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富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部 ファンキー・モンキー・ギャングS

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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部 ファンキー・モンキー・ギャングS

桐ノ院圭(M響サブコン)
守村悠季(サフランでバイト中)

その他の収録作品

  • 夢の翼
  • 蛙の王様

あらすじ

天才指揮者・圭と無骨なコンサートマスター悠季の愛の巣に闖入者が…。そいつはとんでもない問題児! 二人の愛の巣、危うし! 大人気シリーズ絶好調。

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部 ファンキー・モンキー・ギャングS
著者
秋月こお 
イラスト
西炯子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784044346119
4.4

(7)

(4)

萌々

(2)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
31
評価数
7
平均
4.4 / 5
神率
57.1%

レビュー投稿数2

DT遠藤がかわいい・・・

このお話大好きなんですよね。圭の嫉妬が(笑)
富士見二丁目交響楽団シリーズ第2部第3巻です。
悠季24歳・圭23歳交際7カ月目
『夢の翼』
5月12日小田弦道さんと初対面。弓の制作依頼。
モーツアルトで<和製クリーブランド構想・専用練習場のため圭と悠季によるリサイタルが必要=コンクールの賞取り方針・土地確保のため小夜子と取引=パ・ド・ドゥ>の話を石田さんをまじえて行う。
悠季、石田さんが二人の仲を知っていること、団員も知ってる人は知らないふりをしてくれていることを知る(笑)
悠季日コン出場を決め、毎晩1時~2時まで練習開始

『ファンキー・モンキー・ギャングS』
5月31日遠藤を新宿で拾う。
6月1日キッチンにあった金を遠藤がくすねる。圭が叱る。
遠藤の前で「同じベットで寝ないと犯す」発言により悠季圭と眠る。(ディープキスしかしてないけど)
気配をうかがって眠れなかった青少年遠藤がかわいくて気の毒でたまらない。ここ好き。
6月3日ソラと遠藤取っ組み合いの喧嘩、アマーティの写しを冷蔵庫に入れられ悠季キレる。圭、遠藤との同居に我慢ならず遠藤の前で悠季が喘ぎ声を漏らすほどのキス。(ここが好き。本当。遠藤DTかわいい・・・)

『蛙の王様』
圭と生島さんの出会い、生島さんがクラシックに目覚めたお話。

いやぁ、この本はとにかく遠藤DTの前での容赦ないラブっぷりを見せつけたがる圭の独占欲ですよね。数多くのフジミの中で5本の指に入る再読率の高い本です。

<褥状況>
・思いついたら突撃ブルドーザーの圭を「かわいい」発言し百回もの「許して」をいわされる羽目に。
・遠藤を拾った謝罪Hのはずが、6階の部屋を遠藤に占拠され7階で圭・悠季・生島・ソラで寝ることに。4人同じ部屋なのになにかいたされたようです。

0

彼らの野望

シリーズ第2部の3冊目。通しで7冊目になります。

《出版社あらすじ》
かつて悠季が音楽教師の職を追われる原因をつくった教え子で、超問題児の遠藤君。家出中の彼と街中でバッタリ再会してしまった悠季は、成り行きから、自分と天才指揮者・圭の同棲するマンションに彼をひきとるはめに。当然、一騒動が起きて…(表題作)。その他、N・Yでの圭とピアニスト生島の衝撃的な出会いを描いた番外編など、3編を収録。

収録作
・夢の翼
・ファンキー・モンキー・ギャングS
・蛙の王様

「夢の翼」は、悠季と圭にとって一つのエポックとなる話で、圭なしでは生きていけなくなっている悠季が、音楽家である圭にとって今の自分では不足であることを悟り、超一流のプロ演奏家になることを決意します。圭はコンクール制覇の野望を語ります。それから、圭がフジミ専用練習場建設を提案し、その土地確保の絡みで彼の妹の小夜子が所属するバレエ団との共演の話が出てきます。また、悠季は小田弦道さんに弓を作ってもらうことになります。

「ファンキー・モンキー・ギャングS」は、悠季が人生転落途中の遠藤(小早川学園の教え子・15歳)を連れ帰ったことで大騒動になる話です。居候の遠藤くんは、同い年のソラくんと大喧嘩したり悠季のバイオリンを冷蔵庫に入れてブチ切れたに悠季に殴られたりします。けれど、ソラくんの生い立ちを知ることで自分の甘えに気付き始めます。遠藤くんに振り回される悠季を圭と高嶺が非常に上手くフォローしてくれます。最後には、遠藤くんは家に帰りフジミに参加します。今更ながらソラくんの生い立ちには涙腺が緩みました。

「蛙の王様」は圭と高嶺の出会いの話で、衝撃的で面白いです。圭14歳、高嶺16歳の時に2人はNYのハーレムで出会います。圭は高嶺のパンチを食らって失神し、高嶺の住むアパートに運びこまれます。そこでマム・マリアの愛に包まれて過ごす数日間で年相応の表情を見せる圭が可愛らしくて印象的です。そして高嶺は圭のおかげでクラッシック音楽を知ります。なお、圭と高嶺は、欠けている心を音楽で塞いでいる者同士であり一生のマブダチでありライバルでもあります。ちなみに、この頃に圭がNYにいた経緯は「圭、その人に会う」(フジミ・ソルフェージュ』収録)の冒頭に書かれています。

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