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一生一度の、恋をした。
描き下ろし率の高い一冊
◾︎泥っかぶりの枯れないばらを
◾︎あかるい家族計画
渋谷と吉沢、高校編の泥っかぶり〜も、大学生編のあかるい〜もセンチメンタルでハートフル。お互いだけを見ているようで、社会の中での置き場を探している感じ、もろづみ先生の「きっと夢見るヤマアラシ」もそうだったな。
◾︎マスクの下で微笑み
好きな職業忍者って笑
マスクフェチの高校生のお話…と思いきや結構仄暗いところに終着点があって。でもあとがきの作品紹介見る限り暗く読むことを狙ってない感じ?自分は暗くこねくり回したくなる。重く描こうと思えば激重にできそう。
◾︎だって男の子だもん
女の子との未遂がサラッと流されてるあたり、嫌いじゃない。嫌いじゃないけどこの2人別れそうだと軽率に思ったりしてしまう。そんなもんじゃん恋愛なんて。
おそらく狙ってる通りにあかるく読むと萌
暗く読むと萌2だけど多分そうじゃない
10年も前の作品なことに驚きつつ、同時収録もいくつかありますが、表題作が好きすぎるのでとりあえず表題作だけレビューを書こうと思います。同時収録のお話も結構モエでした。
タイトル通り、高校生だった二人が出会ってから家族になるお話です。今まで女の子と付き合っても長続きしない攻めのことを男の人が好きな男の子な受けが好きになって、攻めも好きになるってどういうことか悩んだり受けも同性を好きになることで色々悩んだり。
両思いになってからも、吉住は好きだから悩んですれ違っていたけど澁谷もほんとうに吉住くんの事が好きなんだなって、甘酸っぱい恋とあったかい愛。読んでいたらこんな満たされた気持ちになる。好き同士で二人で暮らしていて、不安になったりもするけどやっぱり好きだから一緒にいて……そんな二人が心のなかにずっと残っています。こんな二人の関係はやっぱり家族なんだろうと思います。
あとがきに、本棚の中でひっそりあって思い出した時に開いてくれたら……と書かれていましたが、なんかそんなかんじなんです。発売直後ではなかったけど数年前にこの本を読んでから、今でも時々無性に読みたくなるし、初めて読んだ時に感じたあたたかさが今でも思い出せます。好きなシーンがありすぎるんですけど、雨の中でキスとか寝ている澁谷に泣きながらキスしてるところとかとにかく泣いている吉住とか付き合ってることを澁谷が両親に言うところとか、ラストのおかえりのところとか。この絵柄とこのお話、本当にマッチしているなと思いました。あたたかくて優しい。何年たっても思い出して読み返しています。
私事ですが、まだ腐女子になったばかりというかそういう頃にこの本を読んだのですが、多分この本の影響でこういう恋だけじゃなくてもっとその先のことを考えるような、そんな作品が好きになりました。人を好きになることや一緒にいることについて考えさせられるような、それでもじんわり心にしみてくる素敵なお話です。
もろづみさん、とても好きな作家さんです。
絵はとても可愛いのですが、話が重い事が多いので気軽に読めないのです。
表題作も、そういう感じでした。
BL漫画で恋をしてると自覚してうきうきしてる感じがないのです。リアルで恋愛ってそんな気がします。自覚していなかったり、成就していない頃の方が楽しいのですよね。楽しい面だけ見て、泥は被らないから。
どの著作もそうなのですが、もろづみ作品はBLというよりゲイという言葉の方が似合う気がします。あまりファンタジー要素がないという意味で。
だからこそ上滑りでない分、心に深く響くのかも。
同性を好きになったら誰しもがぶつかるであろう壁にぶつかりながら、二人は上手くやっていけるのだという結末で。
吉住くんが本当、愛おしい。
最初はもだもだしていた渋谷くんも格好良かった。
あと、これはBLじゃないんじゃないかしら?という航空士の話が入っておりますが、これも可愛くて好きです。オチがたまらない(笑)これは斬新ですね!
表題作のシリーズはラスト、ジンときました。
いいお話ですね~^-^
この作家さんのお話はまだこの本しか読んだことないんですが、雰囲気は独特のものがあると思います。
表題作シリーズと「マスクの下で微笑」のみなら評価は萌x2にすると思うんですが、後半のお話の絵柄と手書きの台詞がとても読みにくくて、全体的な評価は萌にしました。
ストーリーは好き系のお話なんですが・・・ちょっと読みにくいのが残念です。
でもこれからが楽しみな作家さんだとは思います。
変なたとえだと思うけど、パスタに味噌汁を付け合せたようなテイストの本だね・・・。
前半分の表題作はまさに「恋の病」と言っていいようなかかり方をした二人が「男同士付き合う」というBLでは簡単だけども実際には結構難しい問題に取り組んでいく、恋愛そして新しい家族作りの物語。
(実際、親にカミングアウトとかマジ無理ゲーですからねぇ・・・。)
女性だったらよかったのに、とか子供がうめないからという当たり前の残念さは本当は残酷なんだよね。
その中でのこの話の「親が泣いても一緒にいたい」レベルのハッピーエンドの形は現実的な理想形だと思うし、それでもただいまおかえりがいる関係っていいなと思う。
・・・と感慨深くさせといて
後半に出てくるストーリーの題材がフェチだったり浣腸だったり背後霊によるブサイク女装だったり、相当な色物ぞろい。
お互い寄り道して買ってくるのが「イチジク浣腸」まぁ現実的ではあるんだけど・・・ね。
しかも前半の漫画で比較的美人さんな二人だったのに一気に上がるブサイク率w
まるで2冊の本を読んでいるかのような急激な画風転換に思いました。びっくりです。
好きか嫌いか、でいうと・・・うーむ。中立に限りなく近い萌、ですかねぇ