単行本版(電子限定描き下ろし付)
実は前から本屋さんで見かけたとき、表紙のけもみみ褐色肌の紺碧の瞳の美しい少年にひかれて、ずっと購入しょうかどうしょうか迷ってて
でも読みたくて購入して大正解でした。とても素晴らしい作品だと思います。君はもう噛めないの作者様だったのですね!絵も綺麗です。
何よりアセナが、とても気品があって誇り高く王子様みたいに清廉な心の持ち主だと言うのが、とても気に入りました。けもみみっ子のお話は大好きで、どちらかというと可愛さを重要視していましたが、こちらの作品はちょっと良い意味で違うというか、とてもシリアスで考えさせられるお話でした。
アセナ達亜人が尊ぶものが、命、風、そして音、全ては音に帰来しているというところも、アセナが本能?で思わず踊ってしまうとこも美しい
ちょっと軽そうにみえるカリムは実はすごく優しくてアセナを助け出すシーンはまるでヒーロー!
好きなシーンは、船から飛び降りたアセナをカリムが抱き止めるとこです。感涙でした。
あとお頭様が良い人すぎる国のトップに立ってほしい人物です。
思ってたよりもとても良いお話で深かった。
とっても素敵な冒険活劇ファンタジーBLでした。もっと早く読んどけば良かった!
『きみはもう噛めない』で、あさじま先生の美麗な絵が気に入っていて、褐色大好き、ケモミミ萌え人間のわたしは今作の表紙にとびつきました。
義賊のカリムと亜人のアセナ。
アセナの亜人としての特殊体質が興味を引きますが、そのせいで人間から酷い扱いを受け苦しんでいるアセナを見ると心が痛みます。
表紙や闇オークションなどからエロエロなイメージでしたが、違う人種であるふたりがお互いの存在を、命を尊重し、惹かれ合っていくせつなさやあたたかさが胸に沁みるお話しでした。
カリムがアセナを救出に来たシーンがかっこよくて痺れました〜。
花の匂い袋とか、アセナの頬ぺろからのキス、アセナの真名。
シリアスな中にきゅんポイントが絡み、全てが綺麗に纏まっていてとても読みやすかったです。
頭もシエラ姐さんもテオもみんな頼もしくて素敵でした。
描き下ろしは本編とは打って変わり、ほのぼのであまあまモード。
爪切りを嫌がるイカ耳アセナがかわいすぎました。
あくびをするアセナも激かわ。
普段は気高く凛としているのに、エッチの時は少したがが外れて乱れてしまうところがエロかわいいです。
ふたりのあまいちゃをもっと見たいので、続編をぜひともよろしくお願いします。
ケモ耳ジャンルで簡単に分類したくないほど異国という遠い存在がワクワクさせる物語と舞台設定です
ほんと設定が面白かった!
よくあるオークションものかと思いきや、オメバの香りのする亜人のアセナに異変が…
花の香りのサシェがいいプロップスになってて「やっぱり異国は香りだなぁ」と唸りました。
カリム×アセナのメインカプもとても素敵だけれど、カリムの上司がなかなかワイルド&セクスィーなのでこちらも一見の価値があります。
異国の香りが漂う設定で、楽しく読むことができました。
個人的には、えっちと平常時のノリのギャップがかなり激しいと感じました。
受けのアセナが若干アヘ顔っぽい表情をするので、そういう表情が苦手な人は注意してください。私はこの部分は、薄目で読みました。
えっちの激しさは、発情する種族ですから仕方ないと思います。
アセナの種族は、雌と長期間離れると雄が雌化する、という設定です。
確率は少ないですが、妊娠することができるようなので、この部分も苦手な人は注意が必要だと思いました。
攻めのカリムは、義賊にしては擦れてなくて、とても優しい青年。
基本的に、彼の所属する団の人たちは良いひとばかりでした。
アセナを元の場所へ還すまでの期間限定だった関係が、アセナ自身がカリムの元へ残る決断をするまで。
異国の世界観で、たっぷりと描かれています。
ちょっと上から目線なアセナも、途中からはただただ可愛いツンデレワンコでした。
ケモ耳、シッポ、褐色が可愛かったです!
表紙を見てエロエロかなと思ったのですが、しっかり攻めのカリムくんに理性はあるようで、受けくんに選ばせるところはキュンとしました!
その後のエッチもまた、可愛い&切ない感じで良かったです!褐色にシッポ可愛い~巻き付けちゃうの可愛いです。
途中、拐われますが助けに来るカリムもしっかり間に合って、カッコいいですね!
言葉選びも素敵な作品だなと思いました。
悪い人も逮捕されて、街も無事で綺麗なハッピーエンドでした。
紙本購入
修正はトーンです。