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今日からΩになりました。安里と波多野 3

kyou kara omega ni narimashita

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表題作今日からΩになりました。安里と波多野 3

安里脩平
β,養護教諭
波多野透
後天性Ω,大学院生

その他の収録作品

  • 幸せな一日…描き下ろし
  • カバー下漫画、あとがき…描き下ろし

あらすじ

「先生のこと 好きになってよかった」泣けるオメガバース・感動の最終巻!

Si vales valeo あなたの幸せが私の幸せ――

「自分と離れてほしい」――そう別れを告げる安里。
自分の我儘が安里を苦しめていると知った透は、
安里の元を離れ、番を作らずに生きていくことを決める。

お互いを強く想い合うからこそ、
辛い選択をした二人。

最後に、一度だけデートをすることにして――…?

養護教諭×大学院生
泣けるオメガバースラブ・感動の最終巻!

ボリュームたっぷりな
描きおろし後日談「幸せな一日」33P収録★


■収録内容
・「今日からΩになりました。安里と波多野」第9話~第12話…電子書籍で配信中の作品を加筆修正
・描きおろしマンガ「幸せな一日」33P
・本体表紙…描きおろしマンガ「待て!」1P、あとがき1P

作品情報

作品名
今日からΩになりました。安里と波多野 3
著者
舞木サチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784046814005
4.5

(49)

(32)

萌々

(11)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
222
評価数
49
平均
4.5 / 5
神率
65.3%

レビュー投稿数8

たくさん想い合って悩んで迷って辿り着いた未来

某無料配信サイトにて、スピンオフの元となった作品を読んでいました。
後からスピンオフである「安里と波田野」が出ていることを知り、作品レビューをチェックしてから購入しました。

2巻までずっとどこか不穏で、辛く悲しい展開が続くけれど、どうか3巻まで読み切って欲しい!
最高の結末が待っているので!

以下、本編プロローグとネタバレです。

β同士で恋人同士の安里と波田野。
安里は「まるでαに見えるβ」、波田野は「いかにもΩに見えるβ」で、二人とも外見からα・Ωに勘違いされる煩わしさ・βである事で自分を無価値のようにあしらう周囲に心を痛めていたけれど、高校生時代、ふとしたきっかけから出会って惹かれ合い、恋人同士になります。

安里と波田野が出会って7年目のある日、体調に変化が現れた波田野が安里に連れられ病院で検査を受けたところ、遅発性Ωだと告げられて・・・。

そこから少しずつ確実に波田野の性別はΩに傾いていき、遅発性から来る体調の不安定さや発情症状にも悩まされるし、「安里に迷惑をかけている」というプレッシャーにも潰されそうになります。
安里も安里で、βの自分にはどうやってもΩである波田野の発情に対処しきれない・フェロモンも感じ取れない・ずっと側にいて守りたいのに、そばに置いておくことが波田野を苦しめるのでは・・・と葛藤しちゃうんですよね。

お互いがお互いを大切に思っているからこそ、「自分が側にいない方がいい」と思ってしまうのが・・・非常に切なく苦しくて。
2巻途中からはずっと泣きながら読み進めました。

この作品の良さは、安里が「実は安里も遅発性αでした」という展開にならず、βのままで悩み、葛藤し、一度は波田野の元から離れる決意をしながらも、最後には覚悟を決めて「βの自分が波田野を幸せにするんだ」という強い意志を持ち直したところにあると感じます。
そして波田野も、安里以外の人と番にはならないと心に決めていたことが心に刺さりました。

オメガバといえば「運命の番」だけど、運命という言葉に抗い、自らの意思で愛する人を選ぶ気持ちの強さって素晴らしいですよね。
「運命だからしょうがないよね」で流されてしまってもおかしくないほど辛く苦しいのに、お互いへの愛を最後まで貫いた安里と波田野に賛辞を送りたい。

最終話と描き下ろしでは幸せいっぱいの安里と波田野が見られましたし、ここまでしっかり描き切ってくださった舞木先生には感謝しかありません。
素晴らしい作品を生み出してくださって、本当にありがとうございました!

βとΩ、本能とフェロモンに負けず、愛を貫くオメガバースが好きな人はぜひ読んでください!

0

泣けました

すごく丁寧にストーリーを書き上げてくださってありがとうございます。
泣けました。
私は1巻から最終話まで一気に読んだのに、最終巻で指輪を選んでいた幸せな様子が出てきた時、すごく昔のような気がして「あんな幸せを疑わなかった時期もあったのに」と思いました。雑誌掲載時期から追いかけていた人は、本当に感慨深かっただろうなと思います。泣きました。
宗近と奏も出てきたのも良かったです。あの作品のその後の2人を見ることができて。
宗近が「奏が作った弁当」って言ったのが「妻」に見えて、結婚したの⁈と思ったのは余談です。

結末は意外でした。
もしかして先生も遅発型アルファかと思ってたんです。実際先生も再検査を受けてたから、その可能性にかけてたんですよね。
番を作らずに生きていこうと決めた透の決意の固さ、愛の強さに涙。
ちゃんと自分の弱さに気付き、透と生きていくと決めた先生にも涙。
幸せになって良かった。普通のオメガくらいの発情期や体調の悪さはあるんだろうけど(それも大変だと思うけど)これからは、ちゃんと自分の気持ちを言葉にして「好き」と言いながら、幸せに暮らして欲しいですね。

1

良かったぁぁぁ

1~2巻読んでから少し時間が経っていたので、1巻から改めて一気読みしました。

再度読んでもやっぱり切ない通りこしてツラかった~(T_T)
3巻でもハピエン予想を裏切ってくるのかと思わせる展開に、心臓がギューーーッと痛くなる。。。
電子版で読んでたので、今読んでいる所が終盤なのか、まだまだ先があるのか予想できなくて、透が大学辞めて施設療養して完結しちゃう展開なのかとドキドキハラハラでした。

安里先生が覚悟決めて会いに来るまで色々しんどかったけど、最後は透が幸せそうに笑っていたので安心してまた泣けた。

頻繁に読み返すには途中がちょっとしんどいけど、何度も読みたくなる最終巻でした。

0

これを待ってたのよ

2巻の安里にかなり苛つかされたので、そんなに待たされること無く3巻が読めて良かったです。しかも凄いボリュームでした。

でも途中までやっぱり安里の独りよがりな考え方にイラッとして、透が可哀想で仕方がありませんでした。それでいて藤堂と一緒にいる時に嫉妬して、部屋に連れ込んで抱いておいてあの台詞…殴ってやりたくなりました!
透の気持ちが全然分かって無くて、後から現れたヤツの方が理解あるってどうよ!って思ってしまったんです。

一途に安里を思う透が選んだ道に、健気過ぎて涙が出ました。これが1巻の冒頭のシーンに繋がっていたんですね。漸く納得しました。

それにしても最後の大円満には、藤堂を始め木津や久住医師などのα達の働きが大きかったように思いました。

切なさ溢れて凄く好みなんですが、もうちょっと安里にも良いところを見せて欲しかったなと思ったので萌2です。

それと個人的に髪を切って欲しかった…。

0

無事、完結!

2巻までで、β×Ωのため、番になれないならお互いのために別れようと決意した2人。

まず、すごいボリューム!1、2巻と比べると3巻の厚さがすごい!完結への期待が高まります…!

お互いのためとは言いながらもやはり自分の気持ちに蓋をしまくった結果だから、安里にとってもう3巻の序盤で答えは出てるんですよ。「今日からΩになりました」のα木津くんに自分は次の相手を探せるのかと聞かれたとき。その直後透とお見合い相手のα藤堂と一緒にいるところを見たとき。

それでも手放すなんて、安里はバカだー!!!と、正直叫びましたが透の出した結論は安里の想像を超えていて…。そこで1巻の冒頭に戻るんですね。すごい構成でした。

α×Ωだと運命で片付けられても、βはそこに介入できない。そのもどかしさを3巻通して楽しませてもらえました。オメガバース、いろんなエピソードが出尽くしたと思っていても、奥が深いしまだ楽しむ余地はあるんだなと思えた作品です。

1

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