【電子限定おまけ付き】【イラスト付き】
面白かった!結婚相談所のアドバイザー沢渡孝と会員でザ・パーフェクトな加賀谷求馬のお話。お試しデートにお試し結婚、しかも相手はザ・パーフェクトな上に優しくて頼れてって沢渡が好きになるのは必然。しろさんが認めた事も大きいけど、加賀谷も早くから意識してたしね。想いに気づき、アドバイザーとしてのプライドから離れた2人は切なかった。でも百瀬が良い仕事したな〜。しろさんも含めて家族な2人が素敵でした。SSはコミカルで楽しかった。しろさん頑張ってた(笑)沢渡が可愛くて甘やかす加賀谷も良かった。楽しくて可愛くて最高✧*。
セレブな攻に一途に想われる、鈍感な受とのスレチガイのラブコメ
よくある王道ものだけど、書きなれている作家の作品は、何かが違う。
凄く読みやすかった。
加賀谷求馬:35歳,
資産家・加賀屋に養子に入った人。
金色の目の「しろ」と呼ぶペット?を庭の社に飼っている。
「若」と呼ばれて、不動産業を営んでいるが、裏稼業があるらしい、謎の人。
沢渡孝:28歳
隠れゲイ。
成婚率が高いマリッジアドバイザー。しかし、何故か加賀屋のマッチングにずっと失敗。
社の「しろさん」を、大型の猫と思い込んでいる。
加賀屋と御試しデートの日、突然借家の排水管が破裂。修繕工事をする間、加賀屋の家に世話になる。
宿泊三日だけのはずが、一か月の連泊になり「疑似結婚体験」の相手をすることになって・・加賀屋にとって都合いい展開に、流されていく孝。
百瀬:
沢渡孝の同僚。縁結び役。
良かった〜。長くて読むのに何日もかかりました。
沢渡と加賀谷が二人でおでかけしたり、お試し婚で暮らすのすごく楽しそうで読んでて幸せでした。
沢渡が仕事柄自分を必死で止めるのが切なかったです。
どうしてこんなに相性がいいの?選ばれし二人なの?
しろさんが二人がいい雰囲気になると、中庭からぶも〜って抗議して止めようとするのが面白かったです。生殺しの生地獄!
短編を読んだら本編の切なさが吹っ飛びました。初めましての作者さんなのですが、こんなエッチの描写はとても新鮮でした。
幸せそうで満たされて本当に良かったですね!
不思議な存在のしろさんも家族ですね。
作家買い。
ナツ之さんらしい、と言って良いんじゃないでしょうか、ほんのりファンタジー+甘々ほのぼのな可愛らしいお話でした。
結婚相談所「マリッジ・イナダ」に勤務する沢渡は、成婚の成功率100%を誇るマリッジアドバイザー。彼の能力を頼りセレブ達からの依頼が後を絶たない彼だが、沢渡がマリッジアドバイザーとして働くのは金銭だけが目的では決してない。
今は亡き彼の両親のように、仲睦まじく温かな結婚生活が幸せなものだと知っているから。そのお手伝いをしたいと、そう思っているのだ。
そんな凄腕アドバイザーの沢渡だが、彼がなかなか成婚に繋げられない顧客がいる。加賀谷だ。イケメンで資産家、自身も有能な経営者という何の問題もない加賀谷が、なぜ結婚相談所を利用しているのか、そしてなぜ成婚に至らないのかー。
何とかして加賀谷のお相手を見つけたいと奮闘する沢渡だったが、とある出来事をきっかけにお試しデート、からの同居をすることになって…。
というお話。
加賀谷×沢渡、という恋愛軸は早々に成就してしまう、っていうのかな。両想いなんですよ、このお二人。
が、それが沢渡は無自覚の上に、加賀谷の方にはとある秘密があるんですね。そしてさらに彼らの恋を阻む要素が、ある。
これねえ、さすがナツ之さんっていう感じ。
さらりと彼らの抱える「もの」を魅せる。特に沢渡くん。
彼は彼の両親を事故で亡くしていますが、その出来事が彼の根っこなんです。彼を形成づけた、と言ってもいいかも。だからこそ彼は自身の加賀谷への想いを許すことができない。
この描き方が、重すぎず、コミカル過ぎず、程よい感じなので読みやすいっていうのかな。すんなり彼の思いが理解できるのです。
で、一方の加賀谷。
彼の抱えるものがほんのりファンタジーですが、もうね、可愛いの。
モフモフです。
可愛いのにカッコいいです。
序盤から伏線が張られていて、ああ、なるほど!というストーリー展開なのが素晴らしい。
セレブに求愛される健気受け、という王道の展開に、ナツ之さんらしい可愛らしいスパイスが効いた、そんな1冊でした。
亀井先生のイラストだったので購入。楽しくて笑える、ハッピーラブコメでした!
結婚相談所もの。
成婚率No.1を誇る沢渡は、「マリッジ・イナダ」のプレミアム・アドバイザー。抜群の成績を誇る彼の成婚率が100%に届かないのは、最高の好条件が揃っているのにもかかわらず、なぜか成婚に至らない加賀谷というお客様のせいだった。
加賀谷はイケメンだし清潔感もある。ファッションもこなれ、女性慣れしているように見えるのに、沢渡が担当してかれこれ50回もお断りされている。本気で結婚する気あんのか…?何が原因なのか、加賀谷の方から沢渡にデートチェックをお願いされるところからストーリーは展開していきます。
ところが、なにもかもパーフェクトな加賀谷が結婚の決め手として設けた高めのハードルを、沢渡はやすやすと飛び越えてしまうという…笑
沢渡には沢渡の、加賀谷には加賀谷の、それぞれが抱える事情があります。片方はもう一方に惹かれていることを自覚していながら、相手に誠実であろうとすればするほど、本心とは正反対の選択をしなければならない…切ないです。しかも、仕事として親身になってもらっている方も、デートチェック→お試し結婚生活を全力で楽しんでいるみたい。
そんなもどかしい二人の関係性にテコ入れをしてくれるのが、沢渡の職場の後輩・百瀬(元ホスト)と加賀谷の飼い猫?しろさん。キャスティングがさすがですね〜笑。なにげに「マリッジ・イナダ」の社長も気になります。とんだ慧眼の持ち主ですね笑
加賀谷の用意するお酒やご飯に沢渡が釣られてしまうんですけど、美味しいものに目がない沢渡の気持ち、すっごくわかる。エアーでもいいからご相伴に預かりたくなりました。ほんと美味しそうなの…。それに、加賀谷の家事炊事DIY動物得意っていう理想的な旦那要素満載も羨ましい〜ってゴロゴロしながら読み進め…。
クライマックスシーンは、不覚にも自分の中でブワーッと盛り上がっちゃって、ウルウルしてしまいました。主人公が自分の正直な気持ちを認めて腹を括る本当に短いシーンなんですけど、直感や閃きに従おうと決める瞬間をああいうエピソードで表現してもらうと、なんかわかるな〜っていう。そういうこと、あるよな〜って。百瀬はとりあえずぐっじょぶでした。
タイトルだけだと食指が動かなかったかもしれませんが、読み始めてみると「わかる〜!」って共感することばかり。地雷がほとんどなければネタバレなしでサクッと読むのがオススメです。(ほぼネタバレしちゃってますが…)
ラブラブな「不動産王と本気の恋最中です」まで、キッチリお楽しみくださいね♪