男なんですよ。
や、主人公である颯斗ですが、何事も人並み以上に出来てしまうせいで、逆に周囲に頼れない人物なんですよね。
周りからの期待を裏切れなくて、期待された姿を演じてしまうと言うか。
入江ですが、そんな颯斗をごくごく自然に甘やかしてくれるんですよ。
それこそ包み込むように。
ギュッと抱き締めてヨシヨシして全力で甘やかす攻めも、そんな攻めに不器用に甘える受けも、もう最高かよ!と。
この二人な、相手を全力で甘やかしたい攻めと、たまには甘えさせて欲しい受けとで、本当に結ばれるべくして結ばれたわ。
ちなみに、雑誌掲載の表題作が受け視点。
書き下ろしが攻め視点になります。
この書き下ろしですが、二人が付き合いだしてからの後日談で、入江の実家にお邪魔すると言うもの。
個人的に、本編を受け視点、後日談で攻め視点と言うのが大好きでして。
これね、受け視点だと入江の格好よさとか包容力が際立ってたんですけど、攻め視点になると、颯斗がめっちゃいい男。
爽やかでイケメンで男らしいよ。
えーと、実はこのお話ですが、プロットの段階では攻めと受けが逆だったそうです。
そのせいか、ちょくちょく受けに攻めの片鱗が見える。
特にエロ時。
颯斗が男らしすぎて、悶えまくっちゃいましたよ~。
入江、そのうちマジで抱いてもらえよ。
人として二人が素晴らしくて、さらに各視点でもいかに相手が素晴らしく魅力的か書かれてあり。
お互い相手の考えを必死で想像するのを読みながら上から見守る感じでした。
切ないお話だったらどうしよう…と読み始めましたが。
前半は颯斗視点、後半は入江視点です。
2人は同期の同僚です。
前半では入江の「不誠実だ」とか物やキャラやデータに対する考え方に、なにーこの人すごい面白い!となり。
入江が何考えてるのかわからないけど、タケルを愛でながらも颯斗のことも理解してくれて、欲しかった言葉をくれて、甘やかしてくれて。
なんつー良い人だ、と思っていたら何と!噂の女子社員と颯斗の仲を本気で応援すると言い出して…。
前半は入江がすっごくカッコよく書かれています。
後半は入江視点でいかに颯斗がスマートでさらっとエスコートやサプライズしてくれて。
誰とでも笑顔で話が弾んで、皆がふり返るイイ男で。
相手の趣味にも楽しんで付き合ってくれて。
だけどそんな颯斗が一人で寂しがってると思うと、駆けつけて抱きしめてやりたくてたまらない気持ちも。
攻め視点のエッチ、いいですね!
興奮と暴走を必死に抑えゆっくり紳士であろうとするも、理性が限界を迎え抑えられない様子、受けが可愛すぎる様子、もんのすごい萌えます。
皆の前では笑顔でスマートでも、自分と二人の時は甘えてくる颯斗に、萌え!です。
入江がどんどんヘタレていくのも良かったです。
また、お互い嫉妬するのも。相手をどんだけモテると思ってるの?推しにまで?
推しや好きな芸能人もいないのですが、推しに対する入江の妹の金言があり、なるほど!と思いました。
帯の文句も、この3行にすごい想像を駆り立てられ興味を引かれます。
攻め視点いいなあと改めて思いました。
海野先生のお話にカワイチハル先生のイラストとあったら買うしかない(≧▽≦)
受け様の佐伯は、周囲の期待に答えようと全方位に気遣い、弱った顔は見せきれない甘え下手さん。
攻め様は、社内の観葉植物にぶつかれば誤り、パソコンの画面の端で泳ぐイルカを愛でる入江。
無機物にさえ感情移入する想像力豊かな攻め様です。
お互いにアプリゲーム『アイドリ』をしていること知って親しくなる同期の2人。
ある日同僚のミスのカバーで奔走した佐伯は、疲れきっていた所を入江に見つかり労われる。
笑顔の下に隠した弱音や努力を優しくねぎらい、褒められる。
今まで甘えることができなかった佐伯は、甘えさせてくれる入江の傍が心地よく、惹かれていく。
ちょっとしたスレ違いはあるけれど、気持ちを伝えあい、恋人同士へ。
初めてのえちシーン。
もっともっと、と欲しがる佐伯がかわいく、また普段から私も攻め様には、もっと欲しがれ、と思っているので、そうだそうだ!と頷いてしまいましたσ(≧ω≦*)
初えっち翌朝だっていうのに、ゲームにかかりきりの入江にはグーパンものでしたけど。
雑誌掲載分が、受け様である佐伯視点で、その後の書き下ろしは攻め様である入江視点。
初デートでは、佐伯の素晴らしい彼氏力を見せてもらいました。
入江の気持ちを推し量る気遣い、入江の趣味も全力で楽しんでくれる応容さ。
なんなの、こんな彼氏、私も欲しい!
『アイドリ』終了の日、妹達とのお別れ会中に、入江が全力ダッシュで佐伯の所へ駆けつけてくれるのが、その想像と共に萌えでした(*^^*)
そしてまた、ラストのえちシーンがすごくいい( ☆∀☆)
色気とかかわいらしかとかいろいろ妄想しちゃってきゃーーーカッコいい(*ノ▽ノ*)
めっちゃ可愛い2人でした(#^.^#)
イラストはカワイチハル先生。
かわいらしいイラストが大好きです。
唇に指を押し当てるイラストも色っぽくて好きなのですが、書き下ろしの題名のページにあるイラストがかわいらしくて笑ってしまいました。
。
最近異世界ものやファンタジーを読む機会が多かったからか、久々の職場を舞台にしたお話でリアル感というか、登場人物たちの体温が感じられました!
もちろんフィクションなのですが、本当にどこかの会社に存在しそうな二人、街中ですれ違ったりしてそうな、そんな感じがありました!
攻めというと、何でも出来て完璧なスパダリが定番。ですが入江はそういう完璧なthe攻めタイプではなく、良い所も至らない所もあります。
完璧な攻めに近いのはむしろ颯斗のほうで、イケメンで仕事もできて気配りもできてリードしてくれる、彼氏の理想タイプ。
そんな理想的な颯斗にも他人には見せない弱い部分があって、でも頼ったり甘えたりはなかなか出来ない。
小さい頃から親に甘えたり頼ったりできる環境に居ないと、大人になっても相手に気を遣いすぎて甘えられない、迷惑になるのではと考えてしまう、颯斗の気持ちに非常に共感しました。
そんな颯斗だからこそ、同性である入江と結ばれたのも納得できました。
同性だからこそ気を張らなくて良い相手、寄り掛かれる、安心感を与えてくれる入江に惹かれたのかなと。
ファンタジー系のように大きな事件があって大盛り上がりで結ばれてめでたしめでたし、という感じでは無いですが、二人のペースでお互いの事を考えながら毎日を生きて歩んでいく感じがとても良かったです。
登場人物が完璧じゃ無いからこそ、人間味があるというか体温があって、私は好きでした。
隣の会社とかで居てもおかしくないような現実味があって(もちろんフィクションですが)、日常のどこかに二人のような萌えが隠れているような気がしてちょっと毎日が楽しくなりました。
ちょっと変わった攻めのキャラがとても可愛くて面白くて、
すっごく萌えるお話でした。
この入江の包容力たるや!素晴らしい~!たまにヘタレるけど!w
どんなにしんどいときでも自分を取り繕って誰にも弱味を見せられない颯斗にはぴったりの相手でしょー。
颯斗は母子家庭で甘えられずに育ったのが人格形成に大きく影響していて、
キャラの性格とその背景になるほど~となりました。
あ、母子家庭が恋愛相手に男を選ぶ原因なんていう偏見を助長するように書かれてるわけじゃないです。
そんな颯斗に最も必要な、いつでも寄りかかれる安心感を持ってたのが入江。
実際に甘やかしてくれるより、いつでも甘えたいときに甘えられるっていう精神的な支え。これ、とっても心強いと思います。
最大の萌えどころはココなんですよ~!こういう関係性が大好き!
ゲームっていうキーアイテムの使い方がすっごく上手いと思います。
挿絵はめっちゃ可愛いし、攻めのキャラに萌えるしで最高でした~!