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初読み作家さまです。この後もう1作読みます。
表題作
郵便局勤めの27歳、八角が高校生からラブレターをもらう。
地味で平凡で優柔不断で、北沢と付き合うことに躊躇するけど嫌われたくない。
北沢は八角のどこを好きになったんだろうと思わせられる描写が続く。
なんやかんや言いながら、北沢にほだされる八角が見どころなんですかね。
八角が一緒にいてくれたらと好きになった北沢の渋さがキモなのか。
弟が和也で八角が達也で…あの国民的双子野球漫画ですやん!と思ったら和也が双子だったという。妙なところで何?となりました。
実の兄弟モノは…コンプレックス、唐突な狂気、エロ、よく見かけたものだなーと。
表題作は、郵便局員に恋をした高校生の話。
自分宛の手紙を毎日届けに来るイケメン高校生。自分なんて何の変哲もないおじさんなのに。。
絆され愛です。
大人ぶってて背伸びしてる高校生と、戸惑いながら受けてゆくおじさんがGoodです。
他に、高校生にただただついていく物静かだけどHな教師の話や、ピアノを通じて嫉妬と執着が交差する兄弟の話などがありました。
可愛い感じの絵が良いのと、どこか心に響くストーリーが良いです。
祝!電子化!
以前紙で持っていたけど手放してしまい、今回電子になったので驚きとともに急ぎgetしました。
何と言っても「暗夜行」の印象が強くて……
「前略」
「草々」
「追伸」
目立たない郵便局員の八角の日常は、イケメン高校生からもらうラブレターで一変する…
もちろんノンケの八角だけど、どんどんその子・北沢が気になるようになって。
「草々」ではもう2人で手をつないで外出なんてしてるんだけど、八角は「付き合う」ということに関して自信が持てない。ただ北沢に流されて、でももう自分でも嫌われたくない…
モダモダ…なんて一言で言っちゃうのが勿体無いような、等身大の時間。
「追伸」は、八角の弟たち(双子)が出てきます。これが可笑しい。
弟たちは八角がぼんやりさんって知ってます。でも2人ともお兄さん大好きの大ブラコンで。
ここでは北沢の方が本当に八角が好きなことがよく描かれてる。クールぶってるけど本当は余裕なんてないのね。ラスト、大きな大きな犬になってますよ。
「暗夜行」
非常に薄暗い物語。
教師が高校生の後をつける。何も言わず毎日。
高校生は教師がどこまでついてくるのか試す。
道端の公衆便所で犯しても従順な教師。
家では両親は不仲で、彼は教師にすがってしまう。そして、ここではないどこかへ…
この作品はあとがきを読んで完成するような気がする。
なぜなら…2人の行き先は「心中」だから。
「夜の休止符」
才能と嫉妬で歪んだ兄弟愛。
弟の方がピアノが上手い。自分の方がピアノをやめて、でも割り切れず卑屈になる。
でもそれはピアノより弟を選んだことだったのかもしれない。
弟は初めからピアノではなく兄だけを欲していたのだから、2人は周囲を欺いてこの関係が続いていくのでしょう。そしてこの先逆に兄の方ものめり込んでいくのかも。
高校生年下攻めばかりの3作品です!
北沢(高校生)と八角(郵便局員)の、表題作「前略」「早々」「追伸」のシリーズ。郵便局員さんに切手の貼っていない手紙を渡す八角が愛いです。八角は「拝啓」の書き出しで、北沢さんの返事は「前略」というのもなんだかイイです。メロメロになっていく様がとにかく可愛い、明るい話です。
黒瀬(高校生)と樋口(教師)の「暗夜行」。作者様があとがきで心中だと書かれてましたが、そう暗めで痛い印象はありません。黒瀬が強引で、心中を誘う形になるのですが、病んでるとしたら従順すぎる樋口の方だと思いました。
真人(弟)と信夫(兄)の「夜の休止符」。弟は8つ年下かつ背もやや低そうなのに、攻めだというのが妙にツボでした。兄の部屋をカメラで見る弟の執着ぶりは本来なら恐ろしいものですが、兄が「諦め」ているので、読後にぞっとする感想は残りません。
こちらの作者様の作品は初めて読んだのですが、トーン多用した黒めの画面でなく、すっきりと見やすいイラストです。そして表情も分かりやすくて読みやすいです。オススメです!
前略はトジツキハジメ先生の作品で一番好きかも知れない。
BLってファンタジーなんです!
27歳の男が毎日、高校生からラブレターなんてBLだけでしかあり得ない位のファンタジーですよね。
健全なお付き合いって感じで初々しいです。
そして、現れる双子の弟!お兄ちゃん愛されてんなー
ガンバだよ!北沢くん!
そして、生徒と先生のお話。エロ過ぎます!先生、エロいです。
そして、そして、ピアノを弾く兄弟のお話。
お兄ちゃんの乳首が美味しそうです。(笑)
