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表題作穹花のフロレゾン

バルド、記憶の無い花屋の従業員
アエロナ・シュミット、足の悪い元軍人の花屋の店主

その他の収録作品

  • 特別編
  • 番外編
  • あとがき
  • 衣装解説(カバー下)

あらすじ

花の都と呼ばれる小さな島・エウティミア島。終戦後、平和を取り戻したこの島で花屋を営むアエロナと、彼に雇われた記憶喪失の青年・バルド。公私共に良きパートナーとして幸せな日々を送る2人。だけど、実はアエロナにはバルドに隠している“秘密”があった。それは、バルドの過去に関することで――「どうかこのまま 何も思い出さないで――」“秘密”を抱えた彼らの、甘く切ない恋物語。

作品情報

作品名
穹花のフロレゾン
著者
烏間ル 
媒体
漫画(コミック)
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784434302015
4.2

(15)

(8)

萌々

(3)

(3)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
62
評価数
15
平均
4.2 / 5
神率
53.3%

レビュー投稿数3

最高でした。

とにかくストーリーが面白かったです。絵柄も細かく繊細で美しかったです。今まで読んできた中でかなり上位でした。

0

望むのはきみとの未来

今回は記憶を失った花屋の店員と
元軍人で足の悪い花屋の店主のお話です。

攻様が記憶を取り戻し受様が未来を見つめ直すまでと
幕間の四コマ漫画、続編短編を収録。

軍人家系の受様は病に伏す兄の代わりに
国内トップレベルの者達が通う
名門士官学校に入ります。

受様は卒業後、
士官候補生と言われすぐ少尉に昇進した
軍の期待の星であるエリートパイロットの
専属機付兵となりますが

彼は終戦間際に行われた敵国への特攻タイに志願し
作戦は成功したものの撃墜されてしまうのです。

受様も戦争で負った怪我で片足が不自由になり
花の都と呼ばれるエウティミア島で
念願だった花屋と開店します。

花屋の従業員は受様が2年前
海岸で倒れていたところを助けた攻様1人です。

攻様は目覚めた時には記憶を失っており
受様の店で住み込みで働くことになります。

攻様は寡黙ながらも要領よく仕事を覚え
今では受様の恋人となりますが
受様は彼には言えない秘密を抱えていたのです。

島全体が花で飾られる3年に1度の花祭りの日
受様の花屋を訪れた人物は・・・

WEBサイト連載作をまとめての書籍化で、
戦争で足を負傷した元軍人の受様と
彼に助けられた記憶喪失の攻様の恋物語になります♪

攻様が専属機付兵をしていた
エリートパイロットこそが攻様なのですが

読者は2人の間に何があったのかを
記憶を取り戻した攻様と一緒に
知っていく事となります。

なぜ受様が花屋を開いたのか
なぜ攻様を知らないふりをしたのか
受様が抱える傷は癒されないのか

互いを想い合っていた2人なのに
ちょっとしたすれ違いだったはずなのに
共にある未来を願ったはずなのに
どこで運命は捩れてしまったのでしょうか。

愛した人の傍にいて愛されてもなお
過去に縛られ続ける受様に胸が痛かったです。

でそんな受様だからこそ
攻様も愛したのだろうと思うのですよね。
そんな2人の恋の行方に
きゅんきゅんさせて頂きました。

特別編の四コマ漫画は
攻様の独占欲と嫉妬がバリバリで
たいへん楽しかったです♪

カバー下に服飾イラストが有ります。
ペラッとして見て下さいね。

1

ブレない愛情

終戦後、小さな島エウティミアで花屋を営むアエロナと、そこで働く恋人のバルドのお話でした。

バルドは記憶喪失で、アエロナはその過去を知っているけど、何かを隠している様子。
二人の過去を知る隻眼の男が現れたり、過去に何かありそうな予感がしました。


ストーリー自体すごく好きでした。島で花屋さんをしているとか、過去にあった事など。
島で花祭があったり、終戦後の平和を取り戻した世界、優しい島の人々といった雰囲気も良かったです。

ただただ私の個人的な感想になるのですが
登場人物の背景やキャラがあっさりしているように感じ、残念ながら終盤まで感情移入ができなかったです(素人がえらそうに言ってすいません)。
そのためストーリーに入り込めなかったのですが
番外編と特別編、あとがきでの細かいキャラ設定を読み、登場人物を理解できました。
その上でもう一度読み直すと
切なさと健気さを持ち合わせたアエロナに胸がキュッとなり、バルドのブレない愛が素敵で萌えました〜。

番外編と特別編での二人は本編の切なさはなく、とてもあまあまで幸せな気持ちになりました。

1

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