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有翼の騎士は強がりな文官に一目惚れし、熱烈に求愛し――?
面白かったー!サクサク進む展開が全部楽しい。各キャラを攻略し、集団生活を整備していく主人公レフ。メインだけでなく脇キャラもしっかり立っていて、表情まで想像できる描写が良い。もちろんBLも面白く、ゼインのキャラが最高だった!
始まりは不穏な空気。荒れたベルクト(有翼人種)たちの中に入っていくレフは、威勢のよさや負けん気を見せつけた後、地道に一人一人と対面して懐柔していく。描写は省略されてるけど、根気強さもあると思う。
ゼインは強引なタイプかと思ったら、たまにヘタレな顔を見せる。引いて押しての駆け引きが会話の2ターンで行われ、徐々にその振り幅が広くなっていく。これが天然ならすごいけどタチが悪い、意図的なら怖いけどめっちゃ好き!
司教の不正を暴く過程では、脅迫が本当に怖くてゾクっとした。二人が持つ権力でどうにかできる相手じゃないので、ハラハラして盛り上がる。レフの仕事へのゼインの手助けが、過保護に感じさせない程度なのはとても良かった。
クライマックスは、ぜひ映像で見たい!と思える派手な結末。大公がまともな人物だったのも、安心できて良かった。
めちゃくちゃ好きだったのは、ランタンを作るレフ。さらっと書かれてるけど、父と義兄への小さな復讐が可愛すぎる!このたくましさがとても好き。
レフは対ゼインになると、逆に懐柔される立場になっている。ゆっくり確実に段階を踏み、精神的・物理的に相手の中に入っていくゼインが巧み。
最初に言っていた手乗りツバメはどういう意味だったんだろう?飼い慣らしたかったのかなんなのか、ツバメちゃん呼びは萌えなかった。
虐げられてきた過去への明確なスカっと展開はなくても、レフの中で燻りが消化された描写があり、温かい気持ちになれる。ゼインの一途さもとても良かった。
初読み作家さん、文章も好みだったので、他の作品も読んでみたい。
背中に翼が生えた有翼人種のベルクトで騎士のゼインと人間で内務管のレフのお話です。
ベルクトの騎士団を統率して式典で公開演技をするという任務のためにレフがゼインの助けを借りながら団員たちと打ち解け、隠された陰謀も暴いていく熱いストーリーで楽しめました!
娼館育ちで恋を信じられず恋を知らないレフがゼインに絆されて惹かれていくところが堪らなく可愛かったです!!
気が強くて負けず嫌いなレフに惹かれたゼインが積極的にアプローチしていく割に身体を重ねるのは両想いになった後だったことにも好感が持てました!!
恋に現を抜かすことなく、仕事もきっちりこなすゼインとレフがとにかく格好良かったです!!
めちゃくちゃ良かった~~~!
作者様の意地っ張りな強気美人受け最高!
「陸軍士官の甘い躾 義兄弟DomSubユニバース」が好きで、こちらも読みましたがシゴデキな受けがかわいかったです。
作者様曰く「令和のスパダリ攻め」と言われる攻めは、とにかく好きあらば口説いてくるし、サポートしてくれるし、他所では弱さを出せない受けのために大きな愛で受け止めてくれる。正に令和のスパダリですね!
あと、そんなスパダリ攻めが羽繕いでトロトロになるって神設定!攻めがトロトロになるって珍しい。強い男が受けにトロトロにされるっていいですね!!!!!
他の人に羽繕いしてあげたことに嫉妬してお仕置きするのも最高。
その辺りの攻めの視点の嫉妬シーンが電子特典で入ってましたので、ぜひ!
仕事と恋人の顔を切り替えられて、普段キリッとしてるのに恋人といるときだけ甘えたな一面だしてくる強気美人受け。そりゃ溺愛ですよ。
攻めも受けも1人でしっかりやれるけれど、強いところも弱いところも補い合える関係なのがとてもよかった!
大大大大大好きな1冊になりました!シリーズや続編出たら嬉しいな〜。
読み始めて数ページで、うわ〜〜!これはまた、ものすごく面白い作品に出会えてしまったー!と、興奮が止まらなくなりました。
溺愛攻め × 不憫・強気で賢い受けと、ツボを押されまくりの設定に萌え転がりましたよ(*´艸`*)
以下、ざっくりとした内容です↓
父親を見返すために、有翼人種・ベルクトのみで構成された騎士団に赴任した内務官のレフ。彼には、「式典でのベルクトの公開演技を成功させる」というミッションが与えられていました。
けれど赴任してみると、そこはすっかり規律が乱れており、公開演技の練習どころではなく。
レフは総長と口論になったあげく、空中に放り出されて危機一髪!ーのところを攻めであるゼインに助け出されます。
そして「強がりなところがかわいい。協力すから見返りに抱かせて」と頼まれてー!?
と続くお話。
攻めの一目惚れからのグイグイくる感じがもう最初からたまらないんですが。
それに加えてですね、受けのレフがこう、賢くて一生懸命に課題に取り組んでて、格好いいんですよ!いや、恋愛面では可愛いうぶうぶキャラで攻めから「ツバメちゃん」なんて呼ばれちゃってるんですけども笑
これが「ギャップ萌え」…ってやつなのか…?
レフが一人一人のベルクトと真摯に向き合い話し、現状の打開策を見出し実行していく様に、痺れました!
いつの間にか、全力でレフを応援していましたよ◎
ひどい言葉を投げつけられることは耐えられても、労られる優しさには弱いレフがゼイン目線でもう、愛しくてたまらなくなりました。
それから、プレイ。”有翼”であることが存分に生かされていますよー!!
ゼインからの「おしおきプレイ」がもうですね、たまらなかった…
羽を一枚抜いてレフの分身をそっとなぞって…
それだけでは終わらず、羽を自分で使うように命令されて。
萌え転がっちゃう二人の睦み合いでした。
そこまでしておいて、最後まではしなかったゼインの精神力がすごい…
とにかく、
・キャラよし!
→主人公二人はもちろん、そして登場する個性(アク?)の強いベルクト達も一人一人が面白い!
・プレイよし!(上述のとおり)
・ストーリーよし!
→陰謀を明かしていく展開が、ミステリ好きにはたまらなかった❤︎
の三拍子が揃っており、ページを捲る手と興奮の止まらない作品でした✨
とんでもなく萌えて頭を抱えた1冊。萌えた!良かった…!!
佐竹先生には毎回ツボをドスドスと押されまくっている気がします。
翼を持った人種が存在する世界のお仕事BLでした。
ストーリーもBL的な萌え要素も大満足の面白さ。
もっと分厚く読みたい…!と思ったほど好みの作品でした!
攻めのゼインが受けのレフに一目惚れをしたと、それはもう一途な求愛を繰り返し、序盤から気持ちが良いほどに「ツバメちゃん」と口説いて口説いて口説きまくるのです。
これがとっても甘くて、けれど決して軽薄ではないラインをずっと攻めてくる絶妙なテクニシャンですっっごく良かった…なんだこれ…
気を張ってしまいがちなレフを包み込むような包容力もあって、でも拗ねたり子供っぽいところもあって…と、こんな攻め好かずにはいられんですよ。
そんなゼインからの猛アピールを受ける、伯爵家からやってきた新任内務官のレフ。
負けず嫌いで頭の良いメンタルタフな彼が、ベルクトという有翼人種のだらけきった騎士団の現状を改革していくわけなのですが、頭ごなしにものを言うのではなくて、レフならではのアプローチで試みる様がとても気持ちが良いものなのです。
時に意地っ張りなほどに勝ち負けにこだわってしまう彼の強さが逞しくもあり、一方で生い立ちに起因する弱さもあり…非常に魅力的なキャラクターでした。
肩肘張ったレフがゼインに包まれてどうなっていくのかは、ぜひぜひあなたの目で。
きっと悪くはないものが見られるかと思います。
有翼人種のゼインがなぜ人間のレフに対して一目惚れをして執着をするのかについても素敵なエピソードがあったり、攻め側が受けに性的な触れ合いではなく気持ちよくさせられてしまう、思わずこう来たか〜!と悶える描写があったりと、もうまずは読んで!!と言いたくなってしまいます。ネタバレになってしまうのでなにも言えないのが悔やまれる。
距離感の変化といい、なんだかものすごく良くて悶えた。
一足先に読み終えた現場からは以上です。
ファンタジー設定ではありますが、どちらかというとお仕事BLな印象の方が強く感じられましたので、普段あまりファンタジーものを読まれない方でも読みやすいのではないでしょうか。
大きいのと小さいの組み合わせがお好きな方もぜひ!