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表題作東京-四季-上

神宮寺結人
19歳,大学生
早乙女恭平
19歳,大学生

同時収録作品東京 -四季- 夏 前編

八神龍之介
クリエイター
ゲイバーで知り合った男

その他の収録作品

  • unexpected(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき、人物設定

あらすじ

「家庭教師代はセックスでいいぜ」

浪人生の早乙女恭平が駅で会ったのは、
早乙女が落ちた大学にトップ合格した、
同じ高校の同級生だった神宮寺結人だ。
エリート揃いの厳しい家庭で優等生として育った恭平は、
大学受験失敗という初めての挫折に追いつめられていた。
そんな恭平に、神宮寺はセックスと家庭教師の取引を持ちかける。
神宮寺の嗜虐的な行為に、嫌だと思いつつのめり込む恭平。
そんな恭平に神宮寺もまた激しく執着して…

東京で生まれた、四つの季節のラブストーリー、
秋、冬、夏(前編)を収録

作品情報

作品名
東京-四季-上
著者
ハル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032977
4.3

(172)

(103)

萌々

(42)

(18)

中立

(6)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
743
評価数
172
平均
4.3 / 5
神率
59.9%

レビュー投稿数11

危険な男の不思議な魅力

「東京 臨界点」の序章とも言える、神宮寺と早乙女のストーリーですが、願わくばこの秋・冬編と臨界点を一冊に収めるか、上下巻構成で発刊して欲しかったですね。あっちにこっちに読み返さないといけないのでちょっと読みにくいかな。

でもその多少の不便さを置いといても、神宮寺と早乙女のお話はジワジワきて面白いです。緊縛あるし無理やりだし…と最初は思っていたけど、2人のアブノーマルなプレイや事後のシーンの中に見える微かな愛情や温もりにドキッとさせられました。

神宮寺の執着が怖いと思ったのは最初だけで、早乙女に抱きついて寝るシーンなんかは、めちゃくちゃ良かった〜。その前のメガネ姿も良いし、難しい専門書も一読で覚えたとサラッと言うのもカッコ良すぎた…(〃ω〃)


八神の夏編はちょろっとだけで、下巻に続きます。上巻のメインは神宮寺と早乙女のお話です。臨界点、最高でしたので上巻を読んだ方はぜひ読んで欲しいと思います^ ^
そして夏編の続きの下巻も楽しみです。

2

俺様医大生✕強気浪人生

「4月の東京は…」のスピンオフで、秋冬では蓮の兄の恭平、夏前編では蓮の友人の八神について描かれています。
上下巻を読んでからの上巻のみの感想です。

恭平は医大の受験に失敗して浪人生になり、人生に絶望して電車に身投げするところを神宮寺に助けられます。
神宮寺から勉強を教える代わりにセックスを強要され、緊縛されて行われるセックスは見ていて痛々しかったです。
しかし、神宮寺✕恭平は上巻のみで下巻にはありません。
神宮寺が恭平を好きらしいと匂わせただけで終了したので、不完全燃焼です。

夏前編の八神はバーに居座っていた客とセフレになったところで終了し、下巻で完結まで描かれています。

神宮寺✕恭平と八神✕客に絡みがあるわけではないので、これなら神宮寺✕恭平編、八神✕客編とそれぞれで単行本化したほうが良かったのではないかと思いました。

シーモアは白抜き修正でした。

1

下巻に期待

「4月の東京は…」がとても好きで、本作が出ると知ってスピンオフか続編なのかよくわからないまま購入。
結果スピンオフでした。

「秋」「冬」は前作の蓮の兄、恭平のお話でした。
色々唐突な展開にびっくりしてる間に緊縛やら攻めの過剰な執着が明らかになり、そしていよいよここからが良い感じになっていくのでは⁉︎って所で終わってまして、非常に気持ちが置いてけぼりになってしまいました。
緊縛はそんなに好きな設定ではないのですが、抑圧されている恭平が縛られて抵抗しながらも"生"を実感しているようで、意外にも良きかも…と思っちゃいました。

夏は蓮の友人の八神のお話。
イケてるゲイの八神がひょんな事から出会った隠れゲイに手解きをする…というお話でまだサワリしか描かれてないので、全く先の読めない感じでした。

上巻のみの評価だと、萌止まりかなあといった感想です。

1

違うCPの詰め合わせでした

ihr HertZ 2022年5月号に掲載の「東京 臨界点」がとてもよかったので、この二人のお話が読みたくて「東京 四季」上下を手に取りました。

すごくよかったです。
サイコと呼ばれる、天才、神宮寺結人のキャラがとてもいいです。
さきに「東京 臨界点」を読んでいるのでどういう育ち方をしていたか知っているせいもあるかもしれません。
身体中のタトゥーも、常軌を逸した光を放つ瞳の動きも、早乙女に執着する様子も、すごく好みです。
対する早乙女が、とても賢いのに神宮寺のせいで成績順位が落ち、受験もうまく行かずに予備校に通っているという、屈辱を噛みしめている様子もよくて、彼に執着する神宮寺にシンクロしてしまいました。

惜しむらくは、この二人のお話を上下巻読めると思っていたのに、他CPのお話を収録した詰め合わせの2冊だったことです。
他CPのお話も面白くはあったのですが、神宮寺×早乙女がとても気に入っていたので個人的には残念でした。
なので、神宮寺×早乙女の分量が多い上巻の方のみレビューさせていただきます。

3

重暗い

「4月の東京は…」のスピンオフ。
前作主人公の蓮の兄・恭平がメインのお話と
蓮の友人の八神がメインのお話の2作収録でした。

表紙の雰囲気からなんとなく察することは出来ましたが
恭平メインの「秋・冬」のお話はやはり重い内容でした。
蓮の出来事があってから自分に向くようになった親からの過度の期待と
それに応えなければならないという痛いほどの重圧が恭平を追い詰めていき
それは生きるのをやめてしまおうと考えるほど。
実際に駅のホームから飛び降りようとしましたが、その時腕を掴んだのが神宮寺なのでした。
でもそれは恭平を純粋な気持ちで救うためじゃなかったのが胸クソで…
サイコと呼ばれているのがわかるほど、許せない言動ばかり。
恭平はどの道を選んでも自由になれないのでしょうか。
ここで終わりだなんて、正直後味悪過ぎでした(汗)


八神メインの「夏」はそんなに重くはなかったし(今のところは)
まだまだわからないことが多いのでこちらは下巻に期待します。

1

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