• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作僕のあしなが王子様

九条雅孝/翻訳家 征也の父の教え子
川原征也/高校生 父を亡くし雅孝の世話になる

あらすじ

父親の教え子というハンサムで紳士的な翻訳家・九条雅孝と閑静な洋館で暮らすことになった高校生の征也。
雅孝は身寄りのない征也の全てを援助し、溺れるような愛情で甘やかしてくれる。
その綿菓子のような甘い生活や、優しく頬を撫でる手のひらに、いつしか征也はそれ以上のものを求めてしまっていて…!?恋してはいけない人。
雅孝との大切な日々を守るには、この想いは隠し通さなければ―。
必死で恋心を抑えていたある日、二人を引き裂くある秘密が判明してしまい…。

作品情報

作品名
僕のあしなが王子様
著者
河合ゆりえ 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044530013
2

(3)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
4
評価数
3
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

BLドリ~ム★

先にスピンオフの「俺の愛しい王子様」を読んで、
この作品にも登場するであろう修司と薫目当てに買ったのですが、
この作品自体に思いのほか萌えましたww
イケメンあしながお兄さんと恋に落ちる薄幸の身寄りのない美少年。
どこにそんな萌えたのかと言えば、10才以上年上の攻が受に対して
敬語使ってることと、幼かった受が後半は成長して攻をそっと後押し
出来るぐらいに成長するとこですね。
ありえないぐらいの甘々なセリフと行動のオンパレードな攻が
受のことがかわいくて仕方なくて猫かわいがりして、
どこまで低姿勢!?ってぐらいにかいがいしく尽くしまくる。

三者面談では予想外の雅孝の登場にざわめく同級生達。
そりゃ、若くて超イケメンですからお母さん達も大騒ぎww
遅刻しそうな朝はBMで学校まで送ってもらい、
さらにはマッサージのサービスまでしてもらう...
一昔前の少女漫画のシンデレラストーリーのようで、話の先が見え見え
だったりするんですが、ここまでドリームやり尽くしてくれると
ある意味世界に入り込めて、萌えたのかな?

で、修司&薫と征也の関係ですが、征也のバイト先が修司のお店です。
修司は「僕の愛しい~」の時に比べるとかなりの天然っぷり発揮。
ラストでは夫婦のような2人の関係に、数週間ぶりにキュンキュンwww
さらにはカフェをたたみ、薫を追いかけアメリカへ。
この2人の大人な関係はやっぱり好きです♪

あと、征也の友達の真理と公一。
この2人は明らかにBL臭がプンプンにおってくる~ww
明神さんのイラストが受・攻明白に描いてくれてるので、
スピンオフなんかも読んでみたいな♪
かわいいけど気の強い真理の方がやっぱり受だなぁ~

薫が登場してからの後半のストーリーは前半に比べてハイペース。
やっと話が動き出します。
征也は、「雅孝を解放してやってくれ」と薫に言われたことにより、
現実から逃げてばかりいて、征也にかかりきりの雅孝を
つきはなすことを決意する。
そのおかげでやっと2人の想いは通じ合い、現実に向き合うため2人は
離れて過ごすことに...
そして、2年の月日が流れ2人は再会し、会社を安定させた雅孝と
征也は改めて恋人同士としての生活をスタートさせます。

初めから最後までドリーム満載のこれでもかストーリーなので、
好き嫌いは別れるかもしれませんが、私はラストまで楽しく読めました。
久しぶりに乙女モードも読んでもいいかな?って時にどうぞ★

1

年の差シチュだけではなく…

九条雅孝(翻訳家 征也の父の教え子)× 川原征也(高校生 父を亡くし雅孝の世話になる)

父を亡くし一人になってしまった征也は、父の教え子だという雅孝に引き取られることになります。征也に対して過保護と思えるほどのマメさで面倒を見ている雅孝ですが、征也は雅孝に世話になっている事を感謝しつつ、それ以上の気持ちも抱いています。雅孝に関わる女性の存在により、すれ違うかと思われた二人の距離は逆に縮まるのですが、雅孝があるグループ企業の御曹司だということが分かり、二人は別れる事になってしまいます。

前半は大人×高校生という年の差シチュエーションがメインになっていて、雅孝が恩師の息子であるという征也の面倒を見ているのですが、これが過保護で甘々です。高校生の征也が大人で優しい雅孝に恋しちゃうのも無理ないな…という感じでした。年の差を乗り越えて…という流れなのかな!?と思いきや、翻訳家だと思っていた雅孝が実は大企業の社長の息子だった!という身分違いシチュエーションが加わってきて、雰囲気は一気に切ないものになります。

前半の雰囲気があまり好みではなかったので、後半の展開でちょっと緊張感が生まれたのは良かったです。守られているだけだった征也が、逆に雅孝を諭すようなシーンもあり成長を感じられたのも頼もしかったです(逆に雅孝がヘタレ気味になりましたが…)。でもキャラが私の好みではなく微妙にハマれなかったという事で、あまり思い入れを感じることが出来ず萌えるまでは行きませんでした。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP