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表題作善次くんお借りします 2

花岡清行,高校2年生,野球部エースで善次のクラスメイト
後藤善次,高校2年生,野球部マネージャー

その他の収録作品

  • 天使(描き下ろし)

あらすじ

「俺、善次とは結婚するつもりやし」
溺愛系野球部ヒーロー×繊細眼鏡の優等生、
等身大で甘酸っぱい高校生の恋は、ますますラブモード突入!

野球部のエースだった父のようになれず大好きな祖父の期待に
応えることができないこと、貧弱で女っぽいことにコンプレックスを
抱えていた善次は、野球部のヒーロー・花岡との出会いで、
野球に対するコンプレックスを乗り越えマネージャーを引き受けることに。
その報告も兼ねた善次の祖父の誕生会で、同席していた花岡が善次を
好きすぎるがゆえにとんでもないことを言いだして!?
さらには過保護な善次の従兄弟も登場し、目が離せない第2巻!

作品情報

作品名
善次くんお借りします 2
著者
玉川しぇんな 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
シリーズ
善次くんお借りします
発売日
電子発売日
ISBN
9784592721086
4.6

(77)

(51)

萌々

(22)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
355
評価数
77
平均
4.6 / 5
神率
66.2%

レビュー投稿数12

加速する執着攻め

前巻から少し時間が空いての続編です。

野球好きの祖父の期待に応えられず、劣等感を抱いていた善次は
クラスメイトで野球部のエースの花岡と出会い、コンプレックスを
乗り越えて恋人同士に、というのが前作までのあらすじ。

今回はお付き合いを始めた二人のその後、
ということであま増し、エロ増しです♥
蜜月ばりのイチャ甘を期待しておりましたが、
予想を遥かに超えて花岡の溺愛が重たい~~~!!
あれ?花岡ってこんな盲目執着系でしたっけ?笑

今巻からマネージャーとして野球部に入部する善次ですが、
あっという間に部に溶け込み部員たちから愛されてしまう
善次への独占欲と仲間たちへの剥き出しの嫉妬がもう怖い怖い…。

前作までは主に善次視点で物語が展開していましたが、
今回は花岡視点も加わったことで出会った当初の
ぶっきらぼうなスポーツ青年のイメージから変化しました。
人の心の機微に聡く、さりげなく気遣えたり、
思慮深い一面もあるものの、ただしそれは対善次限定。
善次に愛されたくて、自分だけを見てほしくて、
その行動原理の全てが“善次”なのです。

口を開けば(開かなくても)「かわいい」「結婚して」と
善次への愛が暴走してしまう花岡ですが、
それも高校生カップルの可愛らしいノリなどではなく
正真正銘のガチで、善次から「10年待って欲しい」と返されると、
高額ペアリングを買って10年間は縛り付ける気満々なんですよ…。
普通なら10年も…?と落ち込んでしまいそうなものですが、
「10年は言質とったし 絶対に逃さん」って…こええって!!

善次の周りのあらゆる恋の芽を摘み取り、自分以外の選択肢を奪ってゆく…
立派な激重執着攻めに成長を遂げた花岡に身震いが止まりませんでした…!

そんな花岡の激重愛に表面上はドン引きしている
善次ですが、内心では花岡と同じ気持ちでした。
花岡の寝顔をいとおしげに見つめながら
「なんでもしてあげたいな…」と呟く場面では
いつもはなかなか素直になれない善次の本音が
垣間見えた気がしました(*´艸`*)

また、今回から善次の従兄弟が新登場していますが、
どうやら彼もまた善次に特別な感情を抱いているようで…
たとえ親戚であろうと「従兄弟は結婚できるからな」と
徹底した執着攻めっぷりで従兄弟に嫉妬の炎を燃やし、
戦闘準備は万端な花岡でした。

主に花岡の暴走愛が原因で度々ケンカになってしまう二人でしたが、
そんなときに仲裁に入ってくれたのは前巻で当て馬的立ち位置だった
野球部の後輩・宮崎くんでした。
すっかり毒気も抜け、ときに花岡のストッパー役、善次の相談役として
二人の恋の安寧に欠かせぬ世話焼き係というポジションを確立していて
微笑ましかったです♪

最後は互いを強く想い合いながらも言葉足らずから、
すれ違っていた二人の間に遂に亀裂が生じてしまいます。
誤解だとわかってはいても善次の傷ついた表情が痛いよう…
次巻、執着攻め同士での一騎打ちの予感です!

0

前途多難な道ではあるけど…

早くも2巻にして「結婚」の2文字が飛び出す飛躍展開(^ ^)
といっても花岡の願望がポロっと飛び出ちゃっただけなんですけど、これが意外や意外と重要なキーワードになってまして…この結婚の話題は3巻まで続くものとなっていきます。

もしかして2人の結婚ターンもあるかも?と期待しちゃう花岡の勢いと決断です。
当然現実主義者の善次には否定されてしまうんですけど、善次には善次の複雑な思いがあってのことで、2人の気持ちの擦り合わせには時間がかかりそうな感じです。

花岡は実現への期待から入るのに対し、善次は諦めることから入ります。
善次の取り巻く環境も相まって、2人の間には微妙な隙間風が吹くのが何ともやるせません…。誤解を招く終わり方に、続き早よ下さいな状態に陥ります。


善次と花岡のイチャイチャシーンはめちゃくちゃ最高なのにな〜〜〜。
花岡からガツガツする時もあれば、善次から甘く誘う時もあるし甘さたっぷりです。善次がどんどんキレイになってくので、これは校内の善次ファンが増えそうです。

野球部マネージャーとしてのポジションも定着しましたし、そういう立場で野球に関わろうとする善次の姿勢が素敵だなと思いました。
両親の死から吹っ切れない問題はまだありそうだけど、善次が晴れやかな気持ちで花岡との交際を続けていけたらなと願います♪

描き下ろしのイチャイチャが最高!
ずっとこのままラブラブでいて欲しい2人です。

0

更に面白い!

気持ちを確かめあってラブラブな2人ですが、野球部のマネになって部員に慕われる善次くんがイキイキとした表情になってるのがとても眩しかったです。

そして善次くんの周りの部員に嫉妬する花岡くんに何度も爆笑して、花岡くんの恋に巻き込まれる後輩の翼くんが気の毒で笑えました。

真っ直ぐな花岡くんの気持ちとは正反対に、どこかまだ自信の無い善次くんの心配も良く理解出来ました。そこへあの善次くんの従兄弟のケンちゃんの登場ですよ。
ここでは彼の気持ちがどの方向を向いているのかはまだ分かっていません。ただ、善次くんには従兄弟以上の気持ちは無いようです。

でも善次くん一筋の花岡くんからしたら、彼も部員たちも恋のライバルなんですよね。
こちらの最後では策士策に溺れるが如く、部員に彼女を当てがおうとしているところを善次くんに目撃されていました。どうする花岡!www

0

絶対逃さん

前巻で「シリーズ化してもっと沢山読ませて欲しい」ってレビューを書いて、見事に叶いました。もうすぐ3巻発売ですね。久々に1巻も読み返しましたが、やっぱり面白かった!萌2にしてたけど、神でもよかったな。

さて2巻の感想。結婚とか言っちゃってる溺愛攻め作品は本当にいいです。安心して読める。いや、冒頭から完全に清行に対して安心できない始まり方だけど。豪傑の攻めが愛故に暴走する作品が好きな自分には美味しい。一方で受けにはいじいじ悩んで欲しいので、この2人の性格は好みストライク。清行のどエロい背中ど真ん中ストレートですよ本当に全くけしからん。

キス1日5回しようって約束してる2人が可愛すぎる。清行が言うのはわかる。善次か受け入れてるのが…きみらほんとらぶらぶね。ラブラブはいいけど4限と5限の間に学校で致すなよ。ま、攻めの性欲なんて強けりゃ強い方がいいですから!!!

途中までは割とニコニコ読んでましたが、「10年後までカウントダウン始めた」辺りからやや狂気を感じてちょっと距離をとりたくなったけど。

2

会話が必要ですね

もう受け様なぜ変なところ隠すの〜!隠すから拗れるんだよ〜ってもう何度嘆いたことか!

そしてもういい加減、イトコもそうだけどおじいちゃんのせいにするのやめなさい。といっても思春期には厳しいか。
おじいちゃんの好きなものは好きなものとして放って置けばいいんだよ!卑屈にならないで良いの。自分は自分で、自由に生きるべきと年取ってる自分はそう思えるのだが、きっと10代には難しいのかな。自分たちで自分自身に呪いをかけてるみたいで、もうホントに色々もどかしかった〜!
そして受け様はもっとちゃんと周囲と会話をしなさいと。一緒に過ごせる時は限られてるんだからねと。
もう保護者といいますか、飲み屋のおばちゃんみたいな気分になりまくりました。(笑)
花岡くんは気持ちが良い子だから、あの子くらいでちょうどいいですね。結婚結婚って真っ直ぐ求めてくるの、真っ直ぐで可愛かったー!花岡はあのままでいてほしいな。
とにかく受け様がもっと素直に手を伸ばせばよいのだけど。 
こんな世界観にどっぷりハマりながらあーでもないこーでもない言える作品はあまりなかったからすごく楽しかったし、次巻が楽しみで仕方ないです。
成長って痛みが伴うものだよね
見守ります!

2

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