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ゆりの菜櫻先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
溺愛 4
ファンタジー 3
エロ 3
執着 2
な感じだと思います。
暗黒の魔術師のヴィンセントさん×王太子のアリウスさんのカプです。
何者かの策略により国は滅亡し、凶刃に倒れてしまった王太子のアリウスさん。しかし何故か、半年前に時が遡り蘇ることが出来た。半年後の国の滅亡を阻止する為、暗黒の魔術師であるヴィンセントさんと『天命の比翼』の契約を決意するが、それには身体を重ねる必要があるようで…。
今作は、魔術師や魔物、更には魔術師の力を増幅させたり、魔物を封じ込めたり出来る、不思議な色をした瞳を持つ『カレイドスコープ』の存在などが登場するファンタジー物です。
物語り序盤はガレウス帝国の侵略により、アリウスさんのキリジャス王国が滅亡。そしてアリウスさんが命を落とすところから始まります。そしてアリウスさんが命を落とす半年前、暗黒の魔術師と呼ばれるヴィンセントさんから『天命の比翼』の契約を持ち掛けられていました。
なので、半年前に時間が遡ったアリウスさんは、今度は自分からヴィンセントさんに『天命の比翼』の契約を持ち掛けます。
天命の比翼となり、身体を重ねることで力の受け渡しを行うので、アリウスさんは何度もヴィンセントさんに抱かれるようになります。少し傲慢でちょっと変態ちっくな言動をするヴィンセントさんと、そんなヴィンセントさんに対して意外と気が強い言動をするアリウスさん。クールで冷静な感じなのかなと思いましたが、2人のやり取りが意外とコミカルさがあります。
特に物語り終盤でのある事実を知った時の怒っているアリウスさんとオロオロしているヴィンセントさんには、挿絵込みで笑ってしまいました。
国の滅亡を阻止することに奮闘するアリウスさんとそんなアリウスさんを想い守ろうとするヴィンセントさん。利益の為の天命の比翼だった筈が、徐々にヴィンセントさんを想うようになるアリウスさんと思った以上にアリウスさんのことを溺愛していたヴィンセントさん。
意外な一面と何だかんだ甘々な関係になるヴィンセントさんとアリウスさん。他にも登場人物達の思惑やファンタジー要素も満載なので、是非とも読んでほしいです。
魔術師ヴィンセント × 王国滅亡と共に殺される運命の王太子アリウス。
タイムリープして殺される半年前に戻り、リープ前に一度は断ったヴィンセントとの契約を結び力を手に入れ守ってもらうことを条件に、体を差し出すことに。
アリウス本人は愛されてるなんて気付かず「くっ…!」と体を差し出しているんですが、ヴィンセントが普段の態度とは裏腹に、優しく優しく大切にアリウスを抱くんですよ… ( *´艸`)
初めてアリウスを抱いた時の、後から明かされるヴィンセントの舞い上がりっぷりがもう〜〜本当に良かった!
真っ白な花で部屋を埋め尽くし、蛍の光のような光を部屋中に舞い散らせる。
そう、ヴィンセントさん、とってもロマンチストなのです・:*+.
可愛いよ〜
そしてアリウスが拾って育てた猫魔獣のファイの可愛さたるや!
語尾の「にゃ」にゴロゴロ萌え転がっちゃいますよ。
この子が重要な役割を果たしてくれます( ̄∀ ̄)
キャラそれぞれが魅力的なのもさることながら、ハラハラドキドキの展開もとっても良くて。
国を滅ぼそうと目論む黒幕が一体誰なのか、物語終盤まで明かされずハラハラドキドキしましたよ〜
最高の比翼(作中で呼ばれる契約を結んだ相手)と愛する人を手に入れたアリウス。
心から安らげ、何も気負わなくていい相手との愛を、これからも育んでいって欲しいものです✨
思ってた感じと違いましたがとっても良かったです。
王太子アリウスが一度殺された後、半年前にタイムリープして、なんとか国を救おうと奔走するお話ですかね。
暗黒の魔術師ヴィンセント。あんなに皮肉屋で不遜でなのにアリウスを大切に抱いて。
最後に天命の比翼の契約の条件を知ったとき、私も心が震えました。そうだったのー!?と。
だからあのとき…♡
敵国の襲撃に備え、また身近な敵の心を掴みなんとか国の滅亡を防ごうとするアリウス。
しかし本当の敵とは…。
そして抗えないアリウスの22歳の死は…。
ファイの正体は…。
クライマックスは、え?もっと戦闘とかないの?なあっさり目でしたが、その後がとっても良かったです。
アリウスがヴィンセントの大きな感情を知り、今度は自分が彼を守ろうと。お互いに救われてきたんですね。
運命の相手ですね。
タイトル通り溺愛したい魔術師のお話でした。
ただ、なんか物足りないような。せっかく死の半年前にタイムリープして、できるだけの対策はしたのに敵の正体や動機が、そんなんなの?と思ってしまい。
夢々しさがあって、可愛い猫ちゃんも出てきて、お話も面白くてとても好きなお話です。
プロローグで王太子アリウスは死んでしまうのですが、その直後、半年前に遡って蘇ります。
そこから半年後に起こる悲劇を回避するため奮闘するリベンジャーズなお話です。
「暗黒の魔術師」といっても邪悪という意味ではなく、黒の魔術師(悪者ではない)の中でも最強の魔術師ということ。
暗黒の魔術師のヴィンセントと「天命の比翼」という契約を交わす王太子アリウス。
二人ともタイプの違ったイケメンです。どっちもいいです!
お話自体も面白かったのですが、二人の素直になりきれないツンデレ感がきゅんとして良かったです。萌えでした〜。
初エッチのロマンティックさとか、攻め様魔術師さいこーってなりました。
ファンタジーなんですが、リベンジャーズするので先を知りたくなって引き込まれてました。
世界最強の魔術師と王太子。
兄の謀反によって国が滅び自分も殺されちゃった…と思ったら事件の半年前に戻っていた話。そして最悪の結末を回避するために半年前は契約を断ってしまった魔術師に助けを求めることになる。
偉そうな俺様攻めかと思いきや、蓋を開けたら溺愛ストーカー健気攻めだったのが面白かった。初夜で寝室をお花だらけにして魔術で幻想的な空間にしたのは高貴でプライドの高いツンデレ受けをからかってるのかと思っていたら、本人が相当浮かれてたっぽいの可愛い。後からわかる真相が可愛い。ツンデレ受けのデレに攻めが感激してるシーンも好き。
あと受けの前で可愛こぶる攻めという個人的な癖に刺さるシーンがあってとても満足。
どうして謀反が起こってしまったのか、真の黒幕は誰なのかが謎解かれていく過程も楽しかった。