小説

  • 運命のオメガに王子は何度も恋をする

運命のオメガに王子は何度も恋をする

unmei no omega ni ouji wa nando mo koi wo suru

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作運命のオメガに王子は何度も恋をする

アルブレヒト・リューベック、第一王子
リーラ、地方農村出身の魔法学院特待生

あらすじ

リューベック王国・王立魔法学院で学ぶリーラは平民ゆえに、王族や貴族の子女ばかりの学院内では浮いた存在。さらにオメガという大きな秘密を抱えていた。ある日、二年先輩のアルブレヒト王子に秘密を知られてしまうが、彼は偏見をもつことなく友情を育んでくれヒートに陥った夜には抱いてもくれた。そうして一夜の契りでアルブレヒトの子を身籠ったリーラ。しかし、愛を誓いあったアルブレヒトは五年間の記憶を失ってしまい…。

作品情報

作品名
運命のオメガに王子は何度も恋をする
著者
はなのみやこ 
イラスト
ヤスヒロ 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532666
4.1

(51)

(19)

萌々

(21)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
10
得点
208
評価数
51
平均
4.1 / 5
神率
37.3%

レビュー投稿数10

オメガバース・ファンタジー

王道と言えるオメガバース・ファンタジー。
王道で月並みだからつまらないというわけじゃない。
面白いというより、幸福感に満ちる読後感・・こういう構成、好き。

---

リューベック王国 王立魔法学院:
15才の時に一度だけ受験できる。
王都にある全寮制の王族や貴族の子女が多く学ぶ学院

リーラ:
平民出身の魔法学院特待生 オメガをベータと偽り入学。
地方農村出身、淡紅色の「光の魔法」を、流行病で亡くなった母から教わる。

ミヒャエル:
高位の貴族出身。
金赤毛、魔法学院のリーラの友人。

エーベルシュタイン・リューベック:第二王子 
母は第一王妃
リーラが入学して以来、親切に接してくれる上級生。
学院の医科でリーラと一緒。

アルブレヒト・リューベック:第一王子 
リーラの二学年上級。


リーラの卒業試験の三日前、ライリーが抑制剤を栄養剤とすり替えていた。
ここからリーラの波乱の人生が始まってしまう。

★キンドル書き下ろし短編 「運命のΩが王子の番になる」
リーラの母の素性が分かり、実父の存在も判明。
せっかく構成した世界観が、書き下ろし短編でうやむやになるのは勿体ない。 続編を希望。

1

沢山苦労した分…

平民のリーラと、リューベック王国の第一王子のアルブレヒトとのお話。

オメガバースも好きだし、子育てモノも好きなので購入したのですが途中すっごく辛かったです…。
アルブレヒトと心から結ばれたと思ったのに、まさか記憶を失ってしまうなんて…。
ステラにとても怒りを覚えたけど、その後の展開が辛すぎて…。

でも、リーラの一途さと強さに救われました。
彼本人が強く生きてくれたからこそ、辛い中でも読み進めることが出来ました。
エミールを守ろうとしたリーラもとてもかっこよかったです。

ティルダに関して、彼女はただただアルブレヒトのことが好きだったんだと思うのですが
それでもこれはひどいな…と思いました。
アルブレヒトがリーラの事が好きと言うのが分かっているのに
ここまでしてまでも結婚して欲しいの?それでティルダは幸せなの?と思いました。
ステラの件もまさか黒幕がいたなんて…。
すごく良い子だなぁと思いながら読んでいたので
全てがわかった時すごくショックでした。


沢山沢山苦労したリーラだったけど、無事アルブレヒトと結ばれて本当に良かったです。
こらからはエミールとアルブレヒトと共にいっぱい幸せになって欲しいと思いました。
とても素晴らしいお話で、読んでよかったなぁと思いました。

1

心情描写がもうちょい欲しい

オメガバなんだけど、無理矢理とかハア⁉︎という差別もなく
大変読みやすい!と読み進めたのですが、ちょうど中盤くらいから、
なにかズレのようなものを感じ始め、さらには1番の大事件の犯人が
気になって、もはや恋愛や出生の秘密どころじゃなくなっちゃった。
なんせ、うまい具合にほのめかしが効いており、犯人は
大体察しがつくのですが、その人があんなことしちゃうの?
犯行後もその態度でそんな行動とっちゃうの??それってもう、
前半のキャラ裏切りすぎで犯人サイコじゃん。

登場人物みんな感情がさらーっとしてる。
主人公2人も、前半はゆっくり恋情育む系なのね、と微笑ましく思ってたけど
アクシデントで結ばれる直前まで、さらってでもものにしたい!とか
身分違いでも想い続けるから〜みたいな激情がイマイチ伝わらず。
恋愛面以外でも、特に受さん、わりと葛藤なく故郷に帰るのを諦めたり、最も理解できないのは、犯人に対しての希薄な感情。
親しかったほど、もう少し煩悶とか憎悪とか憐憫とかぐちゃぐちゃしないのかね。
少なくても、読み手の私は犯人に対して整理できない感情があったよ。
そのうえでサイコ判定。

ほかの方々も同様で、だから当て馬なんだろうけど、
当て馬感が薄かったり、もしかしてあなた当て馬?という
立ち位置不明のキャラがいたり、悪者モブキャラもイマイチツメが甘かったり。
また、少々文章や言葉選びに雑さもあるかな。

と、なかなか物言いが多いのですが、
大まかなストーリーも、登場人物たちも好ましく、かなり楽しめたのたのです。
なので萌はちょっと厳し目評価かな、でももう少し登場人物たちの気持ち掘り下げて〜という希望があったので。

1

好みが詰まってました!

大好きな西洋ファンタジー、魔法、オメガバース、健気受け、一途攻、が全部詰まっていました。

読み初めはどちらの王子が、ヒーローか当て馬か分からずめちゃめちゃ気になりました。

後日談で判明したエピソードの続きが知りたいので、続編が出れば良いなぁと思っています。

4

攻め様にダメ出ししたりきゅんしたり(^o^;

はなのみやこ先生、初めてのオメガバースは、魔法が使える世界のファンタジーです。


受け様は、王立魔法学院で学ぶオメガのリーラ。
記憶をなくした身寄りのない母を引き取り自分を育ててくれた義父への恩返しとして、医師となって帰ろうと特待生として努力する日々。

攻め様は、魔法学院で学ぶ先輩であり、王国の第一王子アルブレヒト。
リーラに対して、守るだけではなく、自力で立てるよう助力してくれて、陰ながら応援してきた硬派で優しいアルファ。

リーラが卒業間近、嫌がらせの延長でヒートをおこしたリーラは、その場に居合わせたアルブレヒトに助けてもらうカタチで体を繋げ、妊娠。
アルブレヒトに迷惑をかけないよう1人で産む決心をするリーラですが、アルブレヒトに知られ、結婚となるのですが、まずここでアルブレヒトへ不満が。
は!?なにその言い方。
好きだって言ってないじゃんヽ(`Д´)ノ
責任から結婚と受け取られても仕方ないからね、とプンプン(# ゚Д゚)

イマイチ私にはアルブレヒトの気持ちが物足りない。
もちろん、にまにま萌させて頂く場面もありますけど。
加えて、当て馬立場の第二王子も、覚悟が足らん。
リーラが平民のままでも愛を乞うくらいなきゃ、立派な当て馬とは言えんぞ!なんて思っちゃう。

他にも、所々ハァ!?(# ゚Д゚)と言いたくなる場面があって。
後半の攻め様視点では、なんだか攻めザマァな気持ちでムカつきを昇華してしまいました。

リーラも優しく強い人ではあったのですが、ウ~ン、正直良い子すぎて鼻につく感もあったり。
許していく事で、味方ができていくのは美しいし、気持ちいいのですけどね。

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP