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これが最後の恋の話

kore ga saigo no koi no hanashi

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表題作これが最後の恋の話

浅海
大学生
鈴隼人
工学部、三年

同時収録作品四月一日、ほどけた世界

綿貫安吾
大学1年
亘理那央
大学1年

その他の収録作品

  • 最初で最後の恋だと思う (これが最後の恋の話のその後、描き下ろし)

あらすじ

悲恋に終わった恋人と結ばれるため転生を繰り返す浅海。疲れ果てビルから飛び降りようとしたところを鈴すずに助けられる。恋人探しを手伝うと言う鈴と共に過ごすうちに……!? 計2篇を収録。

作品情報

作品名
これが最後の恋の話
著者
南々子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403668265
4.2

(51)

(28)

萌々

(10)

(10)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
9
得点
212
評価数
51
平均
4.2 / 5
神率
54.9%

レビュー投稿数9

ちょっぴり不思議な大学生の恋物語。

短い二つの物語が収録されています。

一話目は、恋人と再会するために何度も転生を繰り返すことに疲れた男と、彼が自ら命を断とうとしている所に居合わせた映研部の男の話。

受けが可愛いなりをしていても内面は男前というギャップが良かったです。

二話目は一話目と同一世界線上というか、同じ大学が舞台。とある風景の記憶で繋がる二人の話。

全体的に絵が綺麗ですが、とくにこの話の攻め・綿貫はとても顔がいいです。360°どこから見ても美しくてため息が出ました。


二つのお話の両方とも、そんなに難しい話ではなくて、カプの会話やふれあいがほんわかと暖かく、癒されました。

1

絵が好き

2つのカップルのお話が入っています。

最初は標題作。運命の恋人に再会するために転生を繰り返す浅海。彼が自殺して転生しようとするところを、鈴が止める。
鈴は転生オタクで映画サークルのリーダー。細かいことは気にしない明るい子で、困った人を放っておけないタイプ。
思い詰めていた浅海を、天性の明るさでだんだんとほぐしていく、そんなストーリーでした。
攻めが大柄イケメンで絵が好みです。

もう1つは、夢に何度も出てくる風景そのままのジャンパーを着た前の席の同級生が気になって。。
という、こちらもちょっとファンタジーが入ったお話。
二人は同級生で、あまり誰かとつるまない寡黙な攻めと、明るい受けというカップルは同時収録作と似ているかも。

もう少しお互いが惹かれ合う理由みたいなものが描かれると良かったかなと想いますが、どちらも爽やかな作品でよかったです。

1

最後の恋、、

タイトルとキレイな表紙で勝手に想像したストーリーとは全く違いましたが、好きなおはなしでした。
2つのおはなしが入ってますがそれぞれじっくり読みたいです。同じ大学なので、このまま続きを描いてくださらないかなぁ。
作者さんも「描ききれなかったエピソード」を紹介してくださってますし、ぜひまたこの4人のお話しをお願いします。

1

運命をこえて

探し求める運命の相手との幸せを求めて転生を繰り返しているけれど、巡り会えないままでいることも増えそんな日々に疲れ果ててしまった朝海。
その人生を終わらせようとしたところを救ってくれた鈴と共に朝海が転生する理由となっている相手を探すうち、また新たな気持ちが芽生えていくという展開でした。

二千年も転生し続けてきて、その相手との縁はもう無いことが分かったら。絶望して死んでしまいたいと考えるのも無理はないなと思います。
そんな朝海の心を鈴の真っ直ぐな眼差しが救ってくれたことで"運命"に囚われることのないまた新たな道が拓けていくのが素敵でした。

目的へ向かって淡々と進んでいきながらもその時々で印象的なシーンがあり、ふたりの気持ちもきちんと伝わってくるのが良かったなと思います。

同時収録の作品もすごく面白かったです。
安吾のキャラ的に「もしかして朝海の運命の相手なのでは…?!」と思ったりもしましたが、それは深読みしすぎでした(笑)
それぞれあまり接点はありませんでしたが二組のカップルとも、これからも幸せでいてほしいなと思いました。

1

転生はいつまで続くのか

転生ってドラマティックで素敵です。生まれ変わっても出会って恋をしたい。
でも、それが何回も続くと、次第に愛情が薄れる可能性もありますよね。
どちらかが、もう生まれ変わっても会いたくないと思ったら・・・

今回は理由はわかりませんが、転生しても恋人が表れない話でした。
会えないことに絶望して死のうと思うくらい。
まあ、それで鈴と出会うんですが、浅海は初めて「恋人」以外に興味を持ったんじゃないかな。今までは恋人を探して恋をする、ということに目的に置きすぎて他の人には目を向けなかったのかも。大学の人達も浅海に興味を持ってたけど、話しかけずらい雰囲気だったみたいですし。

浅海は「転生」に縛られていたんですね。ようやくその呪いから解き放たれたようです。鈴とは生まれ変わっても、ということなく、今世で後悔ないよう精いっぱい楽しんでほしいです。

綿貫と亘理の恋人も良かったですね。
なんとなく大きな障害もなく、すんなりと話が終わっていったので、作者さん的にはいろいろ書きたかったエピソードを端折ったのかなと思いました。
障害なくても、2人が相手を「尊敬できる人」として大切に思い合っているのが伝わってきます。自分が出来ないことをすんなりとやってしまう。尊敬するし、そんな人が自分の恋人かと思うと誇らしくなりますよね。
お互いが正反対な感じなので、余計に惹かれ合うのかな。

まだ、大学1年生。これからいろいろ起きそうです。楽しみです。

鈴たちと亘理たち、同じ大学同じサークルなので、この四人のその後の話が読みたいですね。
とても心が温まる作品でした。

1

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