特典付
最後まで気が抜けない…すごい作品を読ませて頂いてただいま放心状態です。
神崎、鉄馬、夏原。この3角関係がどんな終着点を迎えるのか、最後までハラハラしながら読みました。
監禁状態の夏原が神崎に対して性的に反応したり、鉄馬に夏原がまだ生きていることがバレなかったり、探偵に神崎が鉄馬だと勘違いされていたり、拘禁中も鉄馬本人の別の事件が出てきたり……全て、そのタイミング以外では全く違う結末だっただろう、神崎にとって鉄馬と立場が成り代わる事柄が起きて成り立つ事件だったな……と。
いや、そして1番最後に大きな爆弾を残して終わるんだもんなぁ〜!!!先生らしい幕引きの仕方でう〜〜ん!!ブラボー!と拍手してしまいました。ちょっとホラーみもありますね。
ゾクゾクが止まりません。
また、タイトルが秀逸すぎませんか??
『ディレッタント』とは日本語「好事家(こうずか)」と訳されます。結局3人とも、それぞれ変態に近い癖を持っていた…という理解でよろしいでしょうか…!?
そばに居ると傷つく、優しくされたと思うと冷たくなる、でもそんな特別な彼の特別になりたい
そうやってりょうは縛られ続けてきたんだなと。
神崎は幼い頃から何かを得ることも願うことですら許されなかった。最終的に欲しかったりょうと付き合えますが最後はなんと不穏な、、確かに彼の手にした幸せは果たして本物なのか、と言いたくなるような展開でした。
途中途中ツッコミたくなるような展開はありました。大学生のまあ大人、と言っていい人が気を失っただけで死んだと勘違いするのか?というところとか、あとは個人的に鉄馬が何をしたいのかとりょうのこういった性的志向になるまでをもう少し深堀りして欲しかったと思うのですがそれは読者に委ねてるのかもしれないし、私の解釈不足かもしれないです。絵はすごく綺麗でした。
出てくる登場人物全員好きになれなかった。
夏のリゾートバイトを金持ち大学生に紹介されて赴くと美青年の彼が連れられてやってきていて乱暴なSEXで危うく死んだと思われて遺体の処理を頼まれた主人公は、遺体遺棄したと思わせて拉致監禁からの……ってここまでの話もこの先の話も何もかも説得力がない。嘘っぽい。
人が1人失踪したら事件になるしもっと執拗に調べられるよね?×2回
あの金持ち大学生、主人公の事探偵に探らせてたよね?じゃあ探偵顔写真位撮ったりしてないの?顔知らんなんて事ある?
主人公が、いいポジションに入れ替わって成り上がったかと思いきや…思わせぶりな余韻のある終わり方。
殺したのは山奥だったけど、別荘のリンゴの木の元に死体埋めるなんて事あるん?不自然やん。自分ちの敷地でもないのに、穴掘って埋めるなんてせんでしょ?
それとも私なんか勘違いしてる?
後で他の方のレビュー見てみよう。
BLとしてもサスペンスとしても
ちっともハマりませんでした。
シーモアで購入
白抜き修正
ちるちるで紹介されてた作品で面白そうだったので手に取りました。
普段はホラーやミステリー小説など好きなのでよく読むのですが、こちらはBL×ミステリーですたまにミステリーBLみたいなの読みますが、こちらの作品飛び抜けて面白かったです。本格的サスペンスドラマ見てるみたい
どろどろあり愛憎あり
それにしても鉄馬のクズさ加減にはびっくりちょっとまれに見ないクズ野郎です。普段どんなに夏原がひどい扱いされてたのかあの別荘ての出来事でよくわかる
そんな鉄馬に執着する夏原もよくわからないし、不憫でいえば1番は神埼かなと…
最後のシーンで曖昧に終わってましたが、多分予想としては一瞬何かを察した夏原でしたが、何事もなかったように神埼と夏原は仲良さげに歩いて行くのかな?
私の願望ですが…それか夏原は薄々神埼のしたことに気がついてたのかと思ったけど、どうなんでしょう?
非常にハラハラな展開で面白かったのでミステリー好きな人にはおすすめです。評価は迷ったのですが、とにかくミステリー強めでその分きゅんきゅん萌が半減してしまってたので萌2となりました。
ちるちるさんで特集(「BLで殺人なんて起きない」と思っていませんか)されていて購入してみました。普段読んでいるあまあまな作品の中に、たまに読むダーク、シリアスな作品が刺さりますね。BL的萌えはないかもしれませんが、どういう結末を迎えるか気になって読むのを止められない感じでした。
全体的にツッコミどころがありそうな気もしましたが、鉄馬が神崎に罪を被せようとするところからラストまで構成が整っていると思います。うまく神崎が成り代わるが、夏原に疑念を抱かせるという終わり方で、余韻が残り、次の展開がどうなるか考えさせるもので、ある程度納得できました。ただ、付き合って3年経過するのに夏原は神崎を未だに苗字読みであるのに何か意味があるのかなと思ったりしました(名前で読んであげて)。また、鉄馬の死体を埋めた場所は恐らく車が見つかった青木ヶ原樹海であるのに、毎年神崎が林檎の木に立っていた理由がいまいちわからず。解釈と察する力が足りなかったかもしれません。
絵の細かいところで少し線が雑に思うところがあり、少し読みにくいと思いました。
普段読まない作風だったので、いい刺激になりました。定期的に挟んでいこうと思います。