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小説

上下巻まとめてレビューを書かせてもらいます。
設定やストーリー展開はとても凝っており、脇キャラに至るまで個性的で魅力的でした。
アシェルが自身の努力によって周りの人達と関係修復していき、愛されるようになる様は、読んでいてあたたかい気持ちに。
とても面白く上下巻一気読みしてしまったのですが、神評価にしなかったのは、攻・セオドアの魅力がいまいち描ききれていなかったのではと(本当に偉そうですみません)。
恐らくとても魅力的な男性であるはずなのに、セオドアの人となりがあまり描かれていないので、その魅力がいまいち伝わってきませんでした。
真面目、強い、英雄、獣人との混血、孤児院育ちなどはわかりますが、現在のセオドアが普段何をしているのか、周りとどんな風に接しているのかいまいち掴めず。
そこをもっと掘り下げて書かれていたら、また違っていただろうなと。
個人的に受・アシェルの一番上の兄・サミュエルがとても好き。笑
いや多分すごく面倒くさい人なんでしょうけど。
でも弟達を思う気持ちの強さは本当ですし。
ただ、神官・リーリアルフ×二番目の兄・ヒューゴの組み合わせより(そもそもヒューゴにその気が全くないので、攻受の組み合わせでいいのかわかりませんが)、サミュエル×ヒューゴのガチ異母兄弟組み合わせの方が萌えるかな……なんて思ってしまう私は根っからの腐女子……。
でもあのサミュエルが恋愛という意味での愛情と執着を誰かに見せる様子を見てみたいなと。
とにかく脇キャラ達も魅力的だったので、スピンオフなども読んでみたいなと思う作品でした。
小説では特に不憫受けが好きで、タイトルからそれを感じ取ったので購入してみました。
一応異世界転生もので前世でもなぜかいじめられっこ、嫌われ者としての扱いばかり受けていた主人公、交通事故に遭い目が覚めたら、天使のようなビジュアルの王子に転生していて人生勝ち組かと思いきや、どうやらこの王子も嫌われ者で、、、というストーリーです。
不憫受けというと基本的に本当はいい人なのになぜか嫌われるしさげすまれるしいじめられるし、という設定が多いイメージなのですが、この作品はアシュルが嫌われても仕方がないような性格や仕打ちを周りにまき散らしていたので、可哀想という気持ちにもなりきれずどうにも救いがない、、と思って読みながら少ししんどくなりました。(最後には無事全面的な味方になれるのでご安心を!)
また転生してから彼に降りかかる主に身体的暴力が想像以上に激しくて、仮にも主人公をここまで遠慮なく痛めつけてしまうのか!と個人的には驚きました。
上巻でアシュルの人格成型の過去や敵がいなくなり、番とも比較的うまくいったようにみえるので下巻でどう展開していくのか楽しみです!
主人公が辛くて苦しむの苦手なのに、こちらの作品は読めました!
すごかったですね。また転生ものかあ…と思ったら、転生したらみんなから憎まれてる絶世の美少年王子で。ゲームでもないから予備知識なし。でもアシェルの言動の記憶があり。
前世も辛くて転生しても辛くて。変わりたい何かしたいともがくところも良かった。ですが空回りしかけたり余計に悪い方に進んでしまったの?な絶望感もあり。
悪役王子に転生しただけでもハードモードなのに、何やら不穏な動きもあり…。なぜアシェルは暴君だったのか?獣人を嫌ってたのか?
セオドアの葛藤も良かったですね!
憎い愛しいと引き裂かれそうで。大嫌いなのに抗えない愛しさ、本能だから引きずられてはいけない!
どシリアスですね。とっても読み応えがありました。やっぱり主人公が絶世の美少年だと読むのも楽しいですね。
このまま君だけを連れ去りたい攻め、良いですね!!
ところで王と前王妃と現王妃って結局→はどういうことなのかな?
次巻はどうなるのか楽しみです。
金髪碧眼の天使みたいな外見の王子様になっちゃった。しかも王子様は性格に難ありで悪魔みたいな王子様でした。というスタートで。
オメガバを活かしていて、攻めのセオドアが「嫌いな王子が俺の番いだって!?認めん!」みたいになるんですね。そこが美味しいかなと。
受けの王子様はAmazonのレビューにもあったんですけど女の子だなーってなる子で。
はわわ系というか、うるうる系というか…「ごめん、なさい…っ」とか言って涙をたたえて俯いちゃう感じ。
性格がガラリと変わった健気で可愛い金髪碧眼の王子様、テンプレ(王道)ですね。
周りのキャラもみんなして「外見が天使のよう。内面も変わってマジ天使!可愛いなー王子様最高!」って矢印を向けてきます。自己投影してる読者さんはきっと気持ちよくなる、そんな描写がいっぱいです。
そんな中で攻めのセオドアが「嫌いな王子が俺の番いだって!?認めん!」とスパイスを効かせてくれたので、砂漠の中のオアシスみたいに美味しさを感じさせてくれた、と思うわけです。
