イラストあり
名倉先生の新刊「恋を封じた側近と愛に気づかない王子」(スピンオフ作)の
スピン元シリーズのこちら。
「恋を封じた〜」を読み、そういえばこちらのスピン元シリーズ、
2作目はみなさまのフレデリックへの怒りの声を読み、恐れ慄いて読んでなかったな、、と思い出して、でもやっぱり読みたくなって3作目と一緒に購入。
以下、あらすじなしで感想のみを。
やーーー、やっぱり名倉先生のお話、好きだなあ!面白くて一気読みです。
フレデリックはもう、みなさまの言うとおり、「スパダリ」の名は剥奪ですね…!
同じことを次もしたら、許さん。
フレデリックの言動が許せるか否か、で作品の評価が分かれそう。
一番「許し難い!!」と思ったのは、フィンレイが用意した薔薇の花を粗雑に扱うところ、
「おやすみのキスを」と必死に健気に自分から求めるフィンレイに苛立つ描写です。
それと、妻を愛し大きな問題から遠ざけようとするあまり、
フィンレイにも決して無関係ではない次期王太子の問題について、何も語らず共有しようともしないところ!!
あと激昂したときにフィンレイのことを「おまえ」って言ったところ!!(後でひどく反省してましたが;)
…うーーん、あらためて書き出すと、フレデリックの嫌な部分の詰め合わせだ。。笑
だけれど不思議と、終盤のフレデリックの謝罪時にはフィンレイ同様、
すっかり許す気分になっている自分がいました。
ちょろすぎる…?懐柔されすぎ?;
先述したように「二度同じことをするのは許せん」という気持ちなので、
これから読む次作で”スパダリ力”を発揮してくれることに期待、です✨
それにしても、今作も夫のピンチを危機一髪で救ったフィンレイのカッコ良さが
際立っていた…!名倉先生の作品の中でも、本当に本当に大好きな受けです。
見た目は小柄で平凡かもしれないけれど、健気で一途で強くて(銃の腕前!)…
そんなフィンレイが傷つく描写の多い今作は胸が痛みました。。
フィンレイを思い切りぎゅっと抱きしめてあげたくなった…
夫の横暴を許してしまうフィンレイは「甘い」かもしれないけれど、
許すことができるその心の広さもまた、フィンレイの素晴らしさであり大きな魅力だよなあ、と。
この”寛容力”、自分も見習いたい…!笑
と、そんなことを思いながら本を閉じました。
読み終えたばかりですが、次作も早く読みたくてうずうず。
この週末はどっぷり「初恋王子」シリーズに浸りたいです✨
ネタバレあり
前のシリーズが面白く読み返してから、こちらの本を読破しました。
結論から言うと、フィンレイはお前には勿体ないの一言です。
どんだけ嫁の世間狭くしたら気が済むのでしょうか。
朝帰りして口論になった途端、お前も浮気してるんだろう発言は100年の恋も冷める言葉です。
フィンレイが強かだったから良かったですが、普通なら離縁して実家に嫁さん帰ってますよ
最期の仲直りも読者が許すほどには謝罪と懺悔が足りなかったように思います。フィンレイもこれで許しちゃダメだよ……こんなんで許してたらまたどうせ同じようなことやるよと思ってしまいました。
モヤモヤしたけど、フィンレイが良い子だから「萌」で留めましたが、旦那にはとても萎えました。
前作を無かったことにして、執着ヤバめで視野が狭い旦那×健気な王子の話だと思って読めばとても面白いです。
実際、前作が頭によぎりつつも読む手を止められず一気読みでした。
読みやすい文体ですし、相変わらず健気な主人公は応援したくなります。
ただ他の方も書いていらっしゃるように攻めどうした?と突っ込みをいれたくなります。
溺愛がヤバい方向にいっていて、それなら主人公を構い倒せばいいものを、仕事を理由に放置。主人公かわいそうです。
そして極めつけの暴言。
希望としては上下巻になってもいいので存分に攻めざまぁして欲しかったです。姿眩まして、攻めは死ぬほど後悔して泣いてすがり付くくらいして欲しかった(すがり付いてはいましたが)。領地の執事や子どもたちからボッコボコにされて欲しかったです。
でもとてもいい子な主人公、すぐ許しちゃうというかむしろ自省しておる。
他の方のレビューを薄目で読み覚悟していたので、それほどショックを受けず楽しめました。攻めざまぁが性癖の私としてはちょっと物足りなかったですが、健気で賢い受が好きな方はぜひ!
もしシリーズ続くようなら勿論買います。
本の内容より、レビュー欄が面白い。
こんなにレビュー欄が面白い本は他にないかも?
フレデリックのダメっぷりを読みたくて、
電子版がやっと出たので、前作を再読してから、読みました。
前半は、前巻の後半の延長で、夫がフィンレイを猛愛。
穏やかな日々が続くある日、都から早馬が到着。
王太子になった第二王子が落馬事故であっけなく死亡。
訃報を受け帝都に移動する二人。
第三王子が、継承権を狙って活動しだしていた。
老王が愛する後継者、王太子の美貌の息子は、恋を理由に、継承辞退をしたい。(恋人は同性)
そしてフレデリックの不穏な振舞。・・実は、王位継承者の秘密の恋を護る為だった。
フィンレイは派手さがない可憐な健気受。そしてとても聡明で信望が厚い。
この巻でも、忍耐と努力でフレデリックの無茶ぶりに耐える。
著者は、何処までも「健気なフィンレイ」を面白く書きたいみたい。
そして、「読者の嫌がる反応」を伏線を仕込んで、著者は反応を期待しているようにも思った。
フィンレイの初恋の人、夫のフレデリックは、カッコつけ屋で嫉妬深い人。
奇妙な嫉妬むき出しの可笑しな振舞をして平気。
フレデリックの「ダメ夫」振りは、著者の狙う「仕掛け」なんだろうなーと思う。
今作もフレデリックは、フィンレイに対して浅慮な振舞いの連続。
そしてまたフィンレイに助けられている。
職務優先で、フィンレイの愛のオネダリをバッサリ斬る。
自分の田舎臭さを気にしすぎて、フィンレイを孤立させてしまう。
夫の浮気を疑うフィンレイを叱って、実家に逃げられる。
・・・フレデリックの思惑は、全部裏目にでていて、笑ってしまう。
もし次作が有るなら・・
老王は、第12王子フィンレイの優れた資質を放っておくはずがないので、
多分それが軸になるのじゃないかと。
再読後の今の評価は、「神」です。
レビュー、読者のみなさんがキレ散らかしてたのが面白すぎて、積読から探し当てて読みました。
いやー!!!
フレデリック、いつからクズ攻め属性になっちゃったの!笑
こんなコメント欄、なかなか見れないですよ!
あまりにも読者が辛辣すぎて草www
でも気持ち分かります。
読み終わった直後なので、フレデリックのいいところが
・フィンレイが奥さんなこと
・ギルモア、ギルバートなど使用人の人格が優れてること
・甥たちがかわいい
・お金はある
しか思い浮かばなくなってしまいました。
ほんまに前作と同じフレデリックなんか?
もしかしてご当地フレデリックとかあるんか???
ディンズデール限定スパダリなら、もうスパダリを名乗る資格ないですよ。(いや名乗ってないんだけど)
あ〜あ、どうにかしてフレデリックにお灸がすえられないかな〜。
どうにかしてフレデリックがフィンレイのために苦しんでくれないかな〜〜〜!!!!!
(フィンレイが悲しむからやめなさい)
(でもフィンレイの悲しむ顔は可愛くて好きなので、正直問題ない)